トロプリ感想

トロプリ1話・2話感想

天気 曇り

前作ヒープリの恩恵を受けて、すっかりプリキュアにハマってしまい?とうとう

トロプリ感想という範疇を追加することになった


1話目では主人公まなつの底抜けに明るさが目立ちます、父が離島で、母が水族館で

都内にて仕事を担っている、まさかこの単身赴任が後々になにか響いて来るのか?

とかも考えてしまう


ローラとの運命的な出会いですが、ローラはかなり高飛車な性格のようで女王に

なることが夢である

それは2話でも改めて語られていることですし、1話終盤では私のもとで

働いてもらうとかまさかプリキュアという作品でこんな文言を聞けるとは


それでもこれまで人間とよんでいたのを「まなつ」と呼んでいるのですから

ともにやっていくということはある程度できているようです


って思ったら早速2話目で喧嘩回、プリキュアだと恒例らしいですね、まぁまなつは

普通の中学生ですから、部活に勉強にと励みたいのはわかります、ましてあれだけ

楽しみにしている描写があり、さんごともともに部活について話し合っているのですから

尚更です


それでも…それでも楽しみにしていたはずの部活説明会に身が入らない、ローラと

喧嘩したことが気になって仕方ない


そしてローラの危機にまなつが舞い戻ってきた、理由を訊ねられ、ずっと友達でいたい

という純粋な答え、部活や勉強も大事だけど、一度仲良くなった友達を

大切にしたい、あんな別れ方が嫌だと決め、プリキュアとしてもやっていくことを

決意します、1話も2話も顔など中心にギャグ路線が目立つトロプリですが

この2話で、まなつのそうした「できた友達との縁を大切にする」というものが

垣間見えます、これは1話で父と台詞が重なった「今一番大事だと思うことをやる」

ことにも触れられている、ローラとともに触れ合った時間、それを守る・大切にする

それが一番大事である、そのために率先して行っています


これがおそらくこのトロプリの大きな題目でもあるのでしょう、というのも敵側は

「かったるい」など後回しにする台詞や描写が既に2話の時点でいくつか

散りばめられています、次回以降新たなプリキュアが誕生しそうですが

この信念がプリキュア同士を助け合う鍵にもなりそうですね。


トロプリ第3話「自分を信じて! キュートいっぱい!キュアコーラル!」

天気 晴れ
あらすじ
さんごは二人目のプリキュア、キュアコーラルになるとともに、自分の好きをシンジられる
ようになった

感想
今回の主役はさんご、紫色の髪色で、実家がコスメショップということもあってか
おしゃれ好き、プリキュアという作品上こうしたキャラはおそらく毎作登場するのでしょう
そもそもこの年代なら、そうしたおしゃれに興味を持ちはじめ、今回描かれたように
ショッピングを楽しむという展開は、そう不思議ではありません(自分が中学だった時代は
そんなことそもそもできなかったけど)

まなつのとびっきりの明るさと周りを引っ張るくらいのぐいぐい突っ走るキャラ、前作の
のどかとはまたガラリと雰囲気変わりましたが、作品も違うわけですし、むしろこれくらい
変動してくれてよかったくらいです、自分の母が勤める水族館を友達とともに訪れ、好きな
動物を夫々が話す仲、ダイオウグソクムシが好きだと話すさんご、母が勤めているのですから
どんな魚も好きだと話すならともかく、その中からあえてダイオウグソクムシが好きという
この意表、ただこれはさんごが自分の好きを発表できないことへの伏線でした

さんごはそんなまなつを素晴らしいと感じます、自分が幼稚園の頃、球根を植えていたが
自分は紫が好きなので、それを選んだが紫を選択したのは自分だけで、それの引き目を
感じたという

その話をボトルの中で聞いていたローラは思わず飛び出してしまい、自分の好きを
シンジられなくてどうするの?と叱咤激励します

さんごがプリキュアになれた要員に、もちろんまなつが関わっているのは間違いないですが
さんごがそう叱咤激励された上に、当たり前のように自分を信じているローラの姿に
背中押されたのでしょう、こうした高飛車なキャラとおしとやかなキャラは一見
相性がそぐわないように思われますが、さんごの場合かえって自分を奮いたたせる
きっかけにもなったとのが一つの見所でしょう、プリキュアという作品上、互いを
励ます演出はこれからもなされそうですが、その過程も楽しめそうです

その上さんごの良点も大きく背中を押しました、彼女は自分の味わいたかったソフトクリームを
手放してでも、小さな子に差し上げる優しさを持っています
「にげない」と決めたことの、二人を守り、そして自分を好きになりたいという思いが重なった
ことに他なりません、彼女がコーラルとしてプリキュアになり防御系の技として
誕生したのも、そうした彼女の優しさ、何かを守るという意思が備わったのかもしれません

巻末には自分の好きを伝えたさんご、これからも楽しみです。

トロプリ第4話 「はじけるキュアパパイア! これが私の物語!」

天気 晴れ



あらすじ

2年生の一之瀬みのりが3人目のプリキュア「キュアパパイア」となった



感想

未だに部活が決められないまなつ、いっそのこと新作すれば?とかプリキュアの部活は?

と提案していくローラ、そこでまなつがそもそもプリキュアとは何か?人魚とは

何か?これを調べるために図書室に訪れます、ローラのことを大切に思っていることは

第2話でも描写されましたが、わざわざ図書室にまできて調べるとは、やるとなったら

とことんやるようですね


ここで出会ったのが、人魚姫の書籍を持っていたみのり、上級生に対しても遠慮する

ことなくぐいぐいやっていけるまなつがとてもいいノリしています、別け隔てなく

誰とでも仲良くなっていける能力を持っています、しかもそうしたノリが強いのに

加え、みのりが不安になっているときにはトロピカル魔法を伝える一方

みのりが記した小説を勝手に読んだことは自分が悪くないにもかかわらず、謝罪もできる

など、傍若無人どころか相手を思いやる気持ちも、持ち合わせ、尚且その小説が

面白かったと認めます


みのりの過去は台詞としてこそ描写されませんでしたが、恐らく過去に自分が記した

物語を否定され、それ以降自分の書いていることに自信をなくし、影を落として

いたのでしょう、その影という、暗さを持っているというところを描写でも

丁寧に描かれます、図書室でも、ローラが判明した池でも、まなつがトロピカル魔法を

伝えたときも、そしてローラがみのりを叱咤激励するときも、全てみのりは

暗い影の部分にて、対象者が光の部分にいます、その事件以降、みのりが

自分が一歩を踏み出せないことを光と影で具現化するとは、なんと美しい描写

でしょうか?


ふと気がついたのは前作ヒープリの第4話です、この時もニャトランが光の部分に

ひなたが影の部分にいました、この4話の時点でも、ひなたがまた怒られるかも

自分は大したことないと、自信がない描写が見られ、ニャトランも恐らくそのことに

気がついていたのでしょう、それでも自分を救い出し、秘密を厳守するなど

ひなたには良いところも持っている、このひなたに光を与えたい、プリキュアとして

ともに歩んでいけそう、そうニャトランが感じましたし、ひなたも2人を助けたいと

影の部分からニャトランがいる光の部分へと歩みました


トロプリ第4話も同じです、ローラがみのりに発破をかけます、前作のように人を

傷つけない優しい振り方とは違いますが、前回のさんごのときといい、ローラのような

高飛車な性格で、却ってその人が自分を奮いたたせるきっかけを作れる設定もまた

良いですね、しかも発破をかけることは前回と同じながら、この光と影を活用した

魅せ方に加えて、自分じゃ何もできないと決めつけているけど、やってみればどうか?

いないはずの人魚が自分がいるとしただけでなく、ここでまなつの例を出すのが

ツボでした、まなつがいないところで、彼女が面白いと認めていたことを

伝えます、自信をなくしていたあの小説をみとめてくれている人がいた

あのまなつは上級生の自分に対しても踏み出して進んでいた、勇気を出して

一歩を踏み出せば変わると、ローラもまたまなつと暮らすことで変化した、そして

それを機に変われた、だからみのりも踏み出せば変わることを伝えます、そして

「その脚はなんのためについているの?」と訊ねます、そう人魚ですから脚がありません

その脚のないローラが言うわけですから、これは説得力ありまくりです


2人を助けたい、だから一歩を踏み出す、ローラの言葉で踏み出したみのりは

キュアパパイアとして変身、ビーム攻撃もさることながら「ビクトリー」の顔

これができるのもトロプリらしさだとは感じますが、変身前との変貌ぶりが凄まじい

メガネを外しての展開に、パパイア攻撃にと楽しませてくれます


一歩踏み出した気分を訊ねられ「いい気分」と示した、みのりこれからの彼女もまた

楽しみです
パパイアの変身における変貌ぶりもですが、ローラが女王になりたいと夢を持ち
高飛車からくる身勝手も多少見えてくるかと思われたのですが、ふたをあければ
的確に相手の躓いている視点を指摘し、尻を叩いて踏み出すことをします
そう「人魚」が人の足と書いて漢字が成立する「促す」をやっている、この変貌ぶりも
トロピカっていて素晴らしいです


トロプリ第5話「先輩参上! 燃えろ!キュアフラミンゴ!」

天気 晴れ
あすか先輩が4人目のプリキュアであるキュアフラミンゴになった

感想
あすか先輩の凛々しさが熱情という名のごとく煌めいた1話でした、冒頭にまなつの
ピンチに救出したところから既にアクセル全開模様、チンピラ演出もそうですが、昔に放送
されていたスケバン刑事雰囲気です(言ってることが古い)
理不尽なことを許さず、面倒見のいいあすか先輩、まなつやローラが憧れるのも
無理はありません、ローラのプリキュア誘いがやや強引気味なので断るのならまだしも
どうも仲間を作ることに距離を置きがちな彼女、プリキュアになる直前も自分が決めたことだと
承諾します

それは途中似登場した生徒会長の白鳥がなにか関係してきそうです、前作のヒープリではあまり
根強く描写されなかった学校関係のお話が今作では色濃く描写されます、学校関係のトラブルや
出来事も後々大きく関わってくるだけに、今作この学校関係のお話も楽しみにしたいです

変身バンクのあすか先輩がなんとお美しい、そして勇ましい、ビクトリー顔も
それぞれ違っていて面白いです

仲間をもう一度信じてみる、テニスコートを覗いていた描写といい、今後このあすか先輩もまた
まなつたちと触れ合っていくなかで変化をもたらしそうですね
自分の好きをしんじられなかったさんご・勇気を持って一歩踏み出せなかったみのり先輩
ギャグ路線多めのトロプリではあるものの、夫々が何かを抱えていて、交流を
することで、化学反応がおきているだけに、油断大敵なアニメになってきました

またあすか先輩が中心の今回でしたが、みのり先輩はゴミ捨ての際にわかりやすい
図表を作成します、小説を書いていましたし、人魚姫の話における要約力も
見られました、こうした理路整然力は長けているようで、今後これが活かされるかも
しれません

さんごは最後の荷物を運ぶ際に、あすか先輩に丁寧にお辞儀をしました
部活の有無にかかわらず、中学生ともなると上級生がこうした手伝いをもらったら
お礼を言える年齢には達しているものの、誰よりも率先して、しかも丁寧な
お辞儀もしているなど、とても礼儀正しいです、母がコスメ店で働いている
客商売だからという恩恵もありそうですが、こうした振る舞いを自然に
できることもまた立派な能力でしょう

まなつの元気ぶり健在や、トレンド入りもしたペギタンを思わせる置物など
楽しい回でした

トロプリ感想 第6話「今はじまる! その名は、トロピカる部!」

天気 曇のち雨
まなつの始動により部活の内容を決めるが、うまく噛み合わない、紙にアンケートを書くも
名前書いているのと対して変わらない事柄も発生、更には生徒会長から許可も下りないなど
難航する。この中で前回の部室を綺麗にする方法同様、みのり先輩が理路整然し、何曜日に
何をするかを提案する、こうした能力は彼女の大きな長所、今後これが大きく活かされる
ことを期待したいです

ローラの女王気分は前回あすか先輩加入時のときにも見られますが、今回は部活内容で
それが余計に顕著になります、ローラが抱いていることですから、周囲もある程度理解は
示しているものの、少々不安要素も残るところ、それをより思わせるのが敵幹部
かなりわきあいあいとしています、お茶を差し出したことくらいでお礼をいうくらいですから
なかなかいい関係になっています、それだけに実はローラに試練がまっているという
ということがあっても不思議ではありません

前回ペギタンがトレンドになるほどの置物、だがまさか今回もそれが取り上げられ、剰え
卒業生の大事なものとなり、襲撃までしてくるとは、これにより2週間連続ペギタンが
トレンド入り(ヒープリ終わっているはずなのに)するまさかの光景です

今回の話で要となるのはまなつがその置物を取り戻しにまい進するところでしょう
なぜなら、部活の締め切りが迫っているからです、その置物を捜索するということは
締切に間に合わない、その危険をしてでも「今一番大事なことをやる」
これは1話でも用いられ、恐らく今作における彼女の礎言葉となるでしょう

初の4人変身と颯爽とした戦闘後に、卒業生の後押しもあり生徒会長は部活を認めることに
なります、まなつのあの決断は、今回たまたま卒業生という助けがあったから
よかったもののかなり危険と隣り合わせです、しかもそれはさんごたちにも
迷惑をかけかねません、彼女の武器が却って仇になる描写が今後描かれるのか?
それとも武器となって今後も活かされるのか今のところ不明です
それでもまるで「まなつらしいな」とでも言っているように周囲が彼女の選択に理解し
お互いに協力した演出は見事です、学年も違い、趣味もバラバラな彼女たち
今後喧嘩回やトラブル回もあるかもしれませんが、夫々の長所もここまであったこと
ですし、それをおもしろおかしく描写してくれるでしょう。

トロプリ第8話感想 「初めての部活! お弁当でトロピカっちゃえ!」

天気 曇り


あらすじ

まなつのお弁当がごはん二重になっており、あすか先輩の話をきっかけに部活として

お弁当作りを行った


感想

楽しさもりもり・ギャグ全開のトロプリがとてつもなく真面目なお話、それどころか

人によって解釈も変化し、社会情勢に一入踏み込む恐ろしい回です、相変わらず油断ならない

トロプリです


冒頭は早朝まなつの自宅から始まります、母が自分の分とまなつの分のお弁当を東奔西走しながら

作り込みます、どうやら母が勤める水族館に「ウチワフグ」と呼ばれる深海魚が

訪れるので、その対応をするそうです


4時間目が終わり昼食の時間、まなつはさんごとみのりん先輩・あすか先輩を呼んで

共に食事をすることを提案します、まずこの時点でまなつの手腕が磨かれています

中学1年生という位置からして、先輩の教室に躊躇することなく入ること自体億劫のはず

それをこうしてやり遂げられるのも、主人公プリキュアたる所以ですし、トロピカル部を

設立できるということでしょう


ところが母が東奔西走故に米とおかずを間違えて持参したため、まなつは上下ともにご飯に

なってしまった、そこで3人からおかずを授かります、さんごはおしゃれ好きがお弁当にも

反映されていて、花形ウィンナーを制作、それに力を注ぎすぎて他のを作れなかった

そうだが、この能力も後々活かされるかもしれません、みのりん先輩ですが

味がしない、まなつも思わず驚くほどだ、投入したのはモロヘイヤと納豆とマグロの目玉に

タマゴの殻というまさかの展開、ここ数話彼女の素晴らしい能力が垣間見えていたのですが

ここで弱点も出てきます、ミキサーを用意し、本を片手にしていました、読解力に

要約力・理路整然能力に長けていることからすれば、本通りにすれば、ある程度は

できそうなはずですが、恐らく殆ど料理をしたことがないのでしょう、だからマグロの

骨は自宅で摂取する際に除外するので、お弁当に入れないにしても、目玉までは

わからないし、記載もされていないのでしょう、殻も同様でしょうし、タマゴの割り方も

掲載されていないゆえに、あのような持ち方だったのかもしれません


優秀なのがあすか先輩です、味が非常に優れていました、家族でお弁当作りなどを分担

父と兄とで住んでいるようで、日常生活描写が多い今作であれば、この家族について

触れられても不思議ではないでしょう

まなつはあすか先輩の素晴らしさにときめき、部活としてお弁当作りを提案、強く彼女が

願うためあすか先輩も渋々受諾します


渋々ながらも、いざやるとかなり本格的且つ懇切丁寧です、この辺りあすか先輩の性格も

表れているでしょう、今回制作するのがくるるん弁当、表までかなり本格的で

これをみたお子さんが、作って欲しいって依頼するかもよ?って思うくらいに

するとツイッター上では続々とくるるん弁当の写真が、制作された方の尽力には

頭が下がります


お弁当作りは4人で分担しても、なかなか大変、ましてやこれを一人で複数人分も

作っているので、あすか先輩は大変なのでは?まなつはそう訊ねます、すると

「家族に元気になってもらいたいから頑張れる」と伝えます、家族がチームであり

お互い助け合っていく、彼女とてまだ中学3年、当然助けられることも多いはずです

それでも、お弁当作りを自分が担うことで、家族への感謝と、それによって

奮闘できる、あすか先輩の語る台詞が実に素晴らしいのですが、ここで驚いては

いけなかった、まなつはここまでの行程に迷いを生じます、普段明るい彼女が

めったに見せない光景です、母もこんなに苦労していたのか?その大変さを

咀嚼します、こんな素直さも彼女の魅力です、ガンガン押せ押せだけでなく

配慮や、こうした純粋な心も持ち合わせています、そもそも今回の部活は

母が楽になるようにとはじめたものですが、いざやってみると予想以上に困難

自分が実体験したことで分かる大変さ・ありがたみをひしひしと彼女も痛感


この姿にあすか先輩も察知

「気軽に作るといい、余った晩御飯を詰めても良いし、冷凍食品だって美味しい」

ここ数年では学校で食育についても学ぶ機会があるそうですが、なんとなく自分たちも

学んでいる気がしてきました、この台詞における要は二件


一軒目はまなつの負担軽減です、あすか先輩からすればまなつがあのように気が沈む

ことは珍しいことは知っているはずですし、今回の部活きっかけも彼女でした

この負担が彼女の重荷になってはならない、気軽に初めて、いけばまなつも持続が

できる、彼女がトロピカリたいのであれば、今必要なのはその重荷を軽減するための

声かけ、気軽にしてやればいいことを伝えることで、配慮が行き届いています


二軒目は冷凍食品を活用することを容認している件です、あすか先輩の弁当が優れていて

まなつからすればあれほどのものを作らなければならないかも?と認識するかもしれません

これはまなつだけに限ることはありません、制作する異常豪華で、完璧でなければ

手軽さをしてはならない、そうした先入観・思い込みを崩してくれる台詞です

これは料理研究家の土井善晴さんが仰っていたことですが、なにも一汁三菜に

拘る必要はなく、一汁一菜でも構わない、夫々の家庭事情もあるので、手軽さを

求めることは決して恥ではないと、それを日曜日の朝番組として取り上げていて

見ているお子さんが学ぶ機会になりそうです


お弁当が出来上がり、いざ食事となった途端にヤラネーダが登場、戦闘に入りますが

空腹のため力が入らない、キュアコーラルの防御だけでなく、やる気全開の

キュアフラミンゴまでもが空腹で力が発揮できません、少し前の桜川先生の描写

「よく食べて、よく寝るトロピカル~ジュプリキュア」という変化口上

そして戦闘中に食事をするという前代未聞も展開、今作だらこそできる展開でもあると

共に、食育や固定概念の学びを無理強いすることなく、あくまでも物語の中に

自然と溶け込まれているように描写されています、ギャグを前面に押し出し

お弁当に準えるなら、塩をひとつまみ淹れるような感覚で、加減を絶妙に調整し

大切なこともまなつたちが学んでいく、視聴者にも届くよう制作されています


作ってくれた人の優しい気持ちを感じたときが、一番美味しい、それに気付かされた

まなつは自分と母の分夕食を手掛け、お弁当は明日から自分も作ることを伝えます

すると母は「忙しい時はお願いする」と答えます、一瞬まなつは意外な回答に

驚きを示しますが、すぐに笑顔になります、あすか先輩と自分たちの環境が

違う、冷凍食品を活用してのお弁当をしても構わないように、まなつの母には

そのやり方がある、娘が自分に対して感謝を示し、ありがたみを気付かされ

実際に夕食やお弁当を作りたいと実施に動いた、そのことだけでも十分な成長であり

母が喜んでいることをまなつも気がついたのでしょう、折半することもあの台詞を

話す秒数からすれば可能です、それでもそうした台詞が選択されなかった

様々な違い・多様性があり、こもまた無理くり淹れる缶はなく自然とその大切さが

描写されている、まなつが「じぶんでごはんつくってもいい」ということに気がつくこと

大変なときはお願いするということ、冷凍食品を活用しても良いということ

これまでまなつが知らなかった世界を知ることは、これまで助けられなかった

事柄を助ける最初のきっかけです、家族や大切な人と協力する中で、どこまで線引

するかはその時の状況で対応すれば良いし、まなつとあすか先輩のように変化が

あってもいい、ただ気がついて、作ってくれる人に感謝を学ぶということ

普段当たり前だと思っていたことが実はどれだけ素晴らしいことなのかは、前作

ヒープリでのどかが大病後からの生活や現実でのコロナ禍で発生しただけに

学んだ事柄ですが、このトロプリは日常生活が色濃く展開されることで、一入の

入れ込みにこれから着目しつつ、思いっきり楽しんでいくことが求められそうですね。


トロプリ第9話感想「メイクは魔法? 映画でトロピカる!」

天気 晴れ
あらすじ
映画の撮影に協力したまなつたち、ゆなは大きな一歩を踏み出すことに成功した

感想
まなつたちが通う中学校で映画撮影が行われることに、エキストラとして出演ができる
当然こんな機会をまなつが逃すはずもなく、トロピカル部として活動することに、ローラも
かなりのやる気に対して、先輩二人やどうも乗り気ではない、目立つのは苦手のようです

そんな話を校門の手前で話していると、サングラスにマスク姿の女性を見かけ、まなつは
話しかけます、誰かもわからに人になんの迷いもなく話せる能力は非常に長けています、この
なんにでも積極的なのがまなつの専売特許でもありますね

怪しい姿の正体は女優の山辺ゆな、映画を撮影に挑むのだが、今回出演するのはこれまでの
役柄とは違い、いじめ役のお嬢様という設定、その戸惑いを隠しきれず、気がつけば
撮影場所に来ていたそうだ、ここであすか先輩の名前は出されるし、みのりん先輩からも
もうひと押しされるなど、彼女も痛いです、それでも落ち着いている辺りいい部長さんです
おまけにがんつけ指導ときたもんだ、直前ではさんごの母がこの映画撮影でゆなの
メイク担当を担っていることが発表され、一同が驚く描写のうち、ローラの驚き方もそうですが
ちょいちょいやることが昭和なトロプリが面白い

コスメできぐるみを行うことに、このなかなか大変な行事をなんとさんごが自ら立候補
その姿にゆなは彼女が自分と同じで引っ込み思案だと思っていたことを話す、さんごの母は
ついこの前までは娘もそうで、自分の好きを表立って公表出来なかったのだが、部活を
はじめることによって買われたのかも?そう話した、ここまで聞けばまなつの能力は
確かだし、さんごの初変身回で、さんごが変れたきっかけは間違いなくまなつのおかげだと
考える

ところが、当のまなつは、そうではないと話す、さんごがトロピカりたいだけだと
あすか先輩もみのりん先輩もまなつに引っ張られる形でいつのまにか一歩踏み出していたことを
話す、そういくらまなつが引っ張ったとしても、最終的に決めだすのは本人自身
さんごが変身できたのも、自分の好きを信じられたのも、彼女が決断したからである
3人共さんごのことを信頼しているし、変わるのは自分自身であることを知っている
良いシーンです。

自分が一歩踏み出さなければならない、その自覚にゆなは気付かされます
その発進にもう一入となるのがシンデレラのお話、一番の贈り物が何か?それはガラスの靴や
馬車ではなく、舞踏会で出て踏み出した自分であるということ、これはさんごが自分が
そうして変わることが出来たことを振り返りつつ、これからもそうしていきたいと
感じているのでしょう、母が経営しているからという所以があるにしても巻末で
メイクがいいことを改めて知ったのもここに繋がっているわけですね

戦闘中でもさんごは、夫々の一歩を踏み出して頑張る姿を守るためにヤラネーダの
猛攻を防ぎます、3人が鏡を用意し、敵の攻撃を跳ね返した

ゆなはこの経験もあり、一歩踏み出した自覚を魅せて撮影は成功します

楽しさを見せる前面で今回も昭和描写やまなつが書いたであろう黒板の文字
巻末にあったゼンゼンヤラネーダという一文(名前直接的過ぎて好き)
エキストラだよという変身時口上
その中で、誰かに支えてもらうだけでなく、自分が踏み出さければならない
描写も見せてくれましたね

あときぐるみの大変さも地味にみせてくれました、あれけっこう大変だそうですね
まずは休憩を、やる気満々なさんごですが、休むこともしっかり大事なことを
伝えているのもまたいいですね




トロプリ第10話感想 「やる気重ねて! プリキュア!ミックストロピカル!!」

天気 曇り

 

あらすじ

ゼンゼンヤラネーダの攻撃で、やる気を奪われたまなつだが、自らやる気を取り戻し

合体技で、敵を浄化したのだった。

 

感想

太陽に向かって顔をのぞかせ、意気揚々と今日もトロピカル部を満喫しようとする

まなつから開始です、しかしあすか先輩たちは帰宅しようとします、そうテスト前なので

勉強しなくてはならないのです、まなつは平気なのか?そう訊ねられ、平気と答えたい

ところでしたが、その日に帰ってきた英語の小テストがなんと9点、100点満点中の

多分彼女はそういうキャラだろうと思っていましたが、予想を遥かに超えていました

もしもテストで落第点をとってしまうと、部活が禁止になってしまう

 

ようやく慌てふためいた彼女ですが、当然ながらいきなり勉強に集中できるはずもなく

片付けや飲み物、食べ物雑誌などに気が散ってしまいます、これはかなり多くの人が

他人事ではなく自分ごとのように受け取る方も多いでしょう、無論僕もその一人

まして中学生時代はとてつもなく点数低かったので、尚さらです、ついにローラにまで

やる気あるのか?と訊ねられるほど、どんなときでもやる気いっぱいの彼女ですが

勉強に至っては違うようです

(くるるんとローラがボール遊びを同室でやっていたら気も散りですが)

一方やる気があるのが、剰え敵勢力のチョンギーレです、後回しの魔女に良い料理を

提供するために、的確に料理をし、煮込んでいる間に、新アイテムを活用し襲撃に備えます

 

全くもって集中出来ないので、どのように勉強をしているかをまなつは部員に訊ねます

ここで発覚したのは、なんとみのりん先輩が学年トップという事実、彼女はテスト勉強を

やっていないそうで、まなつも真似しようとしますが、さんごに止められます、そう

みのりん先輩が優秀であることを知っていた、あすか先輩に至っては、さすが学年トップと

豪語するほどですから、恐らく前から彼女の成績が良かったことを知っていたような

発言です、みのりん先輩は習ったことをその日に覚えるので、あえてテスト前に

覚え直す必要がないらしい、あすか先輩も言っていましたが、そんなことなかなか

出来ません、彼女がいかに優秀なのかがより鮮明になる演出です、そもそも彼女は

読解力・理路整然能力が長けていること・読書によるくるるんの気持ちを察することも

出来ていたのです、小説を書く以上、表現力や頭脳明晰も卓越していることでしょう

とすれば、ここまでできるのであれば、そりゃそれを否定されれば文芸部を離脱するほどの

精神的ショックを受けるのも頷けます、それを超えてこうして部員として囲まれている

前回彼女自身がいつの間にか一歩踏み出していたと話していましたが、まなつのそうした

明るさが、ふさぎ込んでいた自分の気持ちに日差しを与えてくれたのでしょう

料理が全く出来ないという点はトロプリという愉快前面押しだからこそできる点かも

しれません

あとここで大きく感じたのが、前作ヒープリとのかぶりです、後半でも同じように感じた演出が

なされ、そもそも前作の音楽を採用しているところでも感じるのですが、このテスト勉強という部分で

感じる場面が2人います

 

1人目はひなたです、テストの点数というわかりやすいのもあります、実際ツイッターでは放送日に

似た者同士だと上がっていました、お互いテンションも高いほうですし、気が合いそうです

しかもお互いに似ているのは単に点数という数値にとどまらず、お互いが勉強のやり方がわからないという

ことです、ローラの話に対してまなつが言っていたように、やる気はある、けれどもどうすれば

よいのかがわからず、自分が意識を持っていかれやすい方に気が寄ってしまうということです

このように勉強に取り組むといいという方法は個々によって様々です、実際にヒープリの秀才

ちゆは授業を真面目に聞いていることで100点を叩き出しましたので、ひなたの場合授業中に

窓の外を見て意識を持っていかれやすいですし、本人自身が集中力は5分しか持続しないことを

話していて、わからないことがわからない(つまり頭の中で勉強に対する整理が出来ない)も伝えています

まなつも同様です、さんごに言われるまでテスト範囲すら知らなかったのですから、授業の取り組み方

そのものも会ったでしょう、お互い授業を真面目に傾聴する姿勢や勉学に勤しむやり方さえつかめれば

それも自分に適合した方法がみつかれば、進めるでしょう、お互いが得意なことはそれが出来ている

わけですし(じっさいこれがむずかしいのだけど)

 

またのどかが運動に対しても類比点があります、こちらも運動に慣れているちゆがのどかに対し

運動が苦手なのではなく慣れていないゆえに、体をどう動かしてよいのかがつかめていないのでは?と

見抜いてしまいます、こうした能力を持ってしてもちゆの卓越した能力が見られるのですが

サボっているわけではなく、個々に適合した方法を身につけることを伝えます、まなつが実際

これを取り組めるかどか不明ですが、2作品連続で、こうした「サボっているのではなく

個々が方法を導き出すのに、どんな援助が求められるのか?」という議題も浮かび上がっていて

凄まじい作品です(確か日曜日の朝にやる女児向け作品だったはず)

 

みのりん先輩の提案でテスト範囲を確認することに、それすら知らなかったまなつもまなつですが

(先が思いやられるというあすか先輩のツッコミと、的確な判断のみのりん先輩も素敵)

予想以上に範囲が広いです、さんごがかなり頁をめくっていましたね、中学1年生で

あの範囲はかなり強烈、当然ながら教科も多い、まなつじゃなくてもうんざりしそう

ちなみに人魚になるには知識も必要だそうで、ローラも実はかなり勉学できそうタイプかも

 

テスト勉強はトロピカれない、それでもやらないと部活が出来ないので、ようやくやろうと

奮起したのもつかの間ゼンゼンヤレネーダが出現します、(笑顔は100点という口上もまた良い)

みのりん先輩は最初でいつもと雰囲気が違いことを察するなどここでも能力が発揮されます

これまでより格段に強いゼンゼンヤラネーダにプリキュアたちは苦戦、キュアサマーのおてんと

サマーストライクさえも通用しない、さらに跳ね飛ばされた反動で変身が解除された上に、剰え

まなつのやる気が奪われてしまいます、キュアフラミンゴが駆けつけますが、なんにもやる気がないと

まなつの状態はいつもと急変してしまいます、チョンギーレの煮込みが終了したことで一旦退却し

プリキュアたちも一時休戦、しかしまなつの容態はやるきを完全に奪われ(※憮然)な状態です

プリキュアをやめるとまで発言、居ても立っても居られないローラは跳ね飛ばされたアクアポットを

探すため、水路をたどっていきます、その間に残った3人はやる気を取り戻すべく、まなつに

それぞれにあった工夫で誘いますが、それすら面倒と返されてしまいます、おもわずあすか先輩も

血が上りそうです、普段あれだけ明るくみんなを引っ張っていく彼女ですから、その差異は衝撃的

表情も言語も一変、見ていて痛々しいです

 

再びチョンギーレが出現し、ただでさえ強者のゼンゼンヤラネーダに加え、キュアサマーがいない状態

明らかに不利、それでも彼女たちは諦めずに向き合います

一方ローラは流れていった先の道には泥水があり、この先を捜索する必要があります、人魚にとって

それは無理、でもまなつのためにやるべきことをやる、初回でこそ捨て駒扱いなんて発言もありましたが

ローラもまたトロピカル部の部員、しかもまなつといた時間は部員のなかで最長です、まなつの刺激を

受けていることを伺わせる演出です。

 

同じように恩恵を受けている3人、チョンギーレの他人のやる気を奪われるなど、どうでも良いだろ?という

問にコーラルが「何が大事かそれを決めるのは自分」自分の好きを信じられたことで、前回更に躍進した

パパイヤが「みんなのやる気が奪われるのほっておけない、まなつだってそう」

自分が殻に閉じこもっていた、けれどまなつは、ヤラネーダ相手にもかかに立ち向かっていった

自分だけでなく、周囲の人も大切にできる、自分が書いた小説を面白いと評価してくれたように

フラミンゴが「みんなのやる気を守ること、それが一番大事」今一番大事なことを全力でやっていく

まなつに先輩ながら感化されたあすか先輩、夫々がまなつからもらった、そのまなつを守るために

彼女が前面に出てからも、体を張って守っていきます

 

上記の台詞、そして体を張ってまで自分を守ろうとしてくれう仲間に

まなつは「いじめるな、私の大事な仲間をいじめるな」そう発言し、なんと自らの力でやる気を回復

キュアサマーへと変身してきます

そこへアクアポットを発見し戻ってきたローラ、目の前に見えたのはサマーの姿、目を輝かせます

道具を活用せずとも、まなつのやる気がいかに素晴らしいか、それをローラも感じ、彼女たちを

回復も兼ねて、アクアポットのやる気を放出します

 

そして個人的に今回で最も注目した箇所が登場します、サマーが振り返り、もしわけなさそうな顔で

「ごめん」と謝ります、相当驚きました、前回にさんごが熱中症と思われる疲労で倒れた後も

やろうとする姿あたりで、まなつも一歩引く姿勢を見せるなど、ガンガン行く彼女ですが

そんないきあたりばったりではなく、しっかり相手を思いやり、自分を自生する能力も備えています

それでもこの「ごめん」はこのトロプリ10話まで来て、最も衝撃的な台詞です

(お弁当回で母の苦労を痛感し、「お母さん」ともらすところも衝撃なのですが)

 

ここで上記に記載した前作を彷彿させる第二弾です、ビョーゲンキングダムから出られず、自責の念で

心が崩壊するひなたの場面です、まなつはそこまで衝撃的ではないとはいえ、同じく普段明るい

キャラですから、その差異はかなりきついです、またどちらも当人は悪くありません、ひなたで言えば

いずれキングダムに赴き、ビョーゲンズたちをお手当しなければなりません、それをこれまで最も

遠慮し、避け続けていたひなたが、誰よりも率先して行こうと言い出します、その勇気も持てるまでに

どれほど苦労したことか?どんなにもがき苦しんだことか?ヒープリ作品を見ていた人なら

気がつくでしょう、やっとのおもいであの強さを入れたにもかかわらず、それが裏目に出れば

誰だって崩壊します、元々繊細なひなたなら尚更です、罠用意したのもグワイワルですから

ひなたが謝る必要はありません

同様にまなつも、やる気を奪われたのも、3人が攻撃されたのもゼンゼンヤラネーダの影響で

サマーが責任を感じる必要はありません、(これもアースがグレースをなだめたのと同じですね)

けれどもひなたが暴露したように、ニャトランが反対したのに自分がやったから、何もしなければ

ここまでならなかったと感じ取ります、そう考えしまうのも無理はありません

 

同様にまなつも、いくら自分がやる気を奪われていたとはいえ、自分が憮然な状態の間に

3人がぼろぼろになっていくさま、そして体を張ってでも自分を守ってくれる友達、その姿に

彼女なりに自分のせいだと責任を負っているのでしょう、まなつのそうした姿がとても立派です

 

けれども3人は、責めません、それどこかまなつのやるきを取り戻す方法を行います、この際

「まなつはやる気を奪われたのだから、謝る必要はないよ、いつものまなつらしくトロピカって

立ち向かおう」のような台詞を言い回しても良いはずです、しかしその選択肢ではなく、夫々が

プリキュアになったきっかけ商品を差し出すという見事な展開を用意してくれました

しかもここのまなつの表情と台詞の変化も相まってとてもトロピカっていました

 

「ネイル、塗る?」(キュアコーラル)

   

「え?」

「新作のネイル、まなつにすっごく似合う色だと思って!」

「塗ってみたい・・・。」(まだ若干申し訳無さそうな顔つきながらも、歩もうとしている姿)

 

「『びっくり!人魚図鑑』っていう本、見たくない?」(キュアパパイヤ)

「見たい! 何それ! 面白そう!」興味を示して明るさが戻ってきます、

 

「マンゴー味のメロンパン、一緒に食べる?」(キュアフラミンゴ)

「もちろん! 食べない訳ないじゃん!」(もう完全にいつものサマーに戻っています)

 

早くやっつけて、やることやってトロピカろう、4人の気持ちが一緒になったとき

新アイテムが登場、夫々のハートが元気・優しい・賢い・燃え立つというよくできたハート送信

ミックストロピカル、仕上げは4人でヴィクトリーをして敵を浄化します

 

一件落着後に、まなつはローラと向き合います、そうローラにも謝罪しました、プリキュアは

何が会っても止めない、なぜならプリキュアは最高にトロピカっているから、成長したローラと

成長したまなつが夫々確かめ合うとても大切な演出がなされます、物語も第一章の区切り頃でも

ありますし、この2人関係もまた輝いていました、涙ぐむローラもトロピカっていましたね

 

さてテストの結果は、全部が10点台と完敗、沈んだ顔に、チーンという効果音が決まっていて

最後まで魅せてくれますね、さんごが「頑張ったのに」と話すように、実際に点数が伸びているだけでなく

英語の問題で名前を記入する欄にローマ字表記になっているなどちゃんと修正もできています

 

ちなみにツイッターで上がっていたのですが、植物の問題は正答率が高かったり、国語の問題が摩訶不思議だったりと、かなり特徴のあるテスト、しかも「気合」と回答しているなど面白すぎです

 

それでも追試で合格すれば、部活禁止は免れる、こんどこそしっかりやる、まなつはそこでリップを

取り出し、塗っていきます、それをみたあすか先輩はそれでこそまなつだと伝えます

この化粧に関しては、製作者側が直々に「化粧品アイテムは美しく見せるための演出ではなく

自分に気合を入れるため」と説明されています、部活もトロピカっていくため、最高の仲間と

トロピカっていくため、まなつは追試もやる気を高めて終了です

 

トロプリだからこそかなり緩めに・そして愉快に描写されている危機的状況、それでもここまで

かなり愉快で攻め続けている作風で、予想をはるかに凌駕する真面目回に序盤から終盤まで

とても素晴らしい回でした、中でもサマーが謝罪するところからは、彼女の新たな一面を見られましたし

成長した3人とローラが、まなつに贈られたものも素敵でした

今回脚本を手掛けた成田良美さんという方は、プリキュアの脚本でも大御所の方だそうで

凄まじい回を展開されているそうです、自分はヒープリがプリキュアの初陣だったので今回が初見でしたが

成田さんが手掛けるお話、今後も楽しみですし、他の方が携わってもこれからもトロプリ見続けて

トロピカっていきたいところです

 

※憮然とはやる気を無くし、失意してぼんやりとした状態のこと、怒っているという意味は誤用

トロプリ第11話感想 「もりあがれ! 海辺のサンドアート!」

天気 曇り

 

あらすじ

久々のトロピカル部の活動、それは他の部員も混ざってのサンドアート大会だった

 

感想

一応これまでも前回のあらすじ的なふりかりえはあったので予測が出来ないわけではないものの

まさか追試のことをしっかり拾ってくるとは予想できず、合格点をしっかり叩き出している

みのりん先輩も言っていましたが、やればできる能力も持っていますし、それは周囲が手伝ってくれた

おかげであると伝えている、天真爛漫なだけでなくちゃんと周囲への感謝も忘れていない、前回それが

より強調されて描写されましたが、今回も展開されました

 

1週間ぶりの部活は何を行うのか?他の部員も混ざった形式、そして海開きが近いことから、海を

活用してはどうか?という提案がなされる、あすか先輩のカヤックは誰もがしらないということで

あえなく引くことに、砂遊びがまなつから提案され、さらにみのりん先輩はサンドアートも悪くないと

本を出す、そこにはサンドアートの世界と出された、砂で作ったとは思えない作品である

(実際自分もテレビで見たことありますが、凄まじいです)

 

早速立ち上げることになり、複数の部員も織り交ぜた大会が開幕、説明もされる中、優勝賞品が

メロンパン一年分、その風船をふくらませるのが部員で最も体力がないみのりん先輩、足でふくらませる

空気入れや、あすか先輩が膨らませるということも出来たでしょうが、他の3人が喋る代わりに

膨らませる担当になってしまったというところでしょう、実際自分も小さい頃、浮き袋をふくらませたこと

ありますが、とても大変です。

 

今回は複数部員が参加しているということもありローラはポットから出られないゆえ、退屈でならない

くるるんの言葉をいいように解釈し、写真を撮影する

 

そして今週も登場、桜川先生、差し入れまで用意します、先生側からすれば、大々的にこんな立派に

催しを開いてくれるのは大いにありがたいでしょう、相当天然な先生ですが、今後物語に密接に関わって

くれるとありがたいです

 

そんなこんなで一日目は終了、二日目に入り順調に進んだかに思われたが、暗雲が立ち込み降雨により

一時的に避難、しかも雨はつよくなり美術部の作品が崩れかけてしまう、そんな中まなつはローラの伝授を

受けて行ったのが、パラグライダーで砂を覆って防ぐという作戦、ここでローラが適当に撮影した

写真が回収される展開なのも驚きですが、それを今回に活かせると思いつくローラもまた素晴らしいです

前回人魚にもテストがある事を話していましたが、ローラも実は頭の回転早いかもしれません

またこの演出における大きな魅力として、まなつの真剣な面持ちです、常に明るく楽しそうな表情が

中心である彼女ですが、夫々が必死に作ったサンドアートを守りたいという強い思いが

こうした表情に現れます、誰かのためにこれだけ真剣になれる彼女はとても立派です

 

そんな姿に魅了されたのか、3人も動き出し、他の部員も動き始めます、誰かの頑張りに刺激され

自分も動いていく、見始めたばかりで断定はできないですが、おそらくはプリキュアが根底としている

ことでしょうね

 

そんなところにヌメリーが登場し、ゼンゼンヤラネーダが召喚、プリキュアに変身し

口上は「雨にも負けずトロピカル~ジュプリキュア」てっきり砂系統でいくと思っていたのですが

宮沢賢治でいくとは、また攻撃方法もとても愉快です、テトラポットで動けなくなった先輩を救出

するためサマーが砂を(しかも股のぞき)コーラルが水をかけて目くらまし、うごけるようになった

2人が砂を固めて敵の身動きを封じ、その間にローラがやる気を戻した後、合体技で浄化に成功です

口上から戦闘終了まで愉快に魅せてくれるのも今作の大きな魅力ですね

 

 

そのご雨は上がり、サンドアート再開、優勝は美術部のサグラダ・ファミリアであった、美術部の

手腕は本物ですね

 

協力してくれたさんごやあすか先輩、そして遠慮していたみのりん先輩にもハイタッチするまなつ

周囲への気配りを忘れていない、そしてそれはローラに対してもです、今回砂を守れたのはおもいついて

くれたおかげだと礼を言うだけでなく、次回はローラも参加できるようにと伝えます、まなつの

こういった周囲への気遣いをするアンテナ張り、元気いっぱいで突っ走るところが目に付きますが

真剣な面持ちと、こうした姿をみられる主人公プリキュアの魅力に改めて知ることが出来た回でした。

トロプリ第11話感想 「没収! アクアポットは校則違反!?」

天気 雨

 

あらすじ

風紀委員によりローラが生活しているアクアポットが没収されるが、取り戻した

 

感想

あすか先輩待ちで、今日もめいいっぱいトロピカろうとするまなつ、やりたいことがあると差し出したのは

スケートボード、部室を整理していたら出てきたそうです、後の服装が印象的過ぎて、この台詞を初見では

おろそかにしていたのですが、実はこの「部室にあった」が大きな要素となっていようとは、トロプリの

構築度も侮れないです

 

次の部活でスケボを妄想するまなつ、楽しさ全開を表す彼女と、帽子とスケボの絶妙な並びで

実は能力が卓越しそうなあすか先輩、首にイヤホンをして片足にスケボを乗せていて、実は強気

キャラなのでは?と思わせるさんご、そして星型サングラスに、ピエロ感と両足を完全にスケボに

乗せているみのりん先輩、妄想ではあるけれど、夫々の表情が面白すぎる、ぜひこのシーンやってほしい

ものです

 

そこへやってきたのは風紀委員長の角田というキャラ、部室を急遽調べることに、風紀委員として調べる

ことはなんの問題もないが、部室である以上、調べる所以をきっちり訊ねるみのりん先輩、終盤も

そうですが、冷静沈着かつ、秀才なみのりん先輩はこうした状況での救出に大活躍ですね

 

掃除により遅れてきたあすか先輩、だがそこには意気消沈している一行、部室を洗いざらい調査

されたのだ、抗議のために剰え風紀委員の部屋に直に訪れる、スケバン刑事を彷彿とさせる彼女

らしいです、どうやら人魚のはなしが持ち上がり、それを鎮めるための調査、持ち物として相応しく

ないものは没収されているそうです

これは生徒会長の影があるのでは?そう勘ぐリ、訊ねるも彼女は関わっていないと返す、生徒会長と

あすか先輩の対峙、強気丸出しで、頼りがいのある3年生ですが、生徒会長相手だけ見せるあの暗い表情

過去に何があったのか?個人掘り下げ回も魅力的なプリキュアに於いて、あすか先輩という男勝りな

キャラもまた、その事件に触れた際に、大きく変わるキャラになりそうですね

 

一方風紀委員が人魚調査を本格化させたことで、人魚の話は徐々に肥大化していく、ここでさんごが

噂に尾ひれがつくという話に、みのりん先輩がまさかの「人魚だけに」というギャグを放つ、言語能力が

卓越した彼女だからこそできる能力ではあるわけですが、まさかダジャレを放つキャラだとは

様々な姿魅せてくれるので面白いですし、どう反応したらよいのかわからない3人の姿もまた良いですね

 

部室に再び風紀委員がやってきて、アクアポットが没収されてしまう、あすか先輩が取り戻そうと

部室から出た途端、ゼンゼンヤラネーダを目撃、そこでプリキュアたちは、そちらの方へ

ローラはアクアポット回収という別行動をします、ローラもプリキュアたちを信じて

別行動を委ねるわけですから、変化が見えてきています

 

今回の口上は「噂も吹き飛ぶトロピカル~ジュプリキュア」どうやら過去プリキュアも何れなにかの

形でばれてしまうそうで、この根拠の名噂話もまた浮上している今回にあえて口上として用いるという

強気方法、これもまた今後の伏線になるのでは?と思ったくらいです

プリキュアたちは防戦しなければなりません、なぜならその場にローラがいないから、アクアポットも

ない、それ故にやる気を取り戻すことが出来ない、まずやる気を取り戻してから浄化する必要がある

 

そのことを一番知っているのはローラです、一刻も早くアクアポットを取り戻し、4人と合流する

必要がります、そのためには制服だってきます、尾ひれで二足歩行出来、しかもなかなか似合った

制服姿もさることながら、自らの口で人魚なんているわけがないと言わなければなりません

前半ではうっかり口を滑らせ、人魚がいると話してしまいましたが、このときは違います

緊急事態、即座に状況把握と判断をしなければなりません、本音は自分自身が人魚であるはずですが

この場を切り抜けるために自分の本音を捨ててでも貫いた意思、制服姿に気を取られそうですが

とても大切な演出です

 

角田は風紀委員である以上廊下を走ってはならないという決まりを維持しすぎて、人魚を目の前で

のがしてしまうというこの差異もまた今回の注目箇所ですね

 

4人とローラが合流さえすれば、あとは加速、合体技で浄化成功です

「つまんないから帰る」とふてくされるエルダもまた良くて

 

そのご再び風紀委員と鉢合わせ、アクアポットがないことに疑問をいだきました、そこであすか先輩は

大切なものなので取り戻したことを発言、さらにみのりん先輩は校則返し、校則に記してある通り

部活として用いるのは顧問の許可を取っていれば、持ち込んで良いことを話します、あの

スケートボードもみのりん先輩がずっと生徒手帳をみていたのもここの解決につながっていた

話はとても愉快で、ダジャレやローラ制服など楽しい場面を魅せて入る、それでもこうした伏線も

しっかり張られていて、ローラと角田の相違点も見られてとてもいいかいでした。

トロプリ第13話感想 「ドタバタ校内放送!響け、人魚の歌!」

 天気 晴れ


あらすじ

トロピカル部として校内放送を手伝うことに、ローラは歌を披露した

 

感想

さんごと昼食をとっているところから始まります、校内放送というとおおよそ下校時か昼食時に

なるわけですから、必然的に昼食演出とお弁当がついてくるのはわかります、それでも今週の

お話をみていくとお弁当作り回を彷彿とさせる会であることが分かってきました

 

校内放送の内容は人魚、このところ校内で話題となっている人魚ではありますが

この人魚に関するお話は世界各地であり、船乗りが人魚の歌に誘われるものの、そのまま船が沈んで

しまうという、ローラはそれを聴いて居ても立っても居られない、浅瀬での座礁や嵐での遭難を

勝手に人魚のせいだと押し付けているに過ぎないという本音をぶつけます、そういえば魔の

トライアングルは人魚ではないものの、これも怪奇現象と騒がれはしましたが、要因はこれらと

似ているそうですね

 

そのローラは実は歌がうまいらしく、さんごが初変身回で実は少し聴いていたのだ(このことすっかり

忘れていました)

ただやれと言われるとやりたくないのもまたローラらしいですね

 

そんな中まなつ・さんご・みのりん先輩の3人が廊下を歩いている中、放送委員に出会う

ここで気がつく点がいくつか、放送委員に出会わなければ何を目的だったのか不明ですが、3人とも

仲がよろしいようで、みのりん先輩がこのとき後方にいるのも伏線だったのかな?

その彼女は同じクラスの放送委員を紹介、物覚えが良い彼女ですから、クラスの名前を暗記することなど

楽勝でしょう、それでもこうして声をかけられている問ことは、少なからず同じクラスとして

会話が成立していることが伺えます、みのりん先輩は文芸部を退部して以降まなつが最初にできた

話し相手かと思っていたのですが、こうして話もしているようですね

 

放送委員の見学を行うことになり、内容を決める、やはりみのりん先輩は目立つのが苦手のよう

それでも裏方なら参加しても良いと、どうやらラジオ放送には興味があるそうだ、理路整然が得意な

彼女ですが、後の一連やり方を見ても、ラジオ番組にそこそこ精通していないとできないやり取りも

あったので彼女の新たな能力として活用されるかもしれません。

 

当日放送室に訪れるのだが、ここにきて問題が発生、放送で話していたスイーツが原因で腹痛を

訴え、後輩放送部の林田ゆきえが後を引っ張ることに

(ここでわかりやすい「どうしよう」展開を魅せてくるのも素敵)

 

そこでトロピカル部は剰え生放送でいきなりぶっつけ本番放送をすることに、当然円滑に行くはずもなく

まなつは漢字が読めず行き詰まる、入道雲が読めないという致命的ですが、自分も中1のとき

相当頭悪かったのであまり笑ってもいられない、まして向日葵はルビ打たないと習っていないはず

いきなり大声で始めるあたりも、いかにもまなつらしいですね

 

さんごは室内に出現したゴキブリに騒ぎ出し、大叫び、まなつが素手で捕獲するなど

もはやシッチャカメッチャカもいいとこです、とはいえこれもまた彼女たちらしいですし、変に

ガチガチではなかったことで、かえって放送に注目を浴びたことは確かです

 

そしてローラが登場し、お悩み相談室、名付けて「ローラの部屋」が立ち上がる

(そうえいば徹子の部屋と同局だったね)

勉強のやり方が分からずどうすればよいか?という問いにあすか先輩の「とにかく頑張れ」に

ちゃんとした回答になっていないなど、ここでもトラブル、それでも話の回し方としてある程度

成立している上に、注目度も上がってきます

 

しかしここでゼンゼンヤラネーダが登場、ローラに任せ、自分たちは向かおうとします、ここの演出では

ローラはアイコンタクトでそれを伝えます、以心伝心お互いが気持ちを通じ合い、しっかりやるべきことを

理解していなければ出来ないこと、まなつが大切にしているr「今一番大事なことをやる」を

夫々が担っていることが伺えます

 

ゼンゼンヤラネーダ戦ではコーラルの防御が活躍していきます

口上は「悩みも吹き飛ぶ」でした

一方ローラはなんと生歌を披露、先生方も酔いしれるくらいの素晴らしい歌です、再来月実際に

CDが出るそうですが、この歌も入るのかな?

ローラも歌って、やるべきことを終えれば、早速一行と合流すべく向かいます、彼女もまた

今一番やるべきことを行っているわけですね

 

敵を浄化し、プリキュアたちは歌を聞けずじまい、これが後にどうなっていくのか不明ですが

ローラが段々と前面に出る描写となっています、このこと、そしてみのりん先輩の裏方活躍が

お弁当作り回からの進化ではないか?そう感じました

 

お弁当作りのお話では、まなつがお弁当は自分が作っても良いということ、そして昨晩のごはん

あまりや冷凍食品を活用しても良いことを知ります、そこには「こうでなければならない」という

いわば固定概念がしらずしらずの内に洗脳されていることに気づかせる描写が用いられます

彼女ほどの素直なキャラですら、そうした固定概念に縛られている、こうしたこともあるということを

気がつく学びがあります、放送部というのが今回それに該当するわけですが、そこで話された

人魚の伝説も、ローラが話したようになすりつけに過ぎません、それが今回歌を披露します

ここまでのお話ではローラというキャラがいることは知られているものの、それが人魚であることは

知られていません、それでも人魚に関するこうしたうわさ話も、そうした固定概念に過ぎず

人魚が実は素晴らしいキャラなのではという新しい気が付きに知られることになるかもしれません

 

そしてそれは見方を変えればみのりん先輩にも同じことが言えます、彼女は自ら裏方に赴きます

このままやるしかないと、ある意味落ち着きを取り戻させようとする行為が見られます

例えば一流のスポーツ選手がいたとして、その活躍には食事や・体調・衣服など様々な支援者が

あってこその活躍です、その選手に注目がどうしても行きがちですが、裏方も立派な活躍です

みのりん先輩はサンドアート回でも、本を出して説明を加えるなど、前面の活躍ではないものの

彼女なくしてあの大会は成立しません、これはさんごやあすか先輩にも言えること、そもそも

プリキュアという作品が個性を重んじる作品であろうと考えています

夫々の得手不得手を補うことは、現在より求められている中で、前作であればいわばチーム医療の形で

展開されているヒープリでしたが、今作の場合学校での日常生活に重点が置かれます、チーム医療から

比較すればそれほど重要視されなよいに思われがちですが、日常生活、部活という時間をもってしても

その場所で、得意として活躍すること、前面でなければならないという固定概念ではなく

さんごならさんごができる場所・場面が

みのりん先輩なら場所場面があるように

固定概念かと思っていたことが、新たな情報を得たことで、そこから開放される、それは新しい自分を

知ることもできるし、誰かの助けにもある、お弁当作り回から進化したような回、これはもしかして

トロプリの礎かもしれませんね

 

 

トロプリ第14話感想 「おまかせ! 保育園でトロピカ先生!」

天気 曇り

 

あらすじ

トロピカル部として保育士体験を行った

 

感想

桜川先生からが保育士体験をやってみないか?という依頼が舞い込みます、サンドアート回のように

表立ったやり方や、お弁当作り回のような回もあるにはありましたが、他の部活動と違い

謎めいている部活でも、顧問ということもありしっかり、支えている先生が素晴らしいですし

まなつだったらやると思ったと理解しているところもまたいいですね

 

そして園児ところにやってきます、みのりん先輩は絵本の読み聞かせをやりますが、普段物静かな

彼女ゆえ、団子を美味しく食べる話し方が難しい、それを手厳しく美味しそうに話してほしいと

伝える園児たち、今回登場する園児たちは凄腕ばかりです

あすか先輩は乳児ごっこ、こんな遊び会ったのですね、自分は保育園に3年通園していましたが

それはなかったです

 

冒頭の煌めき箇所がまなつとさんごの走る演出です、まなつは全力で園児を追い抜き、さんごは

他の園児が嬉しくなるように手加減します、まなつが伝えたようにさんごの工夫も素敵なのですが

ここでいいのがまなつのやり方も間違っていないことが示唆されている点です、これはまなつが

常に元気いっぱいで全力でやっているという彼女の性格を具現化しているだけでなく、園児たちに

元気はつらつなところを見せることで、自分たちも元気に全力でやりたい、将来あんなふうになりたい

そう思わせてくれる演出です、どちらのやり方も夫々合理性があり、なおかつお互いがそれを認めている

個性を重んじる非常に重要な演出です

 

くるるんにも人気が出てきて(アザラシに耳がないってことよく知っていますね、優秀園児だ)

ローラのお姫様ごっこも、それはそれは本格的(園児たちの吸収能力高すぎる)

 

そんな中でさんごが部屋の隅で他の園児と交じらずに本を読んでいる男児に気が付きます

わたる君です、彼は昆虫が大好きで、他の園児と関わるより、昆虫図鑑を読んでいる方が楽しい

とのこと、しかも将来は昆虫学者になりたいという夢まで持っていて、しらくも保育園の園児たち

優等生集結です、そして個人的に今週最大見どころ箇所が訪れます、それはローラが

見どころろがあるといい、彼の言動を全肯定します、自分みたいだというところはローラらしいですが

彼が鬼ごっこなどは好きではないという一見否定されかねない言動も、他のことをやっている暇がない

ということに置き換えることで、彼のやり方は間違っておらず、この学び方も良いという

「モンテッソーリ教育」がなされます、これは有名な児童文学『窓ぎわのトットちゃん』で

主人公のトットちゃんが学んだ方法です、本が好きな子は本を読み、体を動かすのが好きな子は

走るなど動く、などその個々に合わせた時間割が用意されているという点です、時間に決まった

同じ様になるのではないため、彼のように虫が好きという個性も重んじられます

その上、今回の物語では彼がローラにサナギの姿を教えるところです、ローラが蝶々は知っていた

そうです、サナギをあえて知らないふりをしていたのか?それは定かではないにしても、彼が

教えるということで、自分が虫好きをよりアピールすることで、自分自身が持て、もっと調べたいと思う

彼女が言っていた、将来のために努力するということをいわば背中押す形になっています

良い子の友達という口上でのプリキュア変身、積み木の敵で、ばらばらになっても再び元通り

保育園の頃よく積み木していた自分の心をくすぐるやり方です

(ゼンゼンヤラネーダが登場して、うまく避難誘導しているみのりん先輩が良)

やる気は奪っていないながらも、この強敵に苦戦をします、そこに救いの手が出るのがローラは勿論

わたる君と、もうひとり虫が好きなルリちゃんという女の子です、虫の絵を書いていたことに

さんごは気が付きます、彼のときもそうですが、よく周囲を見ていますね、中学1年でこれだけ周囲に

観察力がついているとは、本当誇らしい

 

ゼンゼンヤラネーダが出現中もサナギが気になって出てきたわたる君と、ルリちゃん、ここで

彼は自分ひとりも良いけれど、友達ができるのもいいことに、自ら気が付きます、そうここで展開

されているのはあくまで、誰かに教わったわけでも、強制されたわけでもなく、彼が動いたことで

気がついたことです、ですのでわたる君が今後虫を学ぶために、一人で黙々と本を読んでいる日が

続くこともありえます、選択肢の一つとして友達もいいことが増えたこと、こうして自然に気がつく

(わたる君がこっそりローラに教えているということは、これも秘密にして虫好きを進めたいから?)

学習法、保育士体験ながらも4人夫々の個性と、ローラが保育士もできそうなことが示唆され

尚且モンテッソーリ教育まで描写してしまう、保育士も立派な専門職、アニポケでもちょくちょく

みかける専門職体験から見えてくる世界観にまたしても引き込まれました

怪物がどこかに消えたというところで秘密にできる2人といい、しらくも保育園の子どもたちも

できる子多いなぁ

トロプリ第15話感想 「みのりがローラで、ローラがみのり⁉」


 

あらすじ

突然ローラとみのりん先輩が入れ替わった、お互い貴重な体験をした後もとに戻った

 

感想

まなつのたち応援から物語が始まります、あすか先輩とまなつは学ランでさんごはチアガール

そんなにぎやかな中、みのりん先輩は部室で横断幕を記入することになり、ローラにも手伝いを

志願します

「私は応援とか得意じゃないから、皆の手伝いができればと思って」、放送回でも類似したことを

話していて、ブレない彼女だとこの台詞を訊いた時点では思いましたが、後々これが響いてこようと

 

アニメの入れ替わり回は定石だそうで、自分が知っているのといえば、カードキャプターさくらの

ケロちゃんとリー君の入れ替わりですね、あれもなかなかかのドタバタ回、ましてトロプリは愉快な

お話を中心に回っているのなら尚さらです、そしてどうやって入れ替わるのかと思ったら

 

横断幕の画用紙四隅がアクアポットに吸い込まれ、それを握っていた、みのりん先輩と、支えようとした

ローラが吸い込まれた、予想以上にいとも簡単である、入れ替わってからアクアポットにに触れても

身体がみのりん先輩の状態だと反応はしないようで、あのアクアポットは精密かのか?不器用なのか?

 

アクアポットから出て、お互いが入れ替わっていることに気がつく、もとに戻る方法がわからないので

みのりん先輩という人間の身体を得たローラは自由に動けるとかなり楽観的

 

まなつたちが応援団をやっていた所以が明かされます、どうやらソフトボールの試合があるようで

その応援団としてやるそうです、今一番大事なことをやる部活ではありますが、これほど目まぐるしく

変化する内容についていける一員も素晴らしいですね、そういえばお弁当作り回では、夕食を

まなつが作っていましたし、飲み込み率は相当高く、部員全員かなり器用ですね

 

今回は応援団としてトロピカろう、そう決意したところで、中身ローラのみのりん先輩が登場

いつもと雰囲気がちがうことを一員が感じながらも、真実にはたどり着けない、あすか先輩は

「みのりにこんな一面があったとは」と驚くとこまでは至るのですが、この辺り物語の進行上

致し方ないのかもしれません、まして人魚だときづかれてはならない桜川先生、違う学年のことも

把握していることでもすごいわけですが、どこか天然なのが面白いです

 

水を得た魚のようならぬ、足を得た人間のようで、軽快に飛び跳ねをするローラ、まなつと出会い

一応とはいえ部員になったことで、彼女も人間のことを深く知る機会を得ました、自由に陸上を

歩け、メロンパンを味わうなど満喫します

 

一方人魚化したみのりん先輩も海中散策、巨大な錨を見つけ、水中でも息ができ、それなりに楽しみます

お互いが入れ替わっていることを部員たちも知り、今宵はみのりん先輩の自宅にアクアポットを持参

することになります、まなつ以外の部屋・そして親が判明します

読書好機ということもありびっしりと書籍が並んでいますし、人魚姫のポスターもあります、また地球儀も

置いていましたね(そういえば自分が中学校入学記念に地球儀購入してもらった)

コロッケが大好きで、小さい頃それで大変だったほどだそうです、出来上たら呼ぶということで

お弁当でおすそ分けしたのは、弁当だけ彼女が作っているというところでしょうか?

また私服も公開されます、チョウチンアンコウが描かれたものです、黄色プリキュアにも見事に

合致しますね、そして人間化したローラが机においてあったみのりん先輩の小説を読もうとして

激怒されます、このような表情を見せるのもまた随分と貴重ですね

 

就寝前お互いに今日がどうだったかを振り返ります、大声も出せて、走って、コロッケも味わって

楽しかったと話す、普段は人魚としてこれらの経験が無かったのですから、当然といえば当然でしょう

一方のみのりん先輩も人魚化し、海中散策ができたことは良い経験だったと話します

そして就寝した自分の姿を見て、微笑みを見せます、ローラがこうして素敵な経験をひょんなこと

とはいえ経験出来たことを喜んでいるのかもしれません、

 

翌朝、チョンギーレが現れます、なんと社会人からやる気を奪うのですが

「仕事行くのなんかやめちまえ」という刺さる一文、大人が見たら、思わず応援してしまう?

まなつはさんごとあすか先輩と共に変身して戦闘に入ります、クロワッサン敵ということで、伸縮自在

キュアコーラルが捕獲されてしまい、サマーとフラミンゴも苦戦してしまいます

そこへまだ入れ替えから戻っていない両者登場、しかし入れ替わっている状態では、変身ができません

やる気が奪われている場面と双方見て「私が変身しなきゃ」その強い思いが指輪に反応し

ローラとみのりん先輩はもとに戻ります、初変身以来のロング版みのりん先輩変身

非常に貴重ですね

ここでの元に戻る要因となった彼女の意思もまたとても大切です、初変身回では助けたいという

気持ちはある、けれど勇気がない、ローラに叱咤激励され踏み出したことで彼女の世界は変化し

現実を直視することになります、まなつが危機に陥った10話でも「みんなのやる気が奪われるを

放っておけない、まなつだってそう」と気合を入れます、彼女が最も先に敵の強さ変化に気が付き

対応力もある中で、歯が立たない相手にも怯むことな這い上がろうとする、それだけ困っている人を

野放しに出来ない優しさも備えていることが伺えます、そのために自分ができることをやる

みのりん先輩の意思もかなり強いですね

 

変身後は作戦も決まり、無事浄化に至ります、まなつから入れ替わってどうだったかを訊ねられ

楽しかったけど、自分は自分が一番だと話します

 

トロプリの礎でもあるひょうきんに描写する中で展開された今回、夫々のトロピカっている部分も

改めて垣間見られます、みのりん先輩でいえば、ローラがもとに戻ったことで、応援できなくなりますが

その分を自分がやると伝えます、ローラはそのやる気が珍しいと伝えられますが、それに対して

「私はいつでもやる気あるけど」と話します、そう彼女はやる気に満ち溢れています、それが他の

三人と活躍場所が違うだけです、サンドアート回も放送手伝いにしても、裏方ではありますが

彼女なりに精一杯やります、それは今回の冒頭でも、台詞として登場します、横断幕を作るという

手伝いでやる気を出します、そしてそれは机にあった小説でもわかります、もしも彼女がまなつたちと

出会っていなければ、あの小説は描いていなかったでしょう、この先彼女がこの小説を見せるのか?

見せないのか?前者だったらどのくらいの範囲なのか?定かではないですが、自分の小説を再び

書こうとやる気を見せていることが伺えます、こうした彼女の行動を部員は知っています

いるもやる気があるという台詞に、あすか先輩はほほえみ、さんごもまなつも頷きます、3人とも

これが普段のみのりん先輩であることを知っています、入れ替わってもとに戻ったのなら尚更です

 

最後にはドラを叩く姿が見られます、音も大きさもかなり際立ちます、まなつが驚いたように

少し大胆になりました、ローラの恩恵を少し授かり、彼女も変わったというところでしょう

 

またその肯定した一人、さんごですが、一人だけチアガールで応援します、メイク魔法回において

女優のゆながさんごの母に大胆であることを話し、母は少し前まで自分の好きを公開することはなかったが

部活をして変化しことを話すものの、まなつがそれはさんごがトロピカっていきたいとおもっただけだと

話します、彼女自身学ランを着るよりも、チアガールとしてやりと宣言したのでしょう、今自分が

やりたいことをする、さんごもまたここでやる気が満ち溢れていることが伺えます

 

そしてローラです、人魚に戻って自分の尾ひれを見て頷きます、人間化して気付かされたこと

その様々な想いがあの頷きに集約されていそうで、いよいよ物語は大きく進展思想ですね

 

トロプリ第16話感想 「魔女の罠!囚われたローラ!」4

天気 晴れ

 

あらすじ

ローラが後回しの魔女に囚われてしまい、プリキュアたちは救出に向かった

 

感想

登山から物語は始まります、頂上であろう場所で、記念撮影とトロピカルメロンパンを味わう

高山植物についてみのりん先輩の解説もありました、知識量豊富の頼りがいのある先輩ですね

ただあの景色からするとかなりの標高、さんごとみのりん先輩よく体力持ちましたね(自分ならやめていた)

「トロピカル部」という幕も用意していたようで、みのりん先輩だからこそできるやるきがここでも

登場します

 

夏休みに部活として何を行うか?泊まりが提案され、部費の関係上まなつの故郷が提案される

ローラにも尋ねようとするが、そこにローラの姿はなかった、また別の日にはアイスクリームを味わうが

物思いに耽るローラに普段と違うことをまなつも見抜いてしまう、普段ならアイスクリームを自分も欲しいと

かぶりつくはず、ローラはこれ以上読み取れないようにするためか、本当にかぶりつくのですが、かなり

漁が多かった、こりゃまなつじゃなくてもショックだよね

 

午前中の授業がおわり、弁当を広げようとするがアクアポットがない、もしかしてメロンパンを

買い漁っているのでは?というまなつに対し、それはないとジト目のさんごが貴重ですね

 

そのローラは図書室にいて、人魚姫の本を読んでいた、するとそこにいたのはみのりん先輩、ローラは

人間が人魚姫のことをどう記されているのかと思って目を通していると話すが、もしかして人間に

なりたいのではと勘ぐられる、ここで一瞬ハッとするローラ、凄まじい洞察力に驚きを隠せない

というところでしょう、なんとかそんなわけ無いとごまかすが、自分と入れ替わったときに

とても楽しかったことを話され、思わず「楽しかった」と話す

 

そしてここからみのりん先輩が話す台詞、これはローラにも、ひいてはこのトロプリ全体の大きな議題とも

とれる話がされます

ローラが握っていた人魚姫の本をとって、魔女の力で人魚は人間なったが、その代償として美しい

声を失った、ただそれは人魚に限ったことではない、それはどういうことかとローラの質問に対し

「例えばテストでいい成績を取ろうとしたら必死に勉強するでしょ?そうすると好きなことをする時間が

なくなったりとか、だから人間だって同じ、なにかのぞみを叶えようよ思ったら、別のなにか大事な

ものを失わなくちゃならないのかもね」

 

たしかにそのとおりです、何かをなしと得るためには、なにかを犠牲にする必要がある、小さい子供も

これに気がついているかもしれません、それをテストというわかりやすい例題を出しての説明

要約力・説明力まで兼ね備えたみのりん先輩、またくるるんが求めていたことを見抜いたのと同様

ローラが求めていたことも見抜きます、人間にローラがなりたいことを読み取っているからこそ

人魚姫の話・テスト例題・何かを失うという順序に説明したのでしょう、中学2年生といえど

凄まじい能力ですし、まなつに後で話を聴いて剥げたほうが良いと伝える辺り、配慮力まであるのです

 

ところでこの何かをやるのに、何かを犠牲にするということ「今一番大切なことをする」が

掲げられている今作に於いて、これは重荷にもなってきます、少なくともみのりん先輩はこのことを

知っています、今後トロピカル部として運営していく中で、この議題に部員4人が直面することは

ありそうです、基本ひょうきんに描写されている物語ですが、油断は禁物、どうなるでしょうか?

自分自身もみのりん先輩初変身回を見た後、人魚姫の話は読んでみました、これだけ楽しく物語

進行が進んでいるわけですから、人魚姫のお話をどれだけうまい具合に変換していくのかも注目です

(人魚姫の話をまともに読んだのは、なんとその時が初、幼少の頃は話あるのは知ってはいたけれど)

とりわけローラに関しては、ポットから自由に出られなかったり、風紀委員のときに人魚が

いるわけがないと説明しなくてはいけなかったりと、様々な犠牲や我慢を強いられました

 

そうした代償を先に支払ってきたからこそ、新プリキュアとして覚醒するという形に

なるのかもしれません、

 

まなつの母であるあおいが帰宅、ローラは偶然街で知り合った海外から来た人だということにしておいた

ぺりキュアという足マニキュアを母はしていた(水族館の仕事故に手に塗れないので)

ローラは逆に足の代わりに手を塗ることになる、そして後日、さんご宅で、夫々ぺりキュアを塗り

5人夫々が手を出し合って、色の違いが楽しめるだけでなく、ローラ変身の秒読み段階へと

進みます、しかもローラはあおいと出会った晩に手鏡で自分を見ながら「人間ってそういうものなの?」

とつぶやきます、この辺りも後の伏線になりそうです

 

敵幹部はこれまで何度もやる気を取り戻される、面白いのはヌメリーが女医、チョンギーレがシェフ

エルダが子供、これが本職だと語る、それはつまりやる気を奪うのが副職であることが分かるのと

同時に、エルダは子供が仕事になっているという点も面白いです、まなつの顔で愉快にしてくれる

今回ですが、台詞で敵幹部とは、そしてヌメリーがそのポットを奪えばよいのでは提案

 

チョンギーレが海岸登場し、プリキュア登場、そしてパパイアの見事な戦略で身動きを封じ

やる気を取り戻そうとするが、アクアポットと形状が酷似したものを大量に放出、区別がつかずに

捜索する中、ローラごと囚えられ、姿を消してしまう

 

どのようにしてローラを見つけ出すのか?そんな中、水族館館長のまふねにであう

地球全体で、海は7割をしめ、深海もある、宇宙と同じで、未知の世界が広がっていることを

話す、海岸に訪れ、あすか先輩は「私達ローラのこと何も知らなかった」ここも非常に気がかりな

台詞です、ローラは逆に人間のことを知ってきました、まなつたちに出会って、人間に興味ももちました

 

けれども最も側にいたまなつですらグランオーシャンも後回しの魔女についても全く知らなかったのです

この情報量差異、今後もっと一員としてローラのことを知らなければならないと思い知らされたのかも

しれません、そんな回がくるかどうかは不明ですが、プリキュアとして覚醒するのなら、尚更情報は

必要でしょうね

 

シャボンピクチャーの後を辿って、ローラのもとへ向かう一行、そしてローラはついに後回しの

魔女と対面、人間に憧れていることを読み取られるのであった

 

 

女王になるためにプリキュアに頑張ってもらうと話すローラに対し、いつもの明るさで答えるまなつ

ローラの態度が気にはなるものの、それでも明るく振る舞ってくれるまなつもまたとても大切な

存在です、ローラはどのように決意し、変身へとこぎつけるのでしょうか?次回とても重要な

お話となりそうです

トロプリ第17話感想 「人魚の奇跡!変身!キュアラメール!」

天気 曇り

 

あらすじ

ローラがキュアラメールへと変身、人間の姿になった

 

感想

海中を潜っていくプリキュア組と、後回しの魔女のたちがいる城にいるローラの二組でそれぞれ

物語は進行します、ローラは魔女に人間になりたいことを悟れてしまい、答えは後回しでも良いと

地下牢行きにされます、かなり緊張する場面ですが、落下シーンはトロプリということもあり

ギャグを忘れません、今週はくるるんが大活躍、柔軟な身体を活用し、エルダをおびき寄せることで

ローラは脱出に成功するだけでなく、アクアポットとローラも含め女王のとこに誘導もします

ここまでのローラ場面に於いても、見どころは沢山、とりわけ魔女・女王の対話は今回の変身に於ける

最終かつ最も要とも取れる演出が見られます

ローラがアクアポットを回収に訪れるも、後回しの魔女に見つかります、魔女の問いかけに

ローラは人間にはなりたいけれど、あなたの力は借りない、私の願いは私が叶える

次期女王になるためプリキュア4人を探した彼女です、女王になるためには勉強も必要であることを

話してしましたし、みのりん先輩に喝を入れた演出も、まなのつことを認めているのと同時に

夢を叶えるのに、人間の世界に来た彼女にとって、踏み出せない様子との対比を考慮しても

ローラがこうした自分で叶えたいという想いが強いのは以前から伺えました、しかも常にやる気に

満ち溢れているまなつの姿を見ていて着るのなら、尚更その気持が高ぶるのは当然でしょう

 

女王が言いつけどおりプリキュアを見つけたのなら、次は何をすればよいのかという質問に

まずあなたはどうしたいかを訊ねます、そこでローラは手に塗ったぺりキュアを改めて気が付きます

役目を果たしたから、次期女王として立派にしたのだからと、その件にお礼をいいながら、ローラは

続けます

「でもあの子達私がいないとだめだから」この一文でローラらしさが存分に発揮されています

これは常にまなつが元気いっぱいであることや、みのりん先輩が裏方として活躍しようと奮起するのが

見られるのと同じように、ローラにとってこうした発言がいかにもらしいです、女王もそれを

知っているからこそ笑顔で次の方法を伝えたのでしょう

そもそも女王のセリフにも戻らなくて「構いませんよ」という一文になっています

「戻らなくていい」ではありません、つまり戻ることも肯定していると受け取れます、最初にローラに

どうしたいかを訊ねてもいますから、女王はローラがプリキュアに出会う過程で様々な出会いと経験が

なされたことに気がついているのでしょう、シャボンピクチャーでその一枚を見てもいますし

こうなると女王はローラに対し、今これから自分が何をすべきかのは、自分自身が知っているでしょ?

というようなところでしょう、笑顔で新アイテムを差し出したのも、ローラを送り出したのも

いわばローラの覚悟を見たかったのかもしれません

私まなつともっと遊びたい

さんごとコスメの話もしたい

みのりと人魚の物語の話もしたい

あすかとゲームもしたい

皆と一緒に部活もしたい、もっとまなつたちと、皆と一緒にいたい

それが今一倍したいこと

感極まる台詞ですね、まなつたちと過ごすな中で、今一番大事なことをやるまなつたち

そしてそれに感化され、それぞれが化学変化していった、それはローラとて例外ではない

「一緒にトロピカっていきたい」あの夢の中で見たように、まなつたちと一緒に過ごすことが

トロピカることが、ローラにとって、どれほどの良い刺激だったのか、自分を変えさせてくれたのか

まなつが言っていたセリフを自分の言葉・気持ちとして話したこの一文は

礎は大事にしながらも、ローラも大きく成長していることが伺えます

 

一方豪華客船で、2体のゼンゼンヤラネーダ召喚にプリキュアたちは大苦戦、ただでさえ

ローラがいないことで、やる気を取り戻せない状態な上に、そのローラを追って、サマーが離脱

しているのですから、尚さらです、そのサマーはなんとチョンギーレが直に戦います

ローラは友達だからそのために全力を注ぎます、チョンギーレはそんなサマーの回答に対し

魔女が人間になるのと引き換えに、自分の要件をのむよう交渉していることを話します
裏切られるかも?
そう伝えますが、サマーは折れません、ローラはそんな条件には乗らないと

3人はゼンゼンヤラネーダの攻撃で変身が解除され、やるきが奪われてしまいます

 

そしてローラが変身へと進む最後の一手がなんと絶対に許さないというお怒りから、これは
ちょっと以外で
高飛車なローラらしいのは確かですが、自分がやりたいこと、このセリフを
変身最後の鍵にすると
予測していただけに、驚きました

とはいえローラの立場からすれば、夢で見たように、これからは、今まで以上に仲良くなって
部活を始め
4人と仲良く過ごしたいと夢を膨らませている、そしてみんなが心配していると
思っています

前回シャボンピクチャーを飛ばし続けてはいましたが、海岸にきているくらいにしか思わない
ローラに
とって、目の前に飛び込んだ光景が、サマーがボロボロにやられ、3人も同じように
やられていることを
知れば、そりゃ憤りをかんじるのは当然の所業

 

そしてついに変身、とにかく美しいく綺麗です、なにより足に強調がされます、完全尾ひれから

足へと変化します、頭部も綺麗ですし、星型に描くのも良いです、思わず見とれてしまいました

 

豪華客船内にまなつと共に戻り、目を覚まし、ローラがプリキュアになったことに気が付きます

やる気が戻った3人も、同じように気が付き、キュアラメールになったことに驚きます

こうなると百人力だと、4人も変身、2体のゼンゼンヤラネーダを浄化します、ちなみに

ラメール必殺技は「プリキュアくるくるラメールストリーム」青を基調とした彼女らしい攻撃です

変身時もぺりキュアとして手に青色塗っていましたし、まなつの母が塗ったあの色は、もはや運命的

ヴィクトリーの顔も良くて、全体的に足を活用しています、やはり足になったことを強調
しているのでしょうね

 

浄化成功後、海岸で変身を解除すると、ローラはそのまま足がある状態です、人間になったのです

寮生活でまなつとともに学校生活が始まる、お互いの巻末演出も良かったですね

 

ローラの覚悟と、ローラのために必死になるそれぞれがみられる素晴らしい演出

プリキュアという作品は「誰かを守りたい」という一心が常に続いているそうで、この点はローラも

該当しています、女王があのアイテムを渡したということは、人間になることを知っているという

ことです、ローラがこれから人魚かのか?人間なのかの葛藤も描かれるのかもしれません、基本

ひょうきんに描写されるこのトロプリではありますが、今回のように急に緊張する場面にも出会います

人魚姫にも焦点があてられるこの作品において、ローラがこれからどうなっていくのか?という

ところに注目していきたいです。

 

 

トロプリ第17話感想 「歩くよ!泳ぐよ!ローラの初登校!」

天気 雨

 

あらすじ

ローラが人間になって以降初の登校は大きな経験となった、

 

感想

ローラとまなつが元気よく登校、シャボンピクチャーで写真まで撮るなど、ノリノリです

運動強化月間の説明も兼ねてとはいえ、転校生紹介をご丁寧に全校集会でやるとは、しかもその説明は

先生ではなく、生徒会長、こういうことも任されるのですね

あすか先輩が危惧するように、グランオーシャンを堂々と話すし、女王になる発表するし、いかにも

彼女らしいグイグイ来る方式好きです、

 

まなつのクラスで、彼女の横空席がローラということに、第2話で空席があり追加戦士なのは

読み取れましたが、この話で既にローラが加わることを読むべきだったのか?

 

海に関する授業はお手の物だが、古文や地理は流石に無理があるようで、ちんぷんかんぷん、しかも

あれだけテストの点数が惨敗だったまなつに訊ねて彼女もかなり適当な返答、後にみのりん先輩には

「わからないから勉強するの」という、もう返す言葉がないくらいの正論、優等生ならではですね

(僕も正座は相当きついので、気持ちはわかる)

そこに水泳部の部長がやってくる、ローラを誘いに来たのだ、どうやら水泳部では実力が乏しく

大会に出られない、そこで全校集会に於いて、泳ぎが得意と豪語していてローラならいけるのではと

うまく勘違いした部長が勧誘しに来たのだ、

 

トロピカル部はどうなるのかという部員の不安をよそに、これとないくらいにわかりやすい高笑い

まぁ水泳部長がローラ同様そうとうグイグイ来るキャラでしたから、お互いに脂を乗せる

この状態では、誰も止められません、敵勢力でエルダとチョンギーレがうまく逃げて、ヌメリーしか

居らず、やる気パワー奪ってきてと伝えられ、キョトンとしている顔など、前半は

これでもかというほどツッコミどころ満載です

 

後半になって勢いは収まるどころか、流れに棹さす状態、ローラは自分の泳ぎを多くの人に披露しようと

やる気満々です、ところが水着に着替えて、いざプールサイドに出ると、そこにはゼンゼンヤラネーダの

姿が、おまけにプールの綱で4人共引っ張られている状態、挙句の果てには、ヌメリーに対し

せっかく自分の輝かしいデビューとどうしてくれるのと抗議、仲間の心配以上に自分のことが先という

いかにも彼女らしい猛アピールです、キュアラメールに変身し、能力は高いのですが、しっかり仲間の

連携もなされています、キュアコーラルの防御に、サマーの「おてんとサマーストライク」で凌ぐなどが

挙げられます、敵を浄化後に、改めてローラは泳ぎに挑戦、飛び込み場所からご丁寧にスロー再生の

飛び込み映像、この飛び込む瞬間は美しく部長も驚くほどです

 

けれども人間の姿、これまで通り難なく泳げるはずもありません、結局部長は勘違いだったと

謝罪するも(あれだけのノリノリ後にちゃんと謝罪できるいい部長さんだ)ローラは当然納得できない

人魚の姿になれば、平気だと、無論これはあすか先輩に止められてしまう

華々しい登校日は散々だったと漏らすローラだが、まなつは違います、今日1日一緒に登校して

楽しめた、そうトロピカっていたからと励まします

前作のピンクプリキュアことのどかとはまた違った主人公励まし方です、サマーというだけあって

明るく元気もりもりな姿、とにかく毎日を楽しく過ごしたいという願いが、自然と周囲を

変えてくれる、それが彼女の形です、そんなこんなで、ローラもトロピカル部に入ることに

ここでも上から目線になり、おもわずあすか先輩に突っ込まれますが、人間化してもローラのキャラ性を

たっぷりと味わう事ができた今回

そして何より驚いたのは冒頭です、いきなり人魚の尾ひれから始まったので、あれ?っと思ったら

なんと人間と人魚の行き来は自由自在、あまりの予想斜め上をいかれ思わず笑ってしまいました

 

そうこれはトロプリ、ひょうきんに描くのが根底です、だからこそこんな描写も容易にできてしまう

この先、ローラがなにか迷うのではないか?そんな詮索もしていたのですが、公式からこれほど

勢いよく押し返されて、むしろ清々しい気分です、

トロプリ第18話感想 「まなつパニック! 学校の七不思議!」

天気 曇り

 

あらすじ

トロピカル部として屋敷の捜索をした

 

感想

いきなりミックストロピカルから始まったので、びっくり、既にエルダが登場していて

浄化完了、ご丁寧にサマーのやる気全開モードまで見せてきます、エルダはしかたなく帰還しますが

飛行船がエンジン不調で真下にあった屋敷に落下してしまいます

 

トロピカル部はローラが正式に部員になったことで、改めて部活として何をするかを決めることにします

今回のお話はまなつ中心回で、後半でもまなつの魅力が存分に味わえるのですが、前半でも

十分すぎるくらい魅力的な場面が見られます、まずこの何をするか?という場面で、今までは自分が

やりたいことをやっていたから、みんながやりたいことやれていたのか?と気になっていたと話します

(ここでまなつがそうう感じていたことを読み取っているあすか先輩も素敵)

そしてそれぞれに何をしたいかも順番に訊ねます

 

そこで提案されたのが最近学校で噂となっている怪談ブームです、さんごが苦手そうなのは

なんとなく予想がつきました、そして新聞をみるやいなやまなつは石化w

優秀作品になると新聞部に掲載され、フードチケットがもらえる、そしてこの怪談ブームの発端は

ローラであるため、この調査によって話題をそらす作戦も可能。

 

さんごはこの話もあって、怖いけど頑張ると話します、この作戦を思いつける頭脳派みのりん先輩は

予測が付きますが「その意気は良し」とも答えるとは、ローラとの入れ替わり回において

やすきがある姿に「みのりにしてはやる気がある」という台詞に「私はいつだってやる気がある」と

答えています、みのりん先輩もまた、誰かのために頑張れるキャラ故に、そしてそれをローラから

教わったゆえに、そうした一歩を踏み出せる後輩を讃えたかったのかもしれませんね

 

これで確定、あとはまなつのいつもの姿を見るだけ、っと思ったら、様子がおかしい

実はまなつは、さんご以上に怖いのが苦手のようだ、樽に隠れて怯える姿もとても貴重ですね

ここであすか先輩は、機転を利かせ今回は止めておこう、そう話します、部長という立場、まして

初登場時にチンピラを退けたくらいですから、苦手が2人もいれば、退こうとするのも頷けます

 

しかし、まなつは違います

「待って! あの、確かに超苦手なんだけど、でも、せっかくみんなのやりたい事なんだし、それに

不思議を調べるのはローラのためにもなるし!」

    

「だから! 次の部活は、怪談の調査!」

「みんなでトロピカっちゃおー!」

自分のことよりも、周囲を優先し、そのためには多少のの苦手も辛抱する、そしていつもどおり

元気いっぱいにやる気を出していきます、こんな気配りができる中学1年生がいるとは

テストの成績はよくないですし、怖いものが苦手だけど、それ以上にいいところを持っている

立派な姿ですね

 

そして学校裏にある屋敷に到着です、手分けして調査したことで、まなつは2階にあった

人形を見つけます、そしてその人形が喋りだし大騒ぎ、予告で見たゆれはなんとまなつが要因だったのだ

 

まなつはたたったりしないでと怯えますが、なんと人形の正体は布に隠れていたエルダが

声を入れているだけ、エルダはあの落下により怪我を負っていたようです

そこでまなつに(しかもエルダ側も布に隠れて彼女の姿見えていない)食べ物を持ってくるよう

そして他の人には内緒にするよう伝えます

まなつは次の日から、律儀にこれを守ります、それを続けているうち食べ物の趣味が合うなどして

互いに打ち解けあっていきます

 

そこで人形はなぜここにいるのか?と訊ね、困ったエルダはとっさに思いついたウソを話します

それは友達を待っていると、大切なお友達で、ずっと一緒だと約束したと、だからこの屋敷で

ずっとまっているのだと

 

これに対し、あまりに純粋なまなつはこれを丸々信じ込み、泣いてしまいます、ずっと寂しかったのだと

だから一緒に頑張ろうと

 

しかしそこへ、まなつが直近様子がおかしいとやってきた、4人と、同じくエルダを心配して

やってきたチョンギーレ・ヌメリーと鉢合わせ、ショベルカーがゼンゼンヤラネーダへとなります

衝撃で屋敷もきしみだし、まなつはここが取り壊される予定出会ったことをもいだし、なんとかここを

守ろう、飛び出します、そこでエルダだけが、ここまで仲良く話していた相手がまなつ、つまりサマーであり

プリキュアであることに気が付きます

 

サマーに変身後においても、魅力は更に加速します

屋敷が壊されそうなのを必死に守り抜きます、人形と約束したと、大切な友達を待っていると

寂しくても、空腹でも、その友達を信じてずっと待っていた、最初は怖かったけど、今は一緒に

頑張ろうと約束できたと

 

プリキュアという所属は誰かを守るために、戦うというのが基本概念だそうです、主人公プリキュア

なら尚更その意思は固く、前作ののどかもこれには該当します、そしてまなつも該当しました

約束を徹底し、誰かのために全力を尽くせる、混じりけのない、まっすぐな姿

 

自分のウソをここまで信じて、全力を尽くせる姿に、エルダも心を動かされます、冒頭で

やるきが暑苦しいと言っていたのも伏線だったのですね

 

そこでエルダは、再びウソを付きます、でも今回はプリキュアにスキ与える優しい嘘です

腹痛を訴えたエルダはすぐに帰りたいと訴えます、心配したヌメリーはすぐに帰還するよう伝えます

(建物越しにヌメリーがエルダを抱きかかえたところも良くて)

そこでゼンゼンヤラネーダに少し待つよう伝えます、その一瞬にできたスキを狙い、一気に形勢逆転

ラメールの技で浄化完了です。

 

後日新聞部としてこの件が紹介されます、後の調査で人形はいなくなり、場所も取り壊されたので

調査はできなくなりました

 

なぜ人形がいなくなったのか?それはエルダが持ち帰っていたから、しかもマリングミケースも

持ち帰っていました

 

敵と味方がつなぎ合う話はアニポケで言うロケット団との休戦協定でなくはないですが、今回のように

味方側の懸命な姿に心を揺さぶられる、前作からプリキュアの世界に入り込んだ自分にとって

見たことない展開でした(尤も前作の場合病原菌が敵だったので致し方ないが)

エルダがこうしたスキを作ったのはまなつが見せたありのまま姿、疑うことを知らず、純粋に受け取り

感動して涙するほど感受性が豊かで、何より自分のこと以上に、周囲を優先し、そのためにだせる

全力を尽くせる、これは視聴者にもこうした姿に、ゆさぶられたかたも多いでしょう

まなつの素晴らしい姿を咀嚼したいい回でした。

トロプリ第20話感想 「名探偵みのりん! 消えたメロンパン事件!」

天気 曇り

 

あらすじ

まなつが購入したはずのプレミアムメロンパン捜索で不穏になるも、無事解決した

 

感想

まなつの願っている場面から物語は始まります、季節限定1日1個のプレミアムトロピカルメロンパンの

抽選である、福引の結果彼女は当選します、購買部に並んでいた人数からしても、かなりの競争率ですね

強運である上に、この学校生徒数の多さもまたすごいです(エレベーターある中学校は珍しい)

紙袋を高く掲げて喜んだ直後、画面が暗転し、トロピカルあまりこの事件が起こるとはという説明で

枕は終了、元来この作品がひょうきんに描かれているにしても、冒頭からそれをする気満々な

魅せ方で最初からアクセル全開です

 

まなつは部室に入り、早速味わうことにしようとしたところで、校内放送で、財布の紛失があったことが

伝えられます、彼女の財布だったようです、購買部で当選した際の周囲拍手といい、財布が無事に

戻ってくる状況といい、とても治安の良い中学生ですね

 

財布も無事に戻ったことで部室に戻ると、全員が既に集合していて、まなつがよくあれを引き当てたと

(あすか先輩が3年生でまだ当選していないとなると、やはり倍率高い)絶賛、ところが机に置いてあった

はずのメロンパンが紛失している、周囲を見渡すも見つからず、ショックのあまり卒倒、氷のうまで

用意されるほどの緊急性です、卒倒時の真夏の表情、先週のホラー回といい、こんな大変時且つ

ひょうきんという合体顔見られるとは、氷のうという大変な場面なのに楽しく見られます、皆の心配を

よそに、みのりん先輩はかばんから星型のメガネを用意し装着

「どうやら吾輩の出番だな」

あすか先輩やローラも驚くほどの変貌ぶり、どうやら最近ハマっているミステリー小説になりきって

ピカッと解決していきましょうと派手に宣言、予告である程度わかっていたとはいえ、ここまでやるとは

あすか先輩も言っていましたが、この星型メガネ常備とはよほど好きと見え、なりきりぶりに

さんごも驚きます、そりゃ当然とも言えるでしょう、読書好きで、ミステリー小説にこるのなら

わかりますが、あれだけ冷静沈着、静寂ながらもしっかりことを運べる彼女がこれほどまでに弾けていくとは

ローラと入れ替わった恩恵なのか?定かではないですが、こんな一面を見られるなんて、つい数ヶ月まで

までなら考えられなかった

状況を整理することから始めますが、理路整然が得意名だけではなく、文字も絵も丁寧です、以前

サンドアート回であすか先輩が書き直した能力がずば抜けていましたが、校舎の平面図をあれほど丁寧に

描くとは、瑠璃も玻璃も照らせば光るというところでしょうか?

 

アクアポットが部室あり、まなつが席を離れたときには、くるるんしかいなかった状況、しかしくるるんは

メロンパンを味わう事ができないため、ローラがまずは疑われます、女王を目指す自分に

そんなことはないと主張、あすか先輩は忘れ物を取りに戻ったと見せかけて、「壁をよじ登って」

味わったのでは?と(登れてすごいというツッコミするまなつの天然さが好き)

みのりん先輩も先にメロンパンを味わってから図書室いってアリバイを作ったのでは?

ここで借りた3冊が見られるのですが

『タナ―・ボッターとつけもの石』はハリポタ第1作の賢者の石

『ながぐつをはいたペロ」は『長靴をはいた猫』

THE NEVEROPENING STORY』は映画やドラマにもなった『THE NEVER ENDING STORY』、

はてしない物語をそれぞれもじっている、こんな細かいところまでふざけてくれるとはトロプリ

抜かりがありません

 

友達を疑うのはやめよう、そう話すさんごですが、彼女もまた階段の掃除最中に味わった?

結局ローラ・あすか先輩・みのりん先輩・さんごの4人が摂取したであろう予想の一面が見られます

全員ギザ歯で美味しく摂取する場面も磨きかかっています

 

メロンパン紛失事件は、部員内で不穏な空気が漂う(なのに楽しく見える今作の技量は格別)

 

一方もう一組漂っていたのが敵幹部、ゼリーは紛失するし、あみだくじで出撃しなくてはならないなど

踏んだり蹴ったりのチョンギーレ、それでもしっかりこなしているのですから、優秀です

 

誰が嘘をついているのか?解決できず、ここでローラがそもそもそのメロンパンがどんなのだったかを

訊ねます、最もわかりやすい、紙袋に「めしあがれ」という記入

 

そうしている内に、ゼンゼンヤラネーダが召喚される、奇しくもパン袋形状で、一同は迷いますが、ここは

主人公が引っ張り、今一番大切なことをやると、そこでメガネも通常に戻すみのりん先輩

ここまでずっとその眼鏡で来たことや、変身時に何れ外すのに、わざわざ入れ替えているとなると

メガネに相当凝っていると見えます

 

しかし不穏な空気が拭いきれないままなこともあって、チョンギーレからもバラバラで喧嘩したのか?と

疑われます、しかしここでラメールが落下したポットを拾うと、そこには紙袋が、ついさっきまなつから

きいた「めしあがれ」が記載

 

やってしまったという驚愕の表情、変身前も含めて、これまでにない表情を見せます

そして自分が犯人だったと告げます、あの紙袋がポット内の冷蔵庫に入っていて、そのまま味わったのだと

その場所に移動していたことに加え、メロンパンの事も知らなかったのです、なるほどそう来たかと

思いました

 

ここで頭を下げて謝れるローラ、これまで高飛車な姿を見せてきた彼女が、これほど律儀に謝罪できるのも

彼女が成長してきた証拠です、謝る対象もまなつだけではなく、全員にも言っています

ここで頭を下げているときに、目も眉毛も口も震えています、まなつに怒られるのではないか?そう

感じているからです

 

けれどまなつは違います、まず両手を添えて、ラメールに「良かった」と伝えます

このまま気まずい雰囲気が続くのでは?とハラハラしていたと、怒らないのか?という問いに対しても

「メロンパンより皆の方がもっと大事」

先週怖いのが苦手でもみんなのためにと怪談調査をやり、人形を守るために必死になれる姿もそうですが

まなつのこうした、他人を思いやる姿、大事なことを率先する姿、これは癒やされます

普段元気いっぱいで、どんなことにも積極的な姿を見ますが、それだけではなく、こんな立派な中学1年生に

楽しく見られる作品に、こうして伝えるべきことをやっている作り方が丁寧ですね

 

そんな彼女の優しさと思いやりに、疑った自分も悪かったと、パパイヤが、嫌なことを言ったと

フラミンゴが、私も悪かったとコーラルもそれぞれが謝ります、自分が過ちをすれば、まずきちんと

謝ること、これは年齢が増すにつれてやりにくくなるものです、案外小さい子のほうがやれるのですが

その小さい頃から、こうした状況のときにしっかり自分から謝れるという行為に気がつく必要があり

それを学べる機会となります、中盤の不穏な空気でさえ楽しく見えるのに、謝罪は全員がしっかり

こなす、この辺りの調整力もじつに丁寧で、見応えたっぷりです

 

サマーの呼びかけで、仲直りした一行は敵を浄化に成功し、さんごの自宅で彼女の母が購入したメロンパンを

味わうことで終了します、また紙袋がなぜ冷蔵庫に移動していたかですが、これはくるるんが

保存場所として適しているからと機転を利かしたそうです、全員悪気はなかたっと円満解決

ジェスチャーゲームが得意で、あそこまで読み切るみのりん先輩の新たな能力も垣間見え

楽しく学べるとても素晴らしい回でした。

トロプリ第21話感想 「夏休み! トロピカる部の合宿計画!」

天気 晴れ

 

あらすじ

まなつの故郷南乃島にトロピカル部として出向くことになった

 

感想

下校の時間から開始、明日から夏休みに入る一行です、ローラは入学してそうそう夏休みに入って

ご不満の様子、学校で様々な経験をしたい彼女にとってあまり納得行かない模様、その点まなつたちは

夏休みの良さを伝えます

今回は準備回ではありますが、自分夏休みがあった時代、この下校時間がとても喜んでいたのを

思い出します、今週はいつも以上に思い出にふけるお話でした

 

部活として合宿が提案され、コスメや読書や筋トレなど夫々のやりたいことが発表、中学3年の

あすか先輩や勉学に優れているみのりん先輩ならともかく、さんごも実家がコスメ店で、自分も

興味あるからという大きな利点もありしっかり計画建てられていて素敵、自分ダラダラ過ごしていた

だけに余計に

 

まなつは夏休みの間、故郷に帰還する、そこに一同も招待される、あれもやりたい・これもやりたいと

次々と計画がなされる、それくらい魅力が多い島、次回からこの島回が特集されそうです、前々回の

屋敷調査や前回のメロンパン事件でまなつの他人を思いやる優しさと強さを咀嚼できる回となりました

ローラの初変身として着実に下準備がなされたように、まなつがいかにしてこのような思いやりを

持てるようになったのか?いわば人格形成の根幹が見られるかもしれません、無論今作はきょうきん重視の

作品なので、そこまで厳密には展開されないでしょうが、それでも今回の巻末で、まなつが下船した際に

父親と久しぶりに出会い、喜びを表す彼女の顔つきは、これまでにない姿ですし、彼女が帰ってくる

だけなのにわざわざ他の島民も出向いてお出迎えしていることもあって、それほど彼女と

そして連絡しているであろう部員たちを温かく迎えるということがなされていることが読み取れます

そしてこの計画をしているときに、島はのんびりしたところだから、特に計画を立てなくてもよいのではと

まなつの母から提案されるところも、そうしたゆったりとした時間がひいてはまなつがこうした性格に

形成されたのかもしれません

 

いつもらしくない、まなつだけが知っている砂浜に赴くことだけを決めることになった一行

その彼女は出発前夜興奮して就寝できない模様、自分も家族旅行の前夜こんな状態でしたね

そのくせ旅立ってからは妙にテンションも高く、普段のおとなしい姿は?ってよくつっこまれていました

ローラも実は誰かと旅に出るのは初めてで寝られなかったと話そうとするものの、当のまなつは

既に就寝

 

一方敵幹部の根城、バトラーからやる気を奪ってくるよう伝えられますが、3人共やるきがありません

地上は暑くてやってられない、肌に悪い、こっちがやる気奪われる、剰え夏休みにしようと提案

仕方なく、出動した順番から夏休みにを許可することになり、チョンギーレが動きます

(夏休みと聞くやいなや一気に挙手する一同がかわいらしい)

翌日まなつとローラが待機するなか、さんごやってきます、かなり大量の荷物です、コスメを様々

試したくなり、気がつくと多くなったそうだ、ここでしっかりまなつがその荷物を自分が持つと手伝います

まなつのトランクでも相当な量ですが、この辺りの気配りができるのも彼女らしいですね

すでにちからつきそうになるさんごの姿もまた、おもしろいです

次はみのりん先輩です、彼女もまた大量の荷物、この夏は全100巻の小説を読破する予定だそうです

ここでとてもきになったのは100巻と見せたオレンジ色の取っ手がついたかばん、あれに100巻分も

あるのですね、ハリー・ポッターがわかり易い例ですが、あの作品の場合全7巻13冊、つまり巻物のように

1冒険の大きな物語の区切りが、2冊をまたいだり、1冊の間に複数の巻があったりするわけです

ということは100巻ということから、101冊以上入っていることもありえます、仮にメロンパン事件で

見えたあの3冊くらいの薄さだとしてもかなりの量、そもそも夏休みに100巻読破って、そうとう速読

しないたと達成できない領域、みのりん先輩の能力にたまげます

 

あすか先輩は軽装でした、それでも枕が変わると就寝できないので、自分用の枕も持参です

いざフェリーにのりこもうとするとゼンゼンヤラネーダが召喚されます、しかもその対象は

まなつが持っていたトランクです、これにより内緒にしていた荷物の中身が少しずつ明るみになります

バレーボールだの水鉄砲だの、メロンパンだの、しかも宿題は持ってきていないという流れ

 

サマーがトランクの鍵をしめるという頭脳戦で、敵を浄化して、ギリギリフェリーに間に合います

準備編といえども、様々な個性が垣間見えた今回もとてもトロピカっていましたね

 

トロプリ第4話感想 「はじけるキュアパパイア! これが私の物語!」

 天気 晴れ

あらすじ(トロプリ休止のため、今作感想を始める前の話から選んで今週記しました)

みのりん先輩はキュアパパイヤになった

 

感想

人魚姫を読んでいるみのりん先輩から物語は始まります、一見あわなそうが2人ですが

ローラが後々この話とか変わったり、入れ替わったりとなにかとみのりん先輩とローラのか変わりも

濃厚です、またこの作品そのものも、気付きがいくつか、まず今秋公開の映画では雪の世界が舞台です

常夏のを舞台にしている今作とは相反する世界です、それでも調和できるのは、相反しているからこそ

まなつがより楽しめる(普段味わえない世界なので)というのに加え、人魚姫も雪の世界にる女王も

『雪の女王』もどちらも原作はハン・クリスチャン・アンデルセンが関わっている、そう考えると

合点も付きます、ところで彼女が読んでいた人魚姫はたしか絵本にもなっているはずですが、結構

分厚いですね、実際絵本とは別にかなり深い物語にもなっているのでしょうか?

実はこのお話を初回で見た後に『人魚姫』を改めて読んだので(小さい頃読んでもらったことなかったので)

 

まなつは部活としてやりたいことが確定せずにいます、そこでいっそのこと自作してしまえばよいのでは

という提案がなされます、プリキュア部でもいいかもしれないが、そもそもプリキュアが何かのか?

人魚が何なのか?を調べるために、まなつはさんごとともに図書室に向かいます、そこで出会ったのが

一ノ瀬みのりです、最初の挨拶で、2年生、つまり先輩で貼ることがわかるのですが、いきなり

みのりん先輩と呼んでもよいかと提案、さんごも思わず止めよとするくらいです、しかも人魚や妖精の

話は好きなのか?という質問に対しても笑顔で対応します、これら二種類の言動にみのりん先輩は

驚かされます、これはこの一話前に於いて、さんごがまなつの何でも自分の鋤を伝えられる、自分の好きを

信じる力を持っていることに憧れを持っている、それと似たような驚きを持っているわけですね

冷静沈着な彼女ですし、明確には未だに公開されていない彼女の辛い経験、それ以降閉じこもりがちな

性格になった彼女にとって、先輩に対する自分に対しても、臆せず突き進む姿に、そんな輝いた

姿が後々響いてくるわけですね

 

一方まなつも先輩がプリキュアになれないかとローラに相談します、彼女はノリ感覚でそう相談したかも

しれないですが、ぶつかったことを許し、人魚姫の本も貸したことから心優しい性格を持っている

ことも読み取っていたのかもしれません、メロンパン事件回や怪談調査回でわかるように、まなつは

相手を思いやり、心のなかにある能力を引き出してくれる力を持っています、ローラは頼りないからと

向いてないことを話します、この台詞があとになってわかることですが、相手を見通す力、女王になるために

勉学も必要であることは話されていましたが、こうした能力も必要なのしょうね

 

先輩は文系部に所属していて、物語もかいていたことを桜川先生から知ります

(違うクラスはおろか、違う学年のことにここまで詳しいとは、学校の先生ってこうでないとだめ?)

その小説を探し当て、読んでいるところに、みのりん先輩がやってきます

 

まなつはみのりん先輩が記した小説をとても気に入り、続きを知りたいと褒め称えます

しかしみのりん先輩にとってそれは触れられたくない領域、空想話であリ、人魚なんていないしと

今回の感想を投稿する上で、改めてこの話を見たことで、気づいたことですが、回想に入って直後

右腕で拳を作って胸に手を当てています、これはおそらくドキドキしているということでしょう

学年トップで、読書好き、しかも文系部に所属している、実際ここまでも頭脳戦は垣間見えますし

彼女の理路整然能力により助かったことは多いです、こうした能力を存分に発揮し小説をかいたにも

関わらず、鉛筆を落としてしまうほどの衝撃を受けてしまった、それまでの彼女がどういった性格

であるかは明らかにされていませんが、神経を注いで書いた物語を、鉛筆を落下させるほど真っ向から

批判をされたのでしょう、その程の衝撃を受けたのであれば、そこから暗い性格になってしまうのも

無理はありません

 

翌日人魚展にさんごとまなつが訪れ、ローラがこんなのが人魚とはなにごとかとお怒り、しかしそこへ

来客が訪れ、展示物に紛れるという作戦を取ります、一見難を逃れたかに見えたのですが

みのりん先輩が話した人魚姫におもわず反応してしまい、あっさりとバレてしまいます

(ここであちゃーとなるさんごとまなつの姿も、思わず驚くみのりん先輩の顔も良くて)

 

改めてプリキュアに勧誘するまなつがですが、空想と現実は違うと、これは自筆の小説を書いたときにも

表現化されていました、やたらと空想と現実を分けようとすることに固執します、それはなぜか?

 

これを見抜いたのはローラでした、ヤラネーダが召喚され、サマーとコーラルが押しつぶされそうになる

危機に、助けたい気持ちはあっても、踏み出せない姿にローラは喝を入れます、ここがとにかく

見応え抜群です、そもそも論この演出も含め、図書室でのシーン。泉があるところで、プリキュアに

勧誘するシーン、そしてローラとみのりん先輩との対峙シーン全て光と影が演出されます、彼女は

ずっと影の方、影は下手であり、画面左側に置くのが基本だそうで、それを忠実に活用されています

 

そして上記の分別の部分ですが「また何もできない?そんなのばっかり」

ローラがみのりん先輩の辛い過去までは知らないにしても、飛び出す機会を何度もまなつが与えてくれている

それはローラも見ていました、その機会を自ら放棄している、できるのに、そうした能力だって備わって

いるのに、現実と空想をやたらと分けて、人魚が目の前にいることを知ったにも関わらず、触れようとしない

何かを変える機会を逃している、自分が傷つくことを恐れている、空想・現実を分ければ、実際は

そんなことないということにしておけば、直筆の小説ということに触れなければ、あの辛い記憶を

封印できる、そう貫こうとみのりん先輩は、やるるのですが、ローラには見え見えのようです

ローラ最初の一文で、これを言っている、なぜその機会を自ら何度も放棄しているのか?それを

見抜いているローラの能力も長けていますね「私には無理・出来ない・どうせ私なんか」これらの

台詞をまんまみのりん先輩が話したわけでもないのに、この3項目が出るということは、ローラからして

何かしらの所以があるにしろ、傷つくことを恐れるあまり、現実逃避していると悟られていることが

伺えます

 

「あなたがいないって決めつけてた人魚だって、ほら、ここにいるし! 自分で駄目だって言ってた小説だって

まなつは言ってたでしょ! 面白いって!」

 

人魚という現実がいる、自分が書いた小説を面白いと評価してくれるじん武具が現実にいる、ローラが

まなつのことを人間という存在を認めている、まだまだ序盤の物語故にローラ自身早く女王になりたい

高飛車な性格、それでもまなつと触れ合って、さんごに出会って何かしら化学反応がおき始めている

そんななか、折角評価される機会を、自分が伸ばせる機会を、そして思いやる心を持っている自分がいるという

現実を見ることから背けている彼女にローラは喝を入れます

 

「勇気を持って前に踏み出せば、何だってできる! その足は何のためについてるの?」

 

いくらアクアポットが自由自在に動けるとはいえ、海中のようによりカルヤ化に動けるわけではない

アクアポットが室内にあれば、ドアを開けようとすると人に出会ってしまう、そんな制限がある

けれど人間は足があって、自由に動ける、それが実は羨ましく感じる、そんな立派なものがある

それなのに、最初から出来ないと決めつけ、自ら挑戦しないみのりん先輩、彼女の眠っていた能力を

呼び覚まします、

 

ついにこれまで影に入っていたみのりん先輩は光へと踏み出します、彼女たちをを助けたいその一心で

現実という世界に突入します、ここのローラのやり取り本当に気持ち良いですね

 

パパイヤの変身は可愛く、変身前との相当な相違点、敵を浄化後は人魚の尾ひれに触り、前を踏み出せました

このことは後にさんごの母との会話でも自らの口で話していますし、あのみのりん探偵にしたって

部員たちが自分を信じてくれているし、評価してくれるから、あのような行動だってできる、自分が変に

何かを変えなくても、自分がやる気に満ち溢れていることは、やり方は違ってもそれが感じられることを

部員全員が知っています

 

みのりん先輩が躊躇していた踏み出せいないことなんて、誰にでもある、それどころか彼女の気持ちが

わからない人はいないとって言ってもいい、同じ悩みを抱えている人はそこら中にいるでしょう

だからこそまなつのように、そして今回のみのりん先輩のように、踏み出す勇気を自然と見せてくれる

あの展開素晴らしかったです

トロプリ第22話感想 「ヒミツの大冒険! 人魚の宝を探せ!」

天気 晴れ

 

あらすじ

ローラは新アイテムを入手し強化されたゼッタイヤラネーダ浄化に成功した。

 

感想

敵勢力では魔女が新要素「ゼッタイヤラネーダ」の球が登場、チョンギーレが夏休みを取得しているため

バトラーを治療後にヌメリーが赴くことになります、終盤では盃が話に盛り上がるなど、あすか先輩が

話していたように、敵勢力も強化され、より大変なことになりそうですね、

 

南乃島に訪れている部員たち、まなつの父が作った朝食を味わうところから物語は始まります

都会ではみられない食物も登場します、実際地元でしか出回らない果物や魚というのは珍しいことではなく

あり得ること、部員にとってもこれは大きな経験でしょうね

 

まなつの知人で、島民のみな・さんた・ようすけが登場、3人も登場して、どのくらい活躍するのかと

思っていたが、後々思っていた以上に重要な役を担いました

 

秘密のビーチに訪れるために茨の道を進みます、これを楽しそうと評価したのは、体育会系のあすか先輩

ではなく、自分の好きを信じられるようになったさんごでもなく、アピール全押しのローラでもなく

みのりん先輩です、体を動かす系列が最も苦手で、浮き輪を用意し、室内で静かに読書傾向、しかも

それが今回知識量として活用されているのに合わせてこの部分出る、冒険系統の読書をしていたことも

ありえますが、ローラと入れ替わって以降、彼女もまたまなつの恩恵を授かっているのかもしれない

ですね

 

秘密のビーチで有意義な一時です、自分は元々田舎に住んでいますが、それでもこのような海や川・湖で

ゆったりとした時間を過ごすと、そのままのんびりしたくもなりますね、都会で住んでいるのなら

尚さらでしょう、けれども部活らしいことをとあすか先輩が呼びかける、この辺りさすが部長です

 

そこでまなつの父による提案で、この島内長老のとみ婆から昔話を聴くのはどうかということになり

赴きます、そこでは満月を背景に人魚が現れたことや、とみ婆のおばば様が、人魚が宝をもってきたと

強く感じたそうです、そこで島に訪れる前から話題にもなっていた洞窟探検に、とはいえ実はここ

観光名所担っていて、入館料もいるそうです、無人ではありますが、地元にもこうした野菜を売っている

ところいくつもあります。

 

みのりん先輩の声で思わず怯えるまなつですが、実はもう一人、ヌメリーもまた怖いものが苦手で

怯えながら洞窟を進んでおり、順路まで間違えてしまいます、そんな2人が鉢合わせでお互いが

絶叫するというまさかの演出、飛び出した勢いで、土ボタルを見られるのですが、そこにローラの

姿はありません、実は崖下に転落していて、そこにコンパクトに導かれ、盃の上においていたものと

香りが一致、そしてそれにコンパクトも反応します

 

一方まなつたちは再び、ヌメリーに遭遇、再び驚きますがヌメリーであることを堂々と発表

みのりん先輩は「あなたもお宝を探しに?」と敵勢力に質問、ゼッタイヤラネーダが出現しようものなら

口上が「一人迷子だ」と、言っていることは確かですが、それを爽やかにいうとは

ひょうきん作品をあなどってはいけないのだ

 

ミックストロピカルですら浄化されないほど強化されており、渾身の連携技もすぐに復活されてしまいます

コーラルの防御技で跳ね返った岩盤を攻撃で使うとは、連携整っていますね

 

そこでローラの新技オーシャンバブルシャワーで浄化に成功します、しかし戦闘とヌメリー帰還による

穴により洞窟に亀裂が生じ、一行は海岸へと脱出します、そこでパパイヤは洞窟と浜辺がつながって

いることに気が付きます、途中での虫の件といい、読書から得た知識量は強みですね

 

ローラが遅れはするものの、人魚の姿になって、脱出に成功します、それにより、満月に映された

人魚の姿を一同は垣間見ることが出来ます、しかもそれはプリキュアだけでなく、話はしたものの

自らの目で見て、感動したとみ婆と、みな・さんた・ようすけもです、ようすけに関しては

とみ婆のように後世に伝えていくことを誓います、これを単に話として聴いただけでなく、

自分の目で確認した、その美しさ・優雅さを、伝説ではなく本当にあったこと、伝承だから伝えていく

という決まりだけでなく、自分が心からそう感じた、彼らがこの事を忘れない、まなつたちがこの島で

経験したように、島民の子どもたちにもかけがえない経験を得た、それほど夏休みとは重要な

帰還であることも伝えているのかもしれませんね、

トロプリ第23話感想 「南乃祭り! 教えて、ローラの願いごと!」

天気 雨

 

あらすじ

南乃祭りに参加した一行トロピカル部として十分発揮できた。

 

感想

スキューバダイビングをする一行から物語は始まります、貴重な魚や海中探索など

これはなかなか体験できないですね、現在でも沖縄旅行でこうしたツアーなど設けられていますが

なかなか旅行すらできにくい昨今だけに、映像で楽しむのも一つです

 

島内での部活動も終盤、その内容を再確認、トロピカル肉体と精神を鍛えること

それをこれから体験していきます

 

敵幹部ですが、ヌメリーもチョンギーレも夏休みを堪能するのはいいですが、その写真を唯一まだ

取得していないエルダに送るとか、エルダが不満になるのも頷けます、この後エルダも夏休みを取得する

ようで、ぜひ満喫してきてください

 

まなつが持参したバレーボールでビーチバレーを行う、子供相手にも手加減なく試合をするあすか先輩

体力ありありの彼女ですし、小さい子供相手とはいえ、全力で挑むことを教えているのかもしれません

前回の終盤で、敵が強化されて気を引き締めることも話していましたし、部長という立場もあり

とても頼りがいありますね

 

その後お祭りまでは、果実採取に、体操に、ボードに長い階段駆け上がりなどを行います

まなつの桁外れ体力にバテバテのさんごとみのりん先輩、あの長さから考慮すれば、自分もこうなりそう

 

浴衣に着替えた一行はまつり会場に移動します(父と母の出会い話でタコを先に出すのが素敵

いかにも今作らしいですね)

 

この祭りでは石に願いことを記入することで、その願いが叶うとされるのですが、まなつはこの石には

お願いというより決意を記入すること、そして願いは自分で叶える事を話します、以前ローラもこうした決意を持ってプリキュアに変身できた経歴があります、しかも説明したまなつ以外全員も記入したことは

とても身軽なものばかりです、決意表明というのに当てはめるのなら適しています、野菜見分けに

太極拳にかわいいものみる、これらはこのひ彼女たちが体験したもの、そして当人にとって大きな刺激に

なったものばかりです、とみ婆が願いは小さくても、毎年自分で叶えれば、自分にとっての幸せである

そう話します、この台詞と記入した石は関係してきます、しかもそれはまなつたちトロピカル部としても

まなつそのものにもつながります、こうした今やるべきことをやるのが彼女たちですし、まなつが

最もそれを体現しています、彼女たちの「礎」です、礎というのは石を土台としていくことから

この漢字が成り立っています、南乃島で、まなつの人格形成が見られるかもしれない、そう以前

推測しましたが、この祭りがそうだったのですね、この祭りで記入した決意表明、それを毎年参加する

ことで、1つ1つ今やることをおこなうことが自然と身についた、そしてそれはトロピカル部の部員

全員が感じ取ります、美しい星空を背景に胸から湧き上がっていくものがある、これがトロピカル

精神であった、星空を道筋と置き換える、背景も含めて非常に素敵でした

 

ローラの願い事はバレてしまう上に、戦闘中のすさまじいローラの顔もみられるなど今作らしさを

存分に発揮しながら、巻末にはローラがバタ足の練習をします、これが彼女の願い事でした

これは人魚に変身すれば容易にできることですし、実際登校初日で水泳部に誘われ、これが失敗し

強いプライドも崩壊してしまう経験がありました、それでもまなつたちと一緒に部活をして

楽しんでいく、人間の姿として、今やるべきことは何か?ローラも立派な部員であり、とみ婆や

まなつが話す、願い藤は何かを理解している、とてもいい締め方でしたね

トロプリ第24話感想 「熱血バトル! トロピカる部VS生徒会」

天気 曇り

 

あらすじ

トロピカル部の命運をかけてクイズ勝負に挑み、部活を維持することができた

 

感想

夏休み明け直前でのお話となります、生徒会長の白鳥は学校の魅力を伝える番組に出演している

その後ろにはローラとまなつの姿が、屋上には他の3人がいて、横断幕を開いた

夏休みの宿題が終わっていない人に協力する活動である、これはおそらくまなつが宿題を

完成させていないから、部活としてやってみようという提案でしょう

 

しかしその横断幕が風にあおられて、生徒会長に直撃、水面にはまってしまい番組は中断

 

当然トロピカル部員は叱られてしまいます、まぁこれは仕方ないでしょうね、風にあおられるのが

計算外だとしても、カメラが回っているのですから、その時間を避けるなり方法はあったでしょうから

 

廃部の危機に陥った直後、インタビューをしていた男性が訪れ、先程の撮影がメールやらSNSで

大いに盛り上がったらしい、そこで自分が司会をするクイズ番組に出演してみかいかと提案

立ち聞きする心算はなかったものの、もめごと担っているようなので、それで解決で行こうと

この司会者もさることながら、あすか先輩も躊躇することを生徒会長もあっさり承諾、またテレビに出られる

からという所以、風紀委員長以上に固くて真面目な性格だと思っていたのですが、そんな部分は今作という

ひょうきんさが勝ります、白鳥はもしトロピカル部が勝利すれば、廃部を撤回するということに

 

第1問は海岸にばらまかれたカードを活用し回答する方法、1000という数字を10と0と0を組み合わせる

必要があり、ここは頭脳派みのりん先輩が輝き即座に回答、とても頼りがいのある先輩ですね

そういえば彼女がクイズ番組始まってすぐに、あすか先輩のことを呼んでいましたね、今作初めてだと

思われます、両先輩の絡みもみれば面白そうな気はしますが、呼び方はあすか先輩というそのまま

尤も成績優秀の真面目型ですから、一番そう呼びそうではありますが

 

第2問は海洋生物問題、ローラはこれ任せてと意気揚々と回答するも、不正解

グランオーシャンの生物を答えるという方向、これもじつにローラらしい面白い展開

 

第3問では衣類を重ね着し、1万円以内で腹部周りが長いほうが勝ちというルール、風紀委員長角田は

服装チェックを重ねているうちに、詳しくなったそうで、とても正確、トロピカル部ではさんごが

活躍します、コスメとは違うけれど、おしゃれに興味がある彼女ですから、これもお得意もの

しかしまなつがもってきたイヤリングのみで予算を超えてしまい失敗

 

最終問題は早押しだが、そのボタンの場所が遠い、あすか先輩と白鳥の一騎打ち、実際はまなつも

追いかけてきたのだが、バナナで滑ってしまい転倒、今日の問題の出し方、海岸を探すに

泥にこのバナナと昭和感盛りだくさん

 

夏休み明けでノリノリなヌメリーさんだったものの、連携プレーで浄化されてしまう

2人がほぼ同時にボタンを押したため、スロー判定、その結果あすか先輩が先に押しており

トロピカル部の勝利となります

 

今回のお話では、体力自慢のあすか先輩とおしゃれ好きのさんご、頭脳派みのりん先輩

ある意味盛り上げたローラがいました、ではまなつは、それをみせてくれたのは終盤です、この学校が

素晴らしいと話し、白鳥にも確認します、おもわず「まったく」と話す場面もあります、これは

まなつの良さを理解したのでしょう、誤っただけでなく、生徒会長としてやり遂げたかったことを

伝え、自分に再確認をしました、まなつは元気いっぱいで今やるべきことにむけて猪突猛進に見えますが

それだけではありません、サンドアート回でハイタッチする際もそうですが、しっかり周囲も見ています

自分が失敗したことを、生徒会長がやりたかったこを取り戻しました、自分の苦手より

周囲がやりたいのならやるという姿も見えます、まなつのそうした他人を思いやり、それができるための

気づきアンテナが張れる、それを再確認できる回でした。

トロプリ第25話感想 「桜川先生パワーアップ大作戦!」

天気 晴れ

 

あらすじ

桜川先生の父が授業参観に来るということを知り、一同が協力した

 

感想

夏休みも終わり2学期開始から物語は進行、黒板に書かれた「Summer vacation The End

英語担当の先生ということもあり、英語表記なのが妙に現実的、しかも先生の体で隠れて読めないのを

防ぐためしっかり間隔をあけているのもいいですね

 

昼食時間となり、トロピカル部は夏休みに行ったことの発表会、そこに桜川先生も来ていました

これまでの活動でも時折顔をのぞいていましたが、今回は部室にしっかり来ているという珍しい展開

とはいえこれまでの活動内容は校内か校内からの活動が殆どですから、顧問としても話を聞けば

どんな活動をしていたのかはおおよそ聞き取れるはず、それに対して夏休みの間に南乃島に訪れていた

今回は遠距離ですから、顧問としてもその活動内容を把握しておきたかったというところでしょう

 

先生の明らかな絶不調状態、周囲をしっかり見ているまなつも発表と食事を兼ね備えていても、気が付き

声をかけます、細かいところですが、こうした気配りできる姿素敵です

 

授業参観は先生にとっては慣れたもので、まさか先生の親がくるわけないとあすか先輩がもらすも

まさかの図星、夏休み中に実家に帰った際に、父はそろそろ引退するということ、あおぞら市に

大事な用事があり、学校にも寄ろうとしていることを告げられたのだ

(桜川先生声の校長先生も面白い)

これらのことからりんご家業を継いでほしいのではとみのりん先輩が推測、だがそれでは授業参観に

訪れる必要はない、そこで今度はまなつの推測、教師として優れていなければ、教師を止めて

家業に転職などのチェックに来たのでは?と推測、仮にそういうことだったとしても子供の頃から先生という

職業になりたかったと告げる先生、その思いを組み込んだまなつはクラスの生徒に先生に協力するよう

伝える、生徒たちも優しくて面白い、だから教師としてやめてほしくないと一同も協力に賛成

行動派のまなつもそうですが、こうして先生のことを気にして一致団結できるクラス、素晴らしいです

 

父が予定よりも早めに市内にやってきた、そこで校内を案内することに、しかし部室の鍵を忘れて

取りに行くことに、ここで5人全員ずっこける、前作ヒープリではひなたの予想外反応にのどかとちゆが

コケるという展開が見られましたが、先生の行動でこんな光景が見られるとは、その後も書類ミスや

片付けができていないなどミス連発で、不穏な前触れとなる

 

敵側ですが、エルダが夏休みボケ、医師であるヌメリーは夏休みボケではないかと診察、そこで

バトラーがエルダにやる気を奪ってもらうが、ヌメリーが後ろからついて貰う形を選択

なんて素敵な敵側(しかもそれを選択したバトラーが診断結果を見守るもその後ずっこけるって

この流れやっぱりトロプリのひょうきんらしさでまくってます)

 

いよいよ授業参観当日、まなつも緊張している中、桜川先生が教室に入ってくる、いつもと違い

表情にも力が入り、まなつ・ローラ・さんごもこれは期待できると心のうちで喜ぶ

しかしこのまま円滑にいくはずもなく、転倒やらミスやらを繰り返す

それでも事前に決めたことでクラスが先生をばっちり援護、優秀な生徒さんで素敵

 

ゼッタイヤネーダの召喚で、敵側・プリキュア側の攻撃が愉快ですね、まるでジャッキー・チェンの

映画を見ているようで、周囲にあるものを武器や防具として使う、見ていて楽しいです

 

敵を浄化して、ヌメリーもバトラーにちゃんと頑張ったことを伝えると話します、敵側もいわば

授業参観だったわけですがこの温かな家族ぐるみっぽい展開が微笑ましい

 

結局父は大事な要件のついでに授業参観を見に来ただけ、しかもその要件とはアイドルのコンサートを

見るということ、いかにも今作らしいサゲです、父からみる娘の先生としての姿も、生徒さんから

大切にされていることの根拠、そして先生からトロピカル発言をもって今回は終了、時期的にも

ぴったり夏休み終了で、敵側・味方側共に夏休み後の過ごし方を見せていて、小さな子どもたちの

参考になりそうなお話でしたね

トロプリ第26話「晴れわたれ! キラキラ流星群の夜!」

天気 曇り

 

あらすじ

50年に1度訪れるという流星群を見ることに成功した

 

感想

1年生の詩織というキャラが登場するところから始まります、天文学部員で、部員がいないらしい

近日中には50年に1度しか来ない、流星群もやってくるということで宣伝したいそうだ、詩織も

まるでトロピカル部かのような馴染みぶり、天文の良さを他の人にも知ってほしいというのに加え

女児向け作品ということもあり、わかりやすく丁寧な流星群、星空の説明がなされます

 

まずは宣伝をしなければならない、ポスターを制作に取り掛かる一方で、まなつとさんごは

桜川先生に協力を打診、夜間活動になるため校長先生に許可を取ることになりますが、生徒数が多いことや

安全面から最初は反対されます、桜川先生だけでは対応しきれない、それならばご両親や他の先生方に

協力してもらえればよいのでは?と提案、とっさのひらめき力、さんごの能力も素敵ですね

撤収時間を守ることで許可される、桜川先生も奮起します、何しろ前回の事柄で、改めて父から自分が

教師としてやって行けていいこと、そして顧問として信頼されていることを知ったわけですから

より気合が入るのも頷けます

 

放送もこなす、まなつこれは以前の経験があるからでしょう、その経験を活かした活動もこうした形で

まなつの成長をみるのも面白いですし、なかなか興味をもってくれない生徒たちに、試行錯誤で

提案を出していける部員が素敵です

 

その方法は被り物、このかなり目立つ方法で宣伝を行います、この被り物はみのりん先輩だけがかぶっておらず

何をするかと思えば、機械を持っていました、じつか被り物は光るようになっていて、そのスイッチらしい

それでもポスターはしっかり配布しています、以前ローラと入れ替わったときもそうですが、前面に

出られるようになることだけが、成長とは限らない、ポスター制作など裏方でもしっかり活躍し

今回配布も躍動しています、みのりん先輩の個性を活かしつつ、できる精一杯のトロピカっていく活動が

できていることが伺えます

 

しかし気がかりな点がある、当日の天気である、どうやら曇りの予想らしい、あすか先輩は心当たりが

あるようで

それは、焚き火と太鼓、何事かと思えば、晴れを呼ぶ儀式、どうやら中心人物はあすか先輩の父で

町内会のイベントを晴れにした経歴がある、彼女ですら半信半疑だが、校長は懐かしいと語りだす

30年前に、野球部員が大事な試合前に台風接近してしまい、晴れ祈願をすることに、その中心人物生徒こそ

あすか先輩の父であった、先週別の形で校長先生が出ましたけど、こうして連続登場するとは

上記の桜川先生といい、良い演出です

 

光る5つ星(ツイッターで上がっていたけれど、ダイレンジャー思い出した方ちらほら、自分も該当)で

変身し、浄化に至った、望遠鏡のゼッタイヤラネーダ攻撃方法も、それに対するプリキュアの対応策も

形状を活かした方法が取られていて面白いですね

 

敵を浄化後に、上空を見ると、雲が取れて星空が観測できるようになった、流星群が降り注ぎ、その

素晴らしい光景に一同は感銘、天文学部に入部したい生徒も集まった

またこの回での大きな肝が敵幹部も流星群を観測していたこと、プリキュアに敗れ、憮然な状態で帰還する

ヌメリーをエルダが呼び、振り返るとそこには流星群が、ヌメリーもチョンギーレも感激します

今回の放送では、前回失敗したエルダをヌメリーがよしよしと保護する場面も見られ、この仲良し

三人組も非常に素敵です

 

トロプリ第27話 「やる気が消える? 水族館ふしぎツアー!」

 天気 雨

あらすじ

水族館でやる気が奪われていたお客たちを救出した

 

感想

イルカと触れ合えるツアーが企画されているところから物語は始まります、

次の日曜日、トロピカル部として、まなつの母が勤める水族館に訪れますが、ふれあいコーナーはなんと

3時間待ち、序盤に全体図や上空からの水族館が映されていましたが、館内の一部で3時間も待てるほどの

人気ぶり、母も忙しそうにしていることが以前触れられていましたが、仮に沖縄をモデルにしていると

したら美ら海水族館でしょうが、人気企画を上げて客足を伸ばす能力さすがです

 

待ち時間が長すぎるので、今度こそとみのりん先輩推奨の海月を見ることに、本を持参していて

妙に海月に詳しい彼女、探偵小説や冒険小説、サンドアートなど読む範疇は幅広く、それに連なって

彼女の興味もましていますね

 

海月の観賞後に再びイルカのふれあいコーナーに訪れるものの、混雑具合は解消されていません

ショックを受けるまなつですが、そこで異変を感じます、イルカツアーを終えたお客の様子は

まるで元気がありません、触れ合ったらとても気持ちよくなるはずなのに、この辺り彼女の良さが

表現化されています、今回まるで小さな子みたいにはしゃぎすぎている様子が出ているものの、母に

無理は言いません、母がどれほど仕事に勤しみ、大変であるかを知っています、それに関連するのが

今回の気づきです、水族館に入館する際も、イルカツアーを終えたときの客様子も異変に気が付きます

元気が取り柄の彼女ではありますが、こうした異変や気付きは周囲をよく観察しているということでしょう

 

異変調査のため水槽の中、それもナイトツアーを活用し、ローラが人魚に戻っても平気であることを

策略するみのりん先輩はやはり頭脳明晰

 

ローラが水槽の中を調査するとそこにはヌメリーの姿が、追いかけっこまで発生しますが、ここでは台車を

使って逃走します、今回のやるき奪い方といい、ヌメリーの戦略が飛び抜けていましたね、ローラが

初変身する前でも、ポットを奪えばいいと提案していました、医者ということもありこちらも頭脳明晰

 

一方他の4人も明らかな異変、ナイトツアーの全員がやるきを奪われ、そこにヌメリーもやってきます

厄介なヤラネーダでしたが、イルカと力を合わせて浄化に成功します、この時サマーがイルカに

話しかけているときの顔が素敵でしたし、またしても頭脳明晰がでるイルカは浄化成功後も彼女たちが

助けてくれたことを理解しているようです、協力したのも彼女たちが助けたい・守りたいという気持ちを

組んだのでしょうね

 

物語の巻末ではジュゴンに触れるローラと海月を見ていたみのりん先輩が展開され、好きなものはそれぞれ

という展開がしっかり描写、バラバラだからこそ助け合えますし、補い合えます

そして巻末でもう一件重要なのがまなつが話した「触れ合いってとっても大事なこと」という一文

彼女は5人の中で、これを最も咀嚼し、感じたいとつよく願っているキャラでしょう

ぼんやり程度とはいえ彼女の故郷である島で、人格形成がどうなされたかは描写されました

長い階段の上にある家や、自然豊かな場所による元気いっぱいな姿は勿論、3人組の男児や

おばあちゃんも登場しました、彼女が素直で感受性が豊かなのもここで身につけられたのでしょう

両親ともとても関係は良く、素直に謝罪し、相手を思いやる心も、そうした両親の育てあってこそ

けれども彼女が本土にやってきて、部活をやりたい一心、あすか先輩が所以を訊ねた際に、地元では

そうした事ができなかったからと話しています、まなつのやりたい気持ちが、ローラ含め周囲の成長へと

背中を押した形なのは確かですが、まなつもまた彼女たちと出会って、部活をすることで

島内ではできない触れ合いを行った、本土にやってきて、トロピカル部を作って、触れ合いが

どれほど自分をわき立ててくれるのか?その大切さをしるのはそうした環境変化にも敏感な彼女

だからこそでしょうね

トロプリ第28話 「文化祭! 力あわせて、あおぞらメイク!」

 天気 曇り

あらすじ

文化祭を通してみのりん先輩の新たな一面が見られた

 

感想

図書室から物語は始まります、文化祭における資料探しです、そこでローラはみのりん先輩が

目を通した一冊の本が気になります、影を潜め、その本に目をやると、それは文芸部が記したもので

名前にはみのりん先輩の名前も記載されています(左右の組み合わせで小説家の大江健三郎さんになる)

 

ローラは初めてみのりん先輩と出会った時や入れ替わる回を経て彼女がなにかあるのではと考える

そんなおり、文化祭の準備で出会ったのは以前交流のあった、放送委員の先輩いずみは、去年みのりん先輩と

同じクラスだったことを知ったローラは文芸部をやめた所以を訊ねる、さんごは突然こんな質問を

投げかけることに驚きますが、ここをきとんと説明、ローラってこうした説明力うまい

 

いずみが知っている情報は彼女が入学してすぐに文芸部に入部、毎日楽しそうに記していて、自分も

読ませてもらい面白かった、けれどもある日を境にパタリと書かなくなった、なぜかは訊かなかったし

訊くこともできなかった

 

文化祭の準備は円滑に進み、当日を迎える、柔道部がやるのはイカ焼きなのですが、担当はなんと

チョンギーレ、海産物を下手に調理されたら黙ってられないそうで、本業がシェフなだけあって

本格的、おもしろ演出を敵側が担うとは恐るべし

 

一方トロピカル部では問題が発生、人員不足により、放送委員からの紹介をする面子がいません

諦めかけたその時、裏方に徹していたみのりん先輩が自ら挙手をして放送で話すことを担います

リップを塗って、髪型を変えた彼女は堂々と場所そして手作りが楽しかったことを発表します

 

模擬店でそれをまなつのローラも聴きやりきった姿に感心します

ゼッタイヤラネーダを浄化後、ローラは直にみのりん先輩に対し、文芸部をやめた理由を訊ねます

今回もうひとり主役とも言えるローラ、人間の姿になり、相手の気持を重んじるようになってきた

いずみに訊ねたときも、入浴中に思い浮かべるときも、出てきます、この2人は、くるるん初登場時や

入れ替わり回で深く関わっています、真逆な性格がかえってお互いにいい刺激となるようです

ローラからすればあれだけ部活を楽しんでいる姿を見ているわけですから、文芸部に戻ることは

考えにくいと予想しているでしょう、それなのにあの一冊本に目を通すほど、思い至るものがある

それほど文芸部として担ってきたけれど、辞めることになったのには深いわけがある、みのりん先輩の

おかげでくるるんのこともわかってきた彼女にとって、その謎を、心配をシていたというところでしょう

またここからみのりん先輩の素敵なお話が聞けるわけですが、途中心配するさんごや、お話が好きだったと

改めて伝えるまなつ、じっくり傾聴するローラと共に、表情がコロコロ変化するあすか先輩にも

一目です、というのも放送を自分がやると挙手した際には驚き、発表したときには

「みのりやるな」といった感じで、温かい目で見守っている姿が見られました、ここからの

話では過去のみのりん先輩部分では少し顔を曇らせていいたものの、現在の彼女を自分で話すところでは

安心した姿になります、あすか先輩も彼女の成長した姿が嬉しいのでしょうね

 

さてみのりん先輩の成長を伺える話し、そもそもそんなトラウマとも言える話をみんなの前で

伝えるようになったのも、信頼できる仲間がここにいることを示しています

 

読書と空想が好きな自分、中学校に入り文系部に入部、本格的な小説に取り掛かり、完成

クラスからも評判は良かった、だが先輩からは話がありきたりで、自分自身が経験したことは

何一つ入っていないと、完成した興奮が冷めやんだ頃、自分が読み返すと先輩の言うことに

間違いはなかったと振り返れた、中1にこれを伝える先輩もなかなかですが、おそらく潜在能力として

みのりん先輩が持っていたからでしょう、そして相当自信満々に伝えてきたから故に、ここから

自身の経験を踏まえたさらなる躍進へと挫折を、そして成長へという工程だったのかもしれません

そこまでの算段ができていたとしたら、相当な手腕ですね

 

恥ずかしさで耳まで痛くなり、読書は続けても、心に穴が空いた日々が続いていた

 

「でもね、そんな気持ちは、みんなに会って変わったの・・・。」

    

「プリキュアになって、トロピカる部に入って、その時大事だと思える事をドンドンやって、これまで興味のなかった事でも、やってみると楽しい事がすごくいっぱいあるって、よく分かったの・・・。」

    

「今日のメイクやインタビューも、すごく面白かった! 緊張して、心臓が爆発しそうになったけど・・・。」

    

「本当に? 全然そんな風に見えなかったよ?」

「ローラを参考にしたの!」

「何よ、それ!」

    

「だから、私、今、本当にとても楽しいの・・・。みんなのおかげ・・・。」

   

「ありがとう・・・。」

 

本当にいい締め方でした、彼女の成長した姿は、放送した姿でも十分垣間見ることができます

それを象徴する変身口上メイクは気合、今作の真髄です、自分を鼓舞するためのメイク

彼女も自分にメイクをして紹介放送を担いました、伝えたい内容をしっかりと告げられました

 

トロピカル部に入り、様々な初めてを体感しました、太極拳を極める発言も秘密ビーチへ向かう

好奇心も当初は驚きましたが、こういうことだったことがわかります

仮にサンドアート・海月・メイクの本に目を通しても、実際肌で感じるものはぜんぜん違う、そして

本で目を通したことがない体験もできて、毎日憂鬱だった自分に部員が光をともしてくれた

毎日が楽しくて充実している、きっと放送もメイクもやってみると楽しい、そんな一員に感謝を

している

 

あの時

「その足はなんのためについているの」とローラに叱咤激励され、一歩踏み出す勇気ももらった彼女

授かったものを「助ける彼女たちを」と出せたのは紛れもなく自分自身、人魚がいて、小説を面白いと

評価してくれる人がいた

現実と空想を分けることで、辛い出来事を封印しようとしていたけれど、現実は暗いものばかりではない

ありったけの笑顔で感謝を述べるあの光景は、現実に飛び込んだことで、楽しさを覚えて変われたと

堂々と発表できる自分の美しい姿そのもので、素晴らしい回でした。

トロプリ第29話 「甦る伝説! プリキュアおめかしアップ!」

天気 晴れ

あらすじ

新技で超ゼッタイヤラネーダを浄化した

 

感想

終始映画のような作画でした、という感想で今回は終わってもいい、それくらいの大迫力でした

物語の冒頭では新聞部が文化祭でトロピカル部が投票の結果第2位という発表、そこでうっかり

くるるんが喋ってしまい、一同でなんとか誤魔化す、今回は戦闘演出から新技までなにからなにまで

派手・派手・派手三昧な内容だったゆえに、ここの癒やしと今作らしい愉快な演出は欠かしていないですね

 

後回しの魔女とままつそれぞれが夢での経験が展開される、謎の少女に出会う話である、まなつは

かなり丁寧に展開され、水族館の場面でも、戦闘中ではないけれど、この辺りのトンネル水槽やら

水中やら、そもそもまなつとローラがベッド上で話す場面やらこんなに飛ばして大丈夫かと

逆に不安を覚えるくらい、当然戦闘に入ってからも更に加速をしだす、バトラーが呼び出した

超ゼッタイヤラネーダでスライムのような敵がそれぞれの場所に出現、まなつは学校までやってきて

部室にくるるんがまだ待機中だったことを思い出し、訪れるが、なんとその部室内でも戦闘が

行われる、カメラワークがここでも驚異の動き、FFでみ見ているかのような展開

 

まなつのやる気が奪われてしまい危機に陥るが、4人の励まし声で復活、集合時にきちんと感謝を

伝える場面もいいですね、ラメール技が打ち消されるも、やる気を取り戻そうという強い意志を

もった5人、そこに登場するのは伝説のプリキュア、文化祭で制作したドレッサーが進化して

5人はあらたなおめかしとても美しく、可愛いです、今作は南国を参照にしているということですし

沖縄やハワイでこうした衣装のようなのあるかもしれません、5人の合体技

「プリキュア! ランドビートダイナミック」でなんとか浄化に成功します、しかし敵の目的も

わからず、強化されていく状況に不安を覚える一同

 

後回しの魔女になってしまった魔女という発言、大地という文言、エルダたちから語られた

魔女の前でプリキュア禁句、これらが意味することは何なのか?もしかして魔女は洗脳されていて

真の敵はバトラーなのかもしれません

 

部室の外で暗い雰囲気を吹き飛ばすのはやっぱり主人公、絶対に負けない、これからもトロピカっていく

その強い気持ちに他の4人も刺激をもらい終了します、2度もやる気を奪われてしまう彼女

基本ノリで動く彼女ではありますが、周りをしっかり見ていて、助け合うことも出来

全員を引っ張っていく力もあります、気持ちで負けないよう一同を奮い立たせます

因みにこの場面で気がつくことですが、みのりん先輩が腕をしっかり伸ばしきっています

これまで「オー」と出す場面は幾つもあり、表情が抑えめな彼女は腕の上げ方も控えめです

一度ローラが見た夢の中では伸ばしきっていました、ローラが思う彼女の姿も変わりつつあることが

あの場面でわかるのですが、今回の場合は自ら腕を伸ばしきっています、前回彼女の成長した姿が

見られ、まなつの逞しさに触発され、気持ちで負けないようになろうという意思が芽生えたのかもしれない

ですね

トロプリ第30話 「大選挙! ローラが生徒会長!?」

 天気 曇り

あらすじ

ローラが生徒会長に立候補、敗れはしたものの良い経験となった

 

感想

いつもどおり登校すると、一条という女性が演説をしている、次の生徒会長を決める投票が行われ

それに向けてのものだ、現在の生徒会長一押しで、支持率も圧倒的に高い、それでもわれこそはと

手を上げたのがローラである、勢いと目立ちたがり屋の性格が改めて咀嚼できる回です、

ただ学校に来てから最も時間が少ないこともあり、学校をより良くするための具体的な案は出てきません

 

そこでトロピカル部の部員が提案を出していきます、校則におけるおしゃれ緩和がさんごから提案されます

これ時代に反映しているのか定かではないですが、現在でも多くの学校でこれが揉めているため

小さな子、あるいは教師の方たちがどのように受け取るでしょうか?

昼休みや部活の時間拡充、海を活用した授業などが挙げられます、実際生徒たちが学校の校則などに

ついて話し合うことは聴いたことあります、そしてここで注目すべきが、これらの話をローラが

しっかりメモをとっていることです、他者の話を傾聴できるようになったことはこれまで見られましたが

それをしっかり活用し、覚えるためにメモまでとっている、それだけ部員を信頼し、大切にしている

ことが伺えます、それは超ゼッタイヤラネーダが登場指定からも垣間見えます

(選挙カーの超ゼッタイヤラネーダという貴重に加え、超という文字が記されているの面白い)

この登場に気がついた一行はローラだけを残し、現場に向かおうとします、なぜならローラは

今から最終演説をまもなく控えているからです、この作品に於ける根幹は「今一番大事なことをやる」

まなつたちにとってローラはこの最終演説を最優先にしてもらう必要があります、敵がより強化されている

ことは5人とも知っているはずです、それでもこの礎を貫ける彼女たちの意思が素晴らしこと

 

一方まもなく演説を控えるローラも託されたとはいえ気が気でない

そして演説の時間となり、目立つ発表から始まるも、先程のメモを取り出し、これを提案してくれた

仲間が危機なので、演説は待機してほしいと伝え、大慌てで向かいます

 

ローラが到着するまでにと圧倒的な力を前にしても、立ち向かう一行にローラが到着し

「あなたたちを放っておいて、楽しい学校にしますって言えない」そう伝え、改めて一致団結した一行は

浄化に成功します

 

結局一条が次の生徒会長に決まる、それでも次に向けて良い練習になったといかにもローラらしい

前向きな姿で幕を閉じますが、ここでもう一件、3人目の立候補者角田です、風紀委員である

彼女は、よりよい学校にするためにが目標ながらも、具体的な提案が見つかりません、ローラが

記したメモをみて、これほどあるのかと、驚きます、このアイデアを機に、彼女もまた何かしら

いい刺激があるかもしれません、既に3度めの登場となり、準重要化とし、今後再び登場するかも

しれないですね

また先生から話された、あすか先輩と生徒会長の関係、テスのダブルスで地区大会決勝まで勝ち進んだこと

来週この2人が登場するそうで、重要回が続きますね

トロプリ第31話 「トラブル列車! あすかの修学旅行!」

 天気 晴れ

あらすじ

あすか先輩がいる3年生の修学旅行があった

 

感想

線路から始まるとても貴重な展開、3年生が修学旅行ということで、あすか先輩も乗車中である、

同級生とお菓子を味わうなどいい仲良しもいるようですね

(自分が中学の時は、修学旅行だとお菓子持ってきてはいけなかったが)

しかし彼女のかばんに異変が、いきなり手がでるもんですから、ホラーです、これさんごちゃん

だったら悲鳴あげていたかもしれません、大慌てでかばんを持ったまま隠れます、正体はローラ

一人で楽しむなどと勝手についてきたのだ、あすか先輩同様思わず「どうもじゃないよ」と突っ込んで

しまった、この自由奔放なのがローラらしいと思ったら、それを更に上乗せしてくるのがあった

それがヌメリー、車掌に扮して(全く扮していないが)やる気を奪いに来たのだが、生徒会長の百合子に

見つかってはならないと隠れます、すると席の真ん中で冷凍みかんをもぐもぐ味わうヌメリー

面白すぎです、みのりん先輩回でチョンギーレがひょうきんを手掛けて来ましたが、今回も敵が担うとは

恐れ入りました

 

列車を降りて対決、ヌメリーも狭い中で超ゼッタイヤラネーダを召喚できないので、あすか先輩の

要求を飲み、ホームに降り、お互いが睨み合う緊張した場面の中、いよいよ変身と召喚がされるかという

瞬間、あすか先輩は車内に張り込み、その瞬間ドアがしまって、列車は出発しヌメリーは置き去りにされます

なんという策士

 

一段落し、展望車でローラは百合子との揉め事には何があったのかと訊ねます、勝手についてきた彼女は

良くないですし、その結果先輩が余分な労力を伴ったことは確かです、けれどみのりん先輩の時同様

ローラは過去になにがあったのかを遠慮なく訊ねます、しかもこれは「私たち仲間でしょ?」と

話せるきっかけも作ります、彼女の押せ押せ全開を活かしつつ、仲間を思いやる要素も加わったことで

心にしまい込んでいた記憶を吐き出す事ができます、2人の先輩共につらい過去を抱えていますが

それを開けることで、本人が改めて向き合う要素になる、それを担うのがローラ、2つの要素持った

彼女だからこそできることですね

 

百合子とは小学生から一緒で、中学に入ると共にテニス部として大活躍、性格は違っていても

意気投合はしていたようです、テニスのダブルスにおいて息を合わせるのは当然、他校からマークされる

ほどですから、この2人の意気投合と実力は本物だったのでしょう

だが地区大会決勝で、その対戦相手がニッパーで百合子のラケットを破損させようとしていたのを

あすか先輩が目撃、思わず胸ぐらを掴んでしまう、これが問題とされてしまう、百合子は

自分たちが決勝を棄権することを条件にことを公にしないことを伝えます、当然それに納得がいかない

あすか先輩、正々堂々と戦い、自分たちは間違っていないことを証明しようとしますが、廃部にも

なりかねないこの現況で、仲間のためにもここは棄権を選択、百合子は部長としてそう判断を下す

そんな仲間なんていらないと立ち去るあすか先輩

ここまでの話を聞いてローラは彼女らしいといいます、ここでいう「らしい」とは何でしょうか?

ローラは彼女と初めて出会った時、その勇ましさと実力からプリキュアに勧誘します、チンピラに対し

正々堂々とぶつかり、間違ったことを正そうと向き合います

10話でまなつがピンチになったときも、やる気が戻らない彼女にすこし苛立ってもいました

でもそれはまなつのためでもあった、仲間のために真っ先に正しいことをする、まなつはノリと勢いが

際立ちますが、どうしてあすか先輩は体が動いてしまうのでしょうテニス部に於ける事件でも、当然

相手が悪いわけですしあのような場面に出くわしたら、思わず体が動いて、あのような行動に

走ってしまうのも無理はありません、あそこで冷静に口頭注意や先生に伝え、その場面を

目撃してもらうことを中学生がやれという方がむしろ無茶とも言えます、けれどあすか先輩が思わず

胸ぐらまで行ってしまったのもまた事実、百合子も当然ながら苦渋の決断を余儀なくされたでしょう

テニス部として、決勝という檜舞台煮立てることは名誉ですし、細工をしようとしていたことが

嘘なんてありえない、百合子も彼女に信頼をおいている、それ以上にテニス部として、仲間として

守りたかったでしょう

これは彼女のことをよく知っている百合子だからこそできる選択でもあった、すぐにカッとなってしまう

枕が変わると寝られないことまで熟知している、この決断はあすか先輩の行動も間違ってはいないことを

証明するための判断でもあり、この難しい場面をプリキュアでやるとは恐ろしい
前作ヒープリでは病気や内面的なこと環境問題始め、それぞれの受け止めそれぞれの視聴者に
問わせる展開が多かったのですが、トロプリでこれをもってくるとは

 

後半が百合子のキュアフラミンゴとして闘う場面とテニスの動き重複やまなつたち3人がかけつけた

所以(時刻表持って吉利追いかけられる計画のみのりん先輩はさすが)まくらのお届けなど

颯爽と進展しただけに、前半の重さはかなりのもの、みのりん先輩の場合、冷静になれば自分が

間違っていたと冷静に判断できたわけですが、あすか先輩の自分が正しいと行動したことが

こうした結果を生んでしまったことは大きな損害だったでしょう、これほど重いのなら

仲間なんているのか?というあの問にも納得が行きますし、みのりん先輩同様、まなつたちと出会って

プリキュアになって、引っ張られる形で、自分を見つめ直す事ができたのでしょう、わざわざ

枕を届けにきたこと、それもそのことをしっかり覚えていてくれたこと、仲間のありがたさを咀嚼している

今だからこそのセリフ、まさかのくるるんで終わらせる形ではありましたが、見ごたえのある

お話でした、お互い避難誘導でまた意気投合できましたし、2人の今後に期待です。

トロプリ第32話 「駆けろランウェイ! さんごのファッションショー!」

天気 晴れ

あらすじ

さんごがランウェイ上で活躍した

 

感想

さんごがいる実家にコニーというカリスマデザイナーがやってきた、どうやら今度ファションショーに

出場する予定だった一人が出られないので、代役を探しているとのこと、衣装に適合する人は

そういないはず…だったが目の前にいた、そうさんごである

 

部員にもそれを伝え、ローラも含めて応援を授かり、レッスンに励みます、しかし本番直前の

リハーサルであまりの緊張にあしがすくってしまい動けなくなります

 

こうなってしまうのは無理もありません、代役として出ていなければ、言い換えれば彼女以外は

殆どがプロ集団、それに対してさんごはまだ中学生です、これで緊張するなという方が無理な話です

自分は場違いだったのではと心残りになります、ここで一目おいたのはまなつの表情です、

彼女だけがさんごの表情に対し浮かない表情を見せます、これはさんごが無理をしていること

不安が隠しきれないことを見抜いているのでしょう、常に元気でノリと勢いで行動しがちなまなつですが

同時に周りの変化に対してとても敏感で、そうなっている人を野放しにしておけない強さとそうした

信号を読み取れる対応力を兼ね備えています、やる気もたっぷりですし、精神面はかなり大人ですね

 

さんごの危機を救うのはプロの3人です

1人目は彼女の母であるみゆきさんです、服中に隠れた模様があり、それを余すことなく伝える必要があります

どうすれば服をよく見せられるか?それを考えるのがモデルの仕事だと話します、これはコニーが

よく言っていることだという前置きがあるものの、彼女も自覚しているでしょう、なぜなら彼がわざわざこの

店に来ているからです。店はコスメショップですが、一般客は勿論モデルにも対応する必要が問われます

以前は女優さんにも対応していました、コスメショップというプロである以上、その魅力をいかに

より際立たせる事ができるのか?コスメを活用することで、それを購入する人がいかに魅力を引き出す

ことができるかはみゆきさんの手腕にかかっています、だからこそ娘とはいえ、中学生とはいえ

あの場所に立つ以上しっかりと伝えたのでしょうし、娘ならできると信じていたのでしょう、

 

2人目は風船を活用することでより盛り上げることに全面協力した女性です、ショーがワクワクするなら

それで良いと、

3人目はコニーです、時間が差し迫っている状況でも風船をふくらませることを提案します、お客に対して

自分たちが何をすべきかのか理解しているようです、さんごを代役に選ぶ手腕もさることながら

練習中に彼女が努力していたことも観ていました、

 

この周囲協力もあって、ヌメリーによる怖いなら無理しなくていいという精神攻撃にも怯みません

自分がやるのは大好きだから、自分はプロではないけれど、可愛いが大好き、それを信じればいい

 

超ゼッタイヤネーダを退けた後、メイクによって気合を入れます、これはみのりん先輩が文化祭のときも

ここがアップで映されていました、自分を鼓舞するためのメイク、さんごは堂々とランフェイを

歩くことに成功しました

序盤から目立つことが苦手である描写はある彼女ですが、自分の好きを信じて突き進むことの大切さを

再認識した回でした、彼女にとっても大きな自信につながったでしょう、一流のプロに出会い、刺激を

もらったさんご、今後の夢を語る上でも欠かせない回でしたね、

トロプリ第33話 「Viva! 10本立てDEトロピカれ!」

 天気 晴れ

あらすじ

10本ではなく11本だったそうです、笑いすぎて気が付かない

 

感想

確かアニポケでも短編2話構成のギャグ回はありましたが、今回は飛ばしすぎです、最初の侍回で

塗れないじまいを皮切りに、異様な光景が次々と飛んでくる

亀を助けようと思ったら、その後ダイオウクソクムシなどが自宅に訪れるし

チョンギーレはツイッターみたいなのやっているし、エルダはあすか先輩と同じゲームやっているし

ジュゴンの被り物に、とんでもない入れ替わり回、

何故か地球がヤラネーダ回、前作あれだけ地球のお手当に奮闘したプリキュアだったゆえにこれを

こうも簡単にギャグでやれるとは、脳の処理が追いつかないまま前半終了(CM飛ばしたので休憩もなし)

後半になりまともなタイトルに加え、いつもの変身も始まった、ところがなんとくるるんの変身も

始まった、妙に凝った演出と「6人揃ってトロピカル~ジュくるるん」という口上しての夢オチ

ネット検索による伝説のプリキュア、ハトプリの面子が令和に登場、ご丁寧に植物園で夢を見ましたの

お話も用意

新技の名前を変えようとすると夫々提案が出され絞りきれないので、全部つなげるという落語の

寿限無をプリキュアで見られるとは、長すぎたので夕方になるという落ち、しかもこれを円滑にいう

声優さんの能力桁外れです、残像回なんかもあって終了と

何やってるのかわからないもりもり回でした。今年一番笑ったかもしれません

トロプリ映画「雪のプリンセスと奇跡の指輪」感想

天気 曇り
雪のプリンセスと奇跡の指輪を昨日みてきました

日常場面も多く取り入れられて最初から楽しまえてくれます、あすか先輩がジャンケンで

敗れて同席できない、致し方なく隣の席に座り、みのりん先輩もしっかり同席する

優しさもまたいいです


早速雪に触れるまなつ、当然寒さが堪えるため、いきなり助けられることに

防寒着対策を施した上で、雪合戦をしていると、ハトプリ勢の4人も登場

ファッション部で、デザインも手掛けるえりかさんごの併せは勿論、ローラも大きく

関わります、最初でこそデザインした服で喧嘩になりますが、シャンティアと

ふれあいお互いに謝れます、名探偵みのりん先輩回もそうですが、そう簡単には

謝罪できない、プライドが邪魔してしまうから、その辺りちゃんとできるのは

お互い良い性格ですね


シャンティアとローラの対話はとても重要で、シャンティアからもらった指輪

そしてお互いが自分の国を良くしたと考えていた、そして歌も聞くことができます、

この歌こそ最も重要な鍵とも言えるでしょう


感の鋭いみのりん先輩が不安を覚える、戴冠式だというのに王様はおろか国の民もおらず

ゲストしかいない、そしてその不安は的中、シャロンが不穏な様子を見せ、だれも

この国から話さないと暴露、襲ってきた怪物に立ち向かいます


ここで映画ならではの豪華さを思う存分味わえます、トロプリ5人の変身とハトプリ

4人の変身がじっくり演出されます、思わず叫びそうだったよ


怪物はきりがないので、シャンティアをなんとかしなければなならない、だが

女王同士触れ合ったラメールにとって、それは耐えられず、ハトプリ2人の攻撃を

思わずかばってしまう、しかもその結果ハトプリ勢は捕まってしまう、


我に返って自分が何をすべきかのか?いま大事なことをすることが根幹のトロプリ

自分を鼓舞するためのメイクをして、この辺りとても良いですね、ラメールの

気持ちもしっかり理解している、周囲の気持ちを組み込めるサマーらしいですね


トロプリならではのギャグ演出も用意、しかもそれを担うのがくるるん

まさかの出口を見つけ出します


そして最も驚いたのがハトプリの礎である心の花を持ってくる設定、冒頭から

枯れていて、花に詳しいつぼみがそれを説明している点までもってっくるとは

動画配信経由とはいえ、ハトプリ全話みた自分からして、叫びそうでした2

だれもが心の花を持っている、シャンティアにも伝えたち、その気持が

トロプリに映画版の変身を見せてくれます


ハトプリの演奏とトロプリの包み込む、超合体技、派手さと優しさ混合です


女児向け作品だとなめてかかってきたため、シャロンも浄化されるとは思って

おらず、少し切ない感じもしました、けれど覚えた歌がある、あの歌がある限り

シャロンやあの国があったことは忘れられない、ローラ主軸この映画、

同じ女王として、重い責務を背負うだけでなく、女王としてのあり方を改めて学んだ

彼女ですし、スノードロップの花言葉「希望」伝えるべきメッセージも良かったですね


トロプリ第34話 「夢は無限大! 大人になったら何になる?」

天気 晴れ

あらすじ

まなつたちはおとなになったらの語りをした

 

感想

冒頭の振り返り演出で先々週のさんごちゃん回になっていて、先週の回がなかったことにされていて

いきなり笑えました、前回飛ばしすぎた夢回だったわけですね(くるるん変身が動画配信はされているが)

敵側からものがたりが始まります、エルダとバトラーによる口論の末、家出することになりました

バトラーからすれば執事ですし、エルダはメイドですから、子供といえどきっちりやる気をとりに

いかないと、そう伝えるのも無理はありません、けれどもエルダはずっとこどもでいたいと

エルダほどの年齢だったら積み木崩されるとショック受けるのもわかりそうです。

 

あおぞら市で行われる催し、おとなになったら何になるか、それに参加するため、事前にビデオ撮影が

まなつたちのクラスで行われていた、それぞれ語り合うが、まなつは選択肢が多すぎて選べない

 

そこでまなつは二人の先輩に訊ねる、あすか先輩はテニスの選手なの?そうローラは既に一行にあの

百合子さんとの出来事を全て話していたようだ、間違ったことはしていないのだから隠す必要はないと

この辺りさっぱりした性格、いかにも彼女らしいですね

 

みのりん先輩も将来を話し、そしてなぜかくるるんも、あの筋肉ムキムキはあすか先輩の想像だったのね

これらの話を屋根上で聴いていたエルダ、前回ハトプリの四人も同じ場所にいていましたね、

別の意味で定位置なのかもしれません

 

まなつの父が自宅にきていた、そこで小さいコロ何になりたかったを訊ねる、島内に消防車やパトカーが

ナイものですから、それになりたいとか、その後様々な職種に興味持つとか

母も結婚後水族館の仕事が確定して、一人で本土にやってきたとか、かなり個性的、しかしそれ以上に

ご両親ともに「今」をとても大切にされています、まなつがいかにして今のような人格形成へと育まれたのか

よくわかる演出です、この瞬間を大切にしている、だからこそいつでも元気で、前向きに取り組めるわけですね

 

まなつの家に訪れていた部員一行が帰路に着く途中、あすか先輩はスポーツ用品店で足を止め

さんごちゃんは店内で母に子供の頃何になりたかったかを訊ねます、そしてきになるのはみのりん先輩です

あおぞら文庫をながめていました、彼女主役回では、自分の経験が入っていなかったこと、そしてそれに

気が付かなかったことに大恥をかきました、トロピカル部に入り、毎日が楽しい、そこからの半生を

記しても良さそうですが、彼女が目指していたのは本屋か司書です、小説家とは言っていません

これまで興味がなかったものもやってみると興味がわいてくる、その幅広さと書物好きを教訓に

多くの人に本を読む機会を贈る仕事というのも考えられます、はてさてどうなるでしょうか?

 

ローラは伝説の女王になるべく奮闘する話や、なぜかくるるんとエルダの触れ合いがある中

発表会当日を迎えます、超ゼッタイヤラネーダが召喚される中、エルダはサマーに、

大人になることが決まらず、今が大事だと、それをサマーは肯定した上で、大人になったらなにになるか

発表されます

「大人になったその時、一番大切なものをやる」

大人でも子供でも、今を大切にしている、だからこそ未来も大切にしている、今この瞬間を全力で

駆け抜けて楽しんでいる、回答があとまわしに聞こえかねないですが、彼女のご両親や彼女たちの活躍を

見ていたら、実は今と未来がしっかり接続されていることがわかります

 

今回の話を理解する上で、重要なのが敵側、エルダが召喚した超ゼッタイヤラネーダが浄化され

白に戻ろうとしますが、バトラーからやる気パワー取得まで戻るなと伝えられているため戻れません

そこにヌメリーが訪れ、タンス貯金として温存していたやる気パワーを渡し、それをバトラーに出すよう

伝えます、ヌメリーの質問に、地上に飽きたと、まず回答戻りたいけど、戻れない、そんなときに

支援もして、涙を見せたエルダを抱きしめます、チョンギーレも彼女が戻れるよう助け舟していました

 

エルダは子供になることを後回しにするキャラです、それはサマーとの会話でもよくわかります、お菓子や

遊びが大好きで、サマー同様ある意味今を大切にしている、けれどもサマーはやる気があるため、その先も

見据えてやります、何故なら部員もですし、なによりご両親が素敵です、島内の民が素敵です、娘が

やりたいことを任せます、まなつが都会にやってきたのも、部活を始め島内ではできないことを

経験したいという彼女の意思を尊重したのでしょう、当然彼女がそうした思考に至るのは両親の賜物

今回の夢語りからみても容易に想像できそうです

 

そしてそれはエルダとて例外ではありません、チョンギーレもヌメリーもまるで父母のようにエルダを

助けます、大人になるって実は良いかもしれない、未来は良いかもしれない、エルダも少しは

そのことを学んだのかもしれません、巻末で、まなつがローラにグランオーシャンに帰還する話が

盛り込まれるなど、終盤の足音が聞こえ始めた今、仲良し敵側も大きな注目でしょうね、

 

トロプリ第35話 「わくわくハロウィン! 負けるな、まなつ!」

 天気 晴れ

あらすじ

ハロウィンパーティーを企画したトロピカル部、仮装はローラが優勝した

 

感想

大量のパイナップルを積むところから物語は始まります、トロピカル部としての今回の活動が

ハロウィンパーティー、それに必要だそうだ、だがこのパナップルを積みすぎて、まなつは転倒しそうに

なる、なんとか周囲の協力で事なきを得たが、ローラは「まなつは夢中になると周りが見えなくなる」と

指摘されます、まだ枕の部分にも関わらず、大きな伏線でした

 

ハロウィンへの準備は滞りなく進み、部員たちもそれぞれの衣装に着替えます

ドラキュラのあすか先輩に加え、コウモリくるるんがなかなか面白い着眼点

お札付きキョンシーのみのりん先輩、以前ならこんな派手にでることはなかったのですが、変化しています

世にも珍しい可愛い海賊のさんごや狼まなつも貴重ですね、そんな中、納得できる衣装がないと

悪戦苦闘のローラかなり優勝する気まんまんで、とうとう街へ出かけてしまいます

 

そしてそんな時にヤラネーダが出現していまいます、ローラがいない今は到着を待とうと提案しますが

アクアポットを持ち出していたサマーは、このまま待っていては準備していたパーティーを台無しに

される、一刻も早く浄化する必要があると、今一番大事なことだと、回収を試みます、すると

やる気を吸収できました、ヤラネーダも浄化できました、しかし

 

一行のやる気は戻っていません、アクアポットにやるきはたまって入るものの、これをふりかけのように

かければ戻るかも?まなつはそれを試みます、桜川先生が起き上がり、これならいけると

いっきにふりかけていきます、ところがそのやる気が別の人物にふりかかってしまい

入れ替わりとなります(この作品入れ替わり好きなのか?)

 

その直後再びやる気がなくなり倒れ込んでしまいます

一人で突っ走ってしまった、焦っていた、これまでうまく行っていたのは周囲の協力あってのこと

「みんなの言うとおりだよ」から自分がやってこられたのは皆が支えてくれたからと話します

暗い中でも、的確に仲間のことを理科しているのは、潜在的に仲間を思いやれる能力が備わっていてこそ

でしょうね

 

それなのに意見を聞かなかった自分がバカだったと大きく後悔します

明るさ一番の彼女がこれだけ暗い表情と声が聴けるとは、それだけ終盤に差し掛かっているとも言えますね

 

直後超ゼッタイヤラネーダが召喚され、向かおうとしますが、まなつが動けません

「また私失敗しちゃうかも」普段では考えられないくらいに弱気になります、ただ彼女の立場に立てば

辛いでしょうね「今一番大事なこと」を貫いてきた彼女が、それが仇となる形式、普段の明るさと

行動力が一気に抜け落ちてしまいます

「前しか向いてないのは、まなつの取り柄じゃなかったの?」そうローラは伝えます

「でも私それで失敗して皆がそのせいで皆が」

テストのときのように自分だけが被害を被るのならともかく、自分の行いのせいで

周囲に迷惑をかけてしまう、怪談調査回で、自分が怖いのを抑えて皆のためにやろうとするほど

他人思いの彼女ですから、今回の出来事がどれほど彼女を苦しめているか、痛いほど伝わります

 

誰にでも失敗はある、大丈夫、失敗に気がついたら、それを直せばいい、そう周りから伝えられます

 

仕上げはローラです「このまま何もしないつもり?今一番大事なことは?」そう発破をかけられ

みんなのハロウィンを守ることだと宣言し、まなつも向かえるようになります
伝えがうまいローラですが、真夏から授かったことをそのまま帰すことで復帰する散弾です。

 

ここで気になった点

前作ヒープリでいう妖精さんがパートナーの側にいたことで、プリキュアたちの支えに大きく

貢献します、前作の場合医療プリキュアということもあり、医療はチームワークが原則ですから

尚更意思疎通は欠かせない、のどかを助けられるのはラビリンでしょ?然り、ひなたへのニャトラン言葉で

失敗しても立ち上がるのが大好きなど、側にいて、意思疎通も続けてきたからこそなせる技です

 

そして今作もそれは続いています、周りが見えなくなること、前しか向かないのが取り柄と

ローラはまなつの側にいますからしっかり見抜いています、そしてそれだけではありません

基本ひょうきんに手掛ける今作で、ローラは最初人間のことをしもべとすら発言していましたが

人間と関わることで変化もおきました

 

まなつとふれあい人間を知ったことで、さんごやみのりん先輩に叱咤激励も可能です

女王気取りもある中で、うまく誘えるこうした能力も彼女の魅力でしょう

 

この励ましでまなつはいつもが復帰したかに見えますが、戦闘中、仲間が捕まってしまい、考えずに

動いたら、自分も捕まってしまうのではと再び弱気になります、そこで仲間たちが助言をし

サマーはみんなの意見を採用するか、突っ込むかの二択を考え、前者を選びます

この作戦は功を奏し、浄化に成功します

 

改めてみんなに迷惑かけたと嘆きますが、今一番大事なことはハロウィンパーティーを楽しむこと

気合い入れのリップも抜き、みのりん先輩から鼻も噛んでもらい、いつもの彼女が帰ってきました

 

個人的にまなつ中心回の中でも最良回、今作全体でも指折りの気に入った回になりました

普段元気いっぱいで、文化祭におけるみのりん先輩が話したように、むしろ周囲が元気ない時に

今一番大事なことと動く自然な彼女のやり方が、本人無自覚のまま周囲をいつのまにか変えるきっかけを

作ってくれます、しかしそれが時として裏面出てしまう、そんなお話でした

 

ローラが冒頭と中盤で伝えたとおり周りが見えないと伝えていますが、一つのことに集中するとという

前置きがあります、これはいいかえればそれ以外では、周りが見えているとも受け取れます

これはサンドアート回でみのりん先輩にもハイタッチする配慮や、ローラ・みのりん先輩入れ替え回で

ドラを叩いたことに対して、みのりん先輩に大胆になったことを伝えたこと

ランウェイでさんごが転倒し、まなつ一人だけが心配そうな顔をするなど周囲の不安や変化に対して

とても敏感で、それに対して彼女の支援策も適合しています、今回それが裏目になった要因が

ハロウィンパーティーを台無しにされかねないので、一刻も早く浄化しなければならない

という固定概念に押しつぶされたからです、これまでローラだけがいないことは幾度かあり

それまでなんとか維持し続けることはやってきました、それらのときもなんとか周囲の状況に耳を傾ける

余裕はなんとか保たれていました、しかし今はそんな猶予がありません

 

上記でヒープリを挙げた所以がこれです、なぜならのどかも同じような失敗をしているからです

ひなたも同じような痛みと向き合ったからです

のどかの場合財布を落とした女性を助けることを優先するあまり、自転車に気が付かない、そして

校外学習出先のめいさんの作品を守らなければならない、一刻も早くという状況に、ラビリンの言葉ですら

耳に入らないほど焦ってしまいます、結果状況は悪化の一途をたどる結果に

今朝同じことを言われたのにと大きく反省します、本当に助けたいのなら眼の前のことだけではだめだと気付かされます

 

作品も状況も大きく異なるけど根底にあるものは同じです、いうならばハロウィンを守るお手当を一刻も早く

するために焦燥感に陥ったサマーと、今一番大事なことはめいさんたちが作った作品をまもることを

優先するあまり、焦燥感に陥ったグレースというところでしょう、何しろ礎が過去に重い病気を患い

誰かを助けることが大きな武器になっているのどかと、都会に来たことで両親から授かった

今一番大事なことをより拡充できるようになったまなつです、そんな緊急時だからこそ

より冷静になることをまなつも大きく学んだことでしょう

 

普段元気いっぱいな彼女があれだけ弱気になるとても珍しいのも今回の話においてとても貴重かつ重要場面

そうひなと非常に酷似、なにしろ彼女も普段元気いっぱいで、周囲にも笑顔を作ってしまうほどです

しかし、そういう人物こそ、何かの拍子でポキっと心が折れてしまうと戻すことは容易ではありません

失敗を恐れるあまり、全く身動きが取れなくなってしまう、そんな時に仲間がしっかり支援をします

この時の伝え方も同じで「できる」「当人がすごいところ」を的確に伝えます、まなつからすれば

成績優秀なみのりん先輩は勿論、料理ができるあすか先輩や、手先が器用なさんご、つわもののローラなど

自分にはないものをたくさんも持っていると憧れます、そんな人物たちから、当人の長所を伝えます

これはのどかやニャトランも同じことをやっていました、ローラもやってしました

 

まなつの成長と、それを支える部員たちとの絆、作品が違うけれど、同じ香りがして、彷彿とさせる

前作と今作の架け橋話で、とても気に入りました、今後はまなつが皆を支援する回も見たいですね

何故プリキュアが好きになったのか?

天気 晴れ
プリキュアのお話がお休みだったので、今週は特別企画です、自分がなぜプリキュアを突然のめり込んだのか?

その発端となったヒープリについて触れていこうと思います

 

ツイッターにてヒープリの写真や感想がツイートされていて、その内容がとても濃厚だったので

気になり始め、調べつくしました、すると調べれば、調べるほど物語の濃厚さとキャラクターの

性格に引き込まれました、医療プリキュアという関係上、注射や白衣・カルテといった分かりやすい

提示ならともかく、トリアージだのボディメカニクスだのイップスだのインフォームドコンセントと

医療専門に登場する場面で出るのですから驚きです

 

トリアージとは災害や大事故などで同時多発的に多数の患者さんが出てしまった場合、緊急度に

応じて、優先順位付け手当していくことです、

 

これはメガビョーゲンが同時多発登場した際にグレースが目の前に集中しすぎて周囲が見えなくなり

自分の失敗を反省する場面がありました、グレースの成長と医療用語を組み合わせた場面、これをまだ序盤で

やっているのですからすごすぎ

 

ボディメカニクスとは車いすからベッドなどの移動介助の際に、患者さんと支える看護師さんの負担を

軽減するために支える部位を工夫したり、体の部位をうまく活用して負担軽減することです

織江さんのお手伝いをした際にのどかが段ボールを1箱移動する際に、腰と姿勢を低くして運んで

いましたが、まさにこれです、彼女が車椅子生活をしていた描写もあったことから、おそらく自分が

そうした経験をしたことで、自然とこの方法が身についたのでしょう

 

イップスは話の中でペギタンが説明したように、毎日続けていたことが突然できなくなり、それを

気にして更にできなくなること、スポーツ障害ともいわれ、実際にこれになってしまう選手もいるのだとか

これをプリキュア作品として取り上げるとは

 

インフォームドコンセントとは医者が患者さんに対して「これから○○のような治療・手術を行い

ますが宜しいでしょうか?」と問いかけ、患者さんに確認して、了承を得てから行うことです

医療場面ではほぼ確実に見られる場面ですし、ご家族さんにも丁寧に説明がなされることでしょう

 

ラビリンは訊ねました、本当にあの悪者の立ち向かう勇気はあるの?

のどかは回答しました、この子を助けられるのならいくらでも

 

ちゆは訊ねました、私だって怖い、でもそれ以上に助けたい、守りたい、あなたは

ペギタンは回答しました、守りたいって

 

ニャトランは訊ねました、俺と一緒にプリキュアにならないか?

ひなたは回答しました、やるよニャトランって

 

グレースたちは訊ねました、そんな勇気湧いてこない?

アースは回答しました、立ち上がる形で

 

この作品において、妖精さんは医者見習いという形で、プリキュアに医療の手伝いをお願い

しました、それだけに、それぞれのプリキュアと妖精さんの絆は相当深く描かれ、妖精さん専用回も

設けられる程です、のどかとラビリンに至ってはわずか2話で凄まじい勢いで確固たる絆描写ですから

たまげます

 

そしてなにもこれは、上記のプリキュア←→妖精さんにとどまりません

5話で気まずい雰囲気をのどかの包容さとトラブルにより解決

そして序盤の早い段階で、のどかの危機にひなたとちゆが駆けつけたように、誰かの危機に即座に

対応、助言などを行います、24時間、365日病院は開き、患者さんがおられるのですから

医療においてチームワークは必須です、ラビリンたちが以心伝心をしようと作戦を立て、結果的に

修行しなくてもよかったという流れも、誰かを思っての行動が一致しているのは勿論、それが危機である

という「気づき」のアンテナ能力を持っていること、そして1の方法がだめなら2の方法を用意する

これを中学生がやっています

 

これらが集約するわかりやすい序盤回といえば、イップスになってしまったちゆに対しての対応でしょう

この回ではちゆが心配だったから様子を見に来たとのどかとひなたがやってきます、事前の打ち合わせも

なしに、ちゆが心配なので助けたい一心でここまでできます、

 

彼女のイップス不調が治らない中、ペギタンは医療用語を調べ、イップスだと知ります、ペギタンもまた

頭脳明晰な方で、こうして調べることで原因究明を探ります、そこから少し慌てふためいてはいたものの

彼なりに全力は尽くしたでしょうし、のどかやひなたの行動が勉強にはなったでしょう

 

のどかとちゆが横断幕作成、ちゆには内緒で作り、ペギタンの心配まで配慮でき、絶不調のちゆに対して

無理しないように伝え、それでも突き進もうとする彼女に横断幕を作ることを決めています

気づき力・チームワーク・配慮力どれをとっても素晴らしいものばかり、これで僕自身もこの作品に

大きく引き込まれる要因となりました

 

自分がもう一項目引き込まれた要因が登場人物の濃さです、とりわけのどかとひなたに大きな印象を

覚えました、勿論ちゆやアスミも印象には残っています、陸上と旅館の仕事両立やイップスと戦いつつ

周囲がわからないことがあれば解説しますし、配慮も十二分にあります

右も左も分からないアスミが自分を責めていたのどかを手助けする場面も非常に大好きです

 

過去に重い病気を患っていた主人公、歴代プリキュアを見てこられた方も過去に類を見ない思い過去を

抱えているとのこと、そこからの誰かを助けるための強い意思と、包容力の兼ね備え、周囲を元気つける

力など魅力だらけです、ダルイゼンを助けるか助けないかも、ラビリンとじっくり話をして

答えを導き出しました、この回も含めて主人公ということもあり成長回は多数用意され

見習い医者であるラビリンがわずか2話でのどかとの固い絆で結ばれる演出や、焦りからの脱却回も

大きな注目でした、

悠木碧さんは仰ってました、この作品が伝えたいことが話数が減ったこと以上に強く1人1人に

伝わったのではないかと

それはのどかが常に話していた「生きてる」であったり、思いやることであったり、個々に印象は

様々です、むしろそれぞれ別の意見が出ることも計算しての作品でもあり、その違いこそ

助け合える要因でもあることを伝えたのかなと思います

 

成功体験が乏しく、自己肯定感が低かったひなた、誰かを思っての行動が裏目に出て、ひどく落ち込み

敵側が強くなり、不安を感じる、そんな当たり前の感情が出ます、闘病生活が長かったからの

強い精神力を持つのどかと、陸上で厳しい戦いを続け、なおかつ老舗旅館が実家による真面目さもある

ちゆに、精霊であるアスミ、それに対してひなたはおしゃれ好きで、流行に敏感などこにでもいそうな

中学生です、あんな重い試練にぶち当たれば、心が折れるのも無理はありません

 

作ってくれたジュースが美味しかった、意味ないことなんてない

私に似合うアクセサリーを見つけてくれて、夢中になって楽しかった

 

ドレスで写真が楽しかった

助けたいのなら、まずは動いてみては

 

ひなたの持っている長所を具体的に伝えられたことで、ひなたは少しずつ自分を好きになっていきます

その過程が非常に丁寧で、多くの方が共感されたことでしょう

河野ひよりさんは仰ってました、得意なことは自信を持って行けるけれど、そうでないと落ち込む気持ちが

非常によく分かると、何もしなければよかったなんてことない、何かをしようと頑張るひなたに

自分自身が励まされたと

やってみればなにか変わると、大胆な行動が裏目にでてひどく落ち込む場面を、救うのもやっぱり

ニャトランです、失敗が多いことを伝えつつも、それでも突き進めるひなたが大好きだと

双方持っていて彼女であることを伝えます

失敗しても・間違ってもフォローしあって、自分との戦いに奮闘してきた1年、それを象徴する終盤の

台詞は本当に光っていましたし、自分も琴線に触れました、

 

紆余曲折あったものの、最終回までしっかり描き、生きるを題材にした物語であったヒープリ

それに触れることができて本当に良かったです、

 

トロプリ第36話 「来たよ! 人魚の国・グランオーシャン!」

 天気 晴れ

あらすじ

まなつたちはローラの故郷にきたのだが、敵の襲撃に襲われた

 

感想

大量の伏線がはられた真面目回、もしかしてヒープリみているのではないかと勘違いするほどです

基本トロプリは楽しさ・愉快さ全力投球ですから、終盤に一気にという感じ、明るい展開だって

実は大間違いなってどんでん返しすら待ち受けるのではないかと錯覚させられそう

 

またしてもまなつの夢から始まります、伝説のプリキュアや戦っているところなど、妙に彼女の夢が

凝っているようで、出身である南ノ島洞窟にパワーアップアイテムもあったことから、実は彼女には

とてつもない隠された何かが眠っているのかもしれません

 

久々の女王様登場、一同をグランオーシャンに招待することになった、人間と人魚の世界を往復するには

くるるんの能力が必要であった、まさかの大活躍です

 

一行はグランオーシャンに到着し、民から歓迎されます、とりわけパパイヤはおとぎの世界に

自分が今いることを咀嚼します、かつて現実と想像の世界を分けることで、過去の辛い記憶を

避けていた彼女だっただけに、大事なことをやり続け、このような世界を見られるのは幸せなことでしょうし

貝についての知識も相変わらずでした

 

そういえば民のなかに10本立てで登場した妙に煌めいていたイカも登場、こんな形で再登場とは

女王に出会い、くるるんはなでてもらうとしますが、してくれず疑問を抱きます

食事をしながら、この海中どこかにある海のリングを見つけてほしいと依頼、それは更なる

パワーアップアイテムになると、そこで一行は捜索に入ります

 

そこには海草があって、くるるん好物貝殻クッキーの原料でもあり、南ノ島でみつけたパワーアップ

アイテムにつられてかげた匂いの正体もこれだったのだ、だが逆に言えば、なぜでは島の洞窟に

あったのか?そこで話されるまなつの夢、これも何なのか?それを訊ねるべく女王様のところに

訪れますが、態度があまりも不自然、それにローラは気が付きます、当然本物の女王と共に

生活していたのですから、違和は感じるでしょうし、何かと頭の回転も早い彼女ですから察知能力も

優れています

(ローラが貝から生まれたのも伏線?)

 

実は全ては蜃気楼が魅せた幻、チョンギーレ・ヌメリー・そしてエルダもいたのだ、今まで生き物を

ヤラネーダにすることは禁じられていたが、ここでそれをやってします、すると

ランドビートダイナミックですら浄化できないほど強化されていた、絶体絶命の危機に

それでも彼女たちの守りたい気持ち、あきらめない気持ちが反応し、ついに海のリングが登場

 

だがそれを奪われてしまう、そもそも何故この場所に敵一同が来られるのか?何故

記憶を操作する装置がもともとグランオーシャンにあるのか?謎が謎を呼ぶ、大重要回とともに

一話完結でもない大変な回となりました

トロプリ第37話 「人魚の記憶! 海のリングを取り戻せ!」

 天気 雨

あらすじ

強化された超ゼッタイヤラネーダを浄化し、一同はより奮起、そしてまなつはローラに約束をした

 

感想

正直まなつのことを少し甘く見ていたところが、心のどこかにあったのですが、叩きのめされた

そんな感じのお話でした

 

またしてもくるるんの活躍で一同は目を覚ます、本物の女王様を救出すべく、城内をくまなく捜索

していると、謎の部屋を見つける、そこには貝殻などが岩肌に無数広がっている、それに一同が触れると

記憶のような映像が出没、それは人間と人魚が自然と交流している姿である、ひときわ目立つ貝殻に

触れると、まなつだけが見た伝説のプリキュアが戦っていて、それを人魚が目撃しているという映像だった

 

ようやく女王様に出会い、くるるんを抱きしめたことから本物だと、そして女王様の本名だけでなく

敵側の目的も明らかになる、それはやる気パワーを集め、永遠の後回し、そして不老不死になることである

だが、女王様が話すことは以上だと区切ろうとした時、ローラはまだ話していないことがあると

貝殻を差し出す、そこに刻まれた記憶は衝撃的な事実だった

 

ローラは幼き頃、南ノ島に遊びに来ていたのだ、そしてなんとそこでまなつと出会っていたのだ

この時点で既に「トロピカル」という文言を使っていた、太陽のように眩しくて、幸せな気持ちが

胸の奥から湧き出す気持ち、ローラは下半身を常に水面の中に入れることで人魚であることを隠していた

あっという間に仲良くなった2人だが、帰宅の時間となり、翌日再び会おうと、その時は

グンバイヒルガオの花冠を作ると約束、だが翌日その子は現れなかった、名前を聞かなかった後悔が

まなつの心に突き刺さった、その時父から教わった、これから後悔しないように、その時一番

大事なことをやりなさいと、涙ながらにまなつは頷いた

 

「だから、私は決めたんだ、初めて会った人には、最初に名前を聞こうって

いつでも、今一番大事な事をやろうって」

 

このセリフを話すときの真剣な面持ちもあり驚愕と叫びが交錯する演出です

彼女がこれほど精神的に強いとは、前作ヒープリでのどかが長い入院生活を余儀なくされたことが

誰かを重んじる優しい心と、決してくじけない強い心を得る人格形成をなしたように

ハトプリのつぼみがえりかたちと出会うことで、引っ込み思案だった彼女が、大きく変化する

人格形成となったように、まなつにとってローラとの出会いが大きく今につながっていたとは

 

ローラだけでなく館長という圧倒的上の立場の人にも、先輩にも、女王にも名前を最初に訊ねていた

元気が取り柄で、社交的な女の子だとずっと思っていた、けれどそれだけではなかった

あのときの後悔をバネに、名前を訊ねることを貫いていた

父から教わった今一番大事なことをやることを貫いていた、状況からして、相手の女の子が

来なかったことに憤りを感じても不思議ではない、だが彼女はそれどころか名前を訊ねなかった

自分への後悔という気持ちを抱けるほど優しい心を持っている、それはランウェイで転倒したさんごを

心配する面持ち場面など、これまでの回でも随所に映し出されていました

 

しかもこの出来事を忘れることなく、常に持ち続けている、このセリフからも表情からも

彼女生半可な気持ちでこれまでの生活をやっているわけではないことを思い知らされます

今一番大切なことという元気象徴をより具現化した言動だと思っていました、けれどそれだけではなかった

まなつという子は自分が見てきたヒープリやハトプリの主人公同様、受けた恩恵や痛みを忘れることなく

それを教訓に現在において、強い心を持ち続ける主人公であると、今思えば、彼女の出会いで周囲が

化学反応を起こし、楽しい生活が過ごせる背景も、まなつという幼き頃に身につけた2つの決断という

武器が自然とそれぞれを動かしていたのだと、彼女の内面的な強さを知らされ、甘く見ていた自分も

思い知らされました

 

 

しかしローラは翌日来なかったのは記憶を吸収されいたからだ、人魚と人間は交わってはならない

それが古来からの掟であると、ローラたちの活躍で全てが解決しグランオーシャンに戻ったら

まなつたちとの出会いは記憶から消えてしまう、それは彼女が女王になったとしても

 

超ゼッタイヤラネーダの暴走を止めるために現場に赴く、5人全員の強い気持ちに、海のリングと

伝説のプリキュア協力もあって新技「マリンビートダイナミック」が炸裂、まさかのサメ

(ご丁寧にシャークという鳴き声つき)そしてかつて練習していたバタ足も活用される

演出、合体技も十分見応え満点です

 

これからどうなるのか?誰もが不安を覚えかねない中、サマーが強い眼差しで伝える

「そんなの決まっている いつだって・どんなときだって今一番大事なことをするだけ」

彼女の絶対的礎が仲間たちの不安を踏み出す勇気へと変えさせる、ここもとても大切場面

 

女王と後回しの魔女それぞれにまだまだ見えない部分が隠されている中、まなつはローラのもとに

やってくる花冠を持って、あのときの約束グンバイヒルガオで作ったのだ、約束を必ず守る3つ目の

強い武器も持ち合わせている、調べりゃグンバイヒルガオの花言葉は「絆」「優しい愛情」だそうで

まさに両者そのものです

ローラは感謝するも、自分はまた忘れるのではないかと、つらい気持ちを暴露します

彼女からすれば、幼き頃の楽しい経験が奪われたこと、そして掟により、その定めからこれからも

抜け出せない、まなつたち4人と過ごした出来事さえも忘れてしまう、あまりにも残酷な現実が

待ち受けようとします

 

けれどここでも強い心を持つまなつが救います

「そんなことはない、大丈夫、絶対忘れない、たとえ忘れたとしても、私が思い出させてあげる

私だけじゃないよ、さんごも、みのりん先輩もあすか先輩も、だから大丈夫」

 

まなつがこれ程言うのだから大丈夫そう思えてならない、まなつの誰かを思う優しく強い思いやりは

ローラも恩恵を受け、既に誰かを思っての行動も既に何度か出来ています、側にこんなにも心強い

仲間たちがいる、ローラも安心しきったようですし、ローラもまた持っている貫き通す心を持っている

掟なんて知らないと、彼女が女王となった時、古来にしばられることなく新しい改革を

やるかもしれません

物語もいよいよ終盤に差し掛かってきて、おそらく次週以降は最後の個人回となるでしょう

それぞれが自分と向き合い、それぞれが「今一番大事なこと」をやる、その過程に何が育まれるのか?

基本ひょうきんで描写されてきたお話ですが、それはまなつの強い意志を知る伏線であったことを

知った、とても重要回でした。

トロプリ第38話 「決めろ! あすかの友情スマッシュ!」

 天気 曇り

あらすじ

あすかは高校進学への志望校を記入した

 

感想

あすか先輩の壁打ちテニス練習から物語は始まります、自分は中学時代クラブはやっていましたが

部活はやっていなかったので、このテニスの壁打ちもなんとなくしか知らないですが、多くの方が

されているそうですね

 

彼女は高校進学への記入を済ませていませんでした、そのことで父親と会話を取ります

ご両親ですから当然かも知れませんが、それでもラケットを再び出したことに気が付き話しています

娘さんの経緯や進路のことまでしっかり会話を取っています、アニメ内で立派に見えるとはいえ

中学3年生、ご両親の存在も素敵ですね

 

百合子が生徒会長を引退、それはあすか先輩も何れ引退をすることを意味する、その時にできること

その方法を探るのに、街の図書館に訪れますが、そこでフェニックス学院の制服をみかけます

進学校でありながら、部活も盛んな学校であり、まなつたちはそこへ見学に訪れます

 

するとそこには体験入学で訪れていた百合子と出会います、彼女はテニスにまだ未練があるのではと

あすか先輩を挑発、2人のテニス対決へと話は進みます

 

みのりん先輩のテニス解説もあり(ご丁寧にテニスの本を所持していた、しかも分厚い)

最初こそ劣勢なものの、追いつきます、そしてこれがテニスを通しての会話であることがわかります

百合子が何故テニスを再開したのか?と訊ね、あすか先輩はまなつたちがいたからと回答します

これはみのりん先輩が小説を書けなくなってから、まなつたちに出会い、今一番大事なことを

するなかで、様々な現実という経験を重ねたことが自分を成長してくれたように、あすか先輩にとって

まなつの出会いが、仲間の大切さ、そして仲間を要らないとしてやめたテニスにも再び魅力を

感じます、

 

そして百合子は再びあすか先輩とテニスがしたかったという本音をぶつけます、あの時棄権すれば

再びできるのでは?そう判断した、あすか先輩はだったら一緒に戦ってほしかった、テニスを通して

お互い抱えていた気持ちを声にして出すことが出来た、これが今回の大きな見どころであり、今作

序盤から抱え続けてきた燻りもようやくわかり会えたというところでしょう

 

試合よりも仲間を思いやるために超ゼッタイヤラネーダの場所に赴きます、百合子は修学旅行のときにも

出会っているという、いわばプリキュアバレですが、この辺りこれからどうするのでしょうか?

 

今いちばん大事なこと、その根幹を聞いたばかりですし、あすか先輩も試合よりも仲間のためにかけつけ

一同を奮起する場面とても素敵です

 

浄化後に百合子がスポーツ推薦に合格したことが判明、あすか先輩は部活を休み参考書を購入しに

でるところでした、実は彼女既に推薦する学校は決めていました、けれども記入はしていませんでした

それは自分に覚悟があるかどうかを確かめたかったそうです、百合子もあすか先輩が同じ

フェニックス学院を志望していることが読み取っているようです、ここでいう覚悟というのは

テニスを通して対話したことで、言葉として、テニスという行動を通して、具現化できたことでしょう

 

自分がまなつたちを通してテニスと向き合うということは修学旅行の時点でほぼほぼ出来上がっていた

後は最後の仕上げを済ませる、それが今回であった、終盤の個人回楽しみです

 

トロプリ第40話 「紡げ! みのりの新たな物語(ストーリー)!」

 天気 雪

あらすじ

みのりん先輩が新たな物語を記すことを決めた

 

感想

トロピカル部として、卒業祭に何を行うか、それは演劇ということに決めるが、物語をみのりん先輩に

願う、あの『マーメイド物語』を、だがあの本はだめなところがあるのでと拒んでしまう、そこで

その駄目なところを直せば良いとローラに提案をされ、すこし考えさせてと保留する

 

ローラはこの問いに対し「みのりは書きたいと思っている、嫌なら即断る、書きたい気持ちがあるから

迷っている」と後ほど回答する、あすか先輩もなるほど納得な意見

みのりん先輩の素性をよく分かっています、物静かと高飛車という真逆な両者ですが、入れ替わり回

などで相手の性格や想いに近づくことが出来ています、これは修学旅行の際に、あすか先輩の過去が

話された時に「あすからしい」の返したのも同様です、共に部活を知り、人を知ったことで

それぞれがどんな考えで、どういった気持ちなのかをローラなりに咀嚼するようになっています

とりわけ今回のこの場面では書きたいと「思っている」とみのりん先輩のことを分析するだけでなく

思っているというところにとどめていることも注目、ここからどのように決断するかは彼女次第

あまり無理強いしないところもローラの成長が伺えます

 

あすか先輩もみのりん先輩がマーメイド物語の話が出た時に、顔が曇ったこと、心の傷になっている

かもしれないと分析するなど優秀ですし、さんごも無理強いはできないと優しさも見せ、それぞれの

手腕がかいまみられます

 

自室にもどったみのりん先輩は箱にしまっている『マーメイド物語』を書き直せるかと不安になります

自分の経験が入っていないことは分かっている、自らの経験をどのようにして物語に溶け込ませれば

良いのか?思案します、ここでは折れた鉛筆とそれを修復する(それもカッターナイフで)という過程で

みごとに具現化しています、自分の心も折れてしまった物語の経験が鉛筆、カッターナイフにより

削られた書くことができる鉛筆「いつまでも引きずってはだめ、ローラの言う通り直せばいい」

でもちゃんと直せるのだろうか?そんな不安が鉛筆で魅せるとは恐れ入ります

 

翌朝彼女のもとに部員全員が集まる、あの書籍にある「伝説のパパイア」を見つけようと

みのりん先輩を誘います、空想で実際にはない、それでも動くことで、なにかをすることで

解決の糸口になる、まなつなりの考えであろうと、彼女の意見を尊重します、前日の帰宅時に

上記のみのりん先輩心情をそれぞれ近づこうとしていた、描写としてなかったので、この帰宅時なのが

偶然揃ったのか判別出来ないですが、すくなくともみのりん先輩のためにこうして一行が集まれる

とても素敵な部員です

 

果物店に訪れてパパイアを見つけます、それも伝説と幻とかかれた、緑色がありこれだと野菜になるそうです

果物となるそうですこれは熟していると黄色になるとのこと(満へぇ)

 

その後農園に訪れ、パパイアの実を確かめます、ただみのりん先輩はパパイアを実際に摂取したことがない

事が発覚、それに恥ずかしがり思わず駆け出し、はずみで転倒してしまう

分かった気になって、マーメイド物語のときといい、自覚はあるそうで、こうした自分を分析ができるのも

彼女の魅力でしょう、ただ同じような失敗で痛みを抱えている、そこを救うのが部員たちです、

食べたことないのなら今食べればいい、ハンカチで顔を拭いてもらい、メガネもかけてもらった

 

南国フルーツであるパパイアは日当たりが大事で、幹の周りに輪になってできることから花言葉が

同胞である

 

パパイアを使った料理がふるまわれ、一行は味わうことに、

まったりとした舌触りで、思ったよりクセがない。甘さ控えめで優しい味がする。私はすごく好きと

食レポもできる優秀差を示す中、何故こんなに美味しいのかと、それは一行が自分のために考えて

そんな皆と一緒に食べたから

 

彼女は再確認した、文系部にいたあの頃とは違う、成功しても失敗しても自分を大切にしてくれる

仲間がいる、自分のために時間を設けてくれる

「私は、みんなと出会って、プリキュアになって、太陽みたいにキラキラした冒険をしてきた。ドキドキ

ワクワクする物語に負けない、トロピカってる物語を、みんなと一緒にしてきた」

「私はキュアパパイアだってこと」

 

マーメイド物語はたしかに自分にとって大きな心の傷、けれどもパパイアの花言葉である同胞が

まさに自分自身に当てはまる

トロピカル部に入部し、プリキュアになり、日差しが当たる様々な経験は、たとえ何冊読んでも

味わえない貴重な経験ばかり、太陽のようなぬくもりで自分を大切にしてくれる部員がいる

だから自分はもっと前に進むことができる、それを教えてくれた仲間のためにも

「みんなと出会って感じた沢山のトロピカってる気持ち。それが、私にとっての伝説のパパイア。演劇の

台本、私に書かせて。」

    

「『マーメイド物語』じゃなくて、私達の物語。それを書く事が、私にとって、今一番大事な事だから

 

今一番大事なことをする、それがこの部活でやる礎、みのりん先輩のキャラソンは私の物語になって

いますが、ここで私達の物語に変化しています、彼女がこの1年を通して成長した姿が伺える

とても大切なお話でした。

トロプリ第41話 「会議だよ! トロピカる部、集合~!」

 天気 曇り

あらすじ

敵味方ともに作戦会議を開いていた

 

感想

全体的には総集編です、しかも敵側も行うというまさかの展開、チョンギーレ・ヌメリー・エルダの

3人共々仲も良いですし、やる気のない彼らいつもが見られるのもまたいいですね

 

部活内で、園芸の詳細を決める中で振り返るのですが、黒板にはスケバンなど昭和感を覚える文字が

ずらりと、ちょくちょく昭和ネタを持ってくるこの作品、小さなお子さんにはどのように見えている

でしょうか?

 

総集編とはいいながらも、みのりん先輩が話を作成する上では物語も進行していますし、なにより

最終決戦を前に改めて振り返るという機会はとても重要ですね

 

地元で部活がなく都会にやってきたまなつ

プリキュアに協力を求めて、単身で人間の世界にやってきたローラ

自分の可愛いを公開できずにつまずいていたさんご

自信を持って書いた小説を酷評されたうえ、それにきがつかなかった自責の念を持つみのりん先輩

テニスの事件以降、仲間を信頼できなかったあすか先輩

 

それぞれが何かを抱えながら生活し、プリキュアという形で、部活という形で出会えた

そんな中で、自分を見つめ直す機会が持てた、自分の中にある今一番大事なことをやる覚悟を持てた

わたしたちの物語は、そうした出会いの中で紡がれた変化が大きな根幹としてあるでしょうね

トロプリ第42話 「襲撃! 最強のヤラネーダ!」

 天気 曇り

あらすじ

前半ではかなり平和に物語が進行します、これまで触れ合った天文学部や放送部、美術部といった

部員と再会するなど伏線回収が実に丁寧です、

 

みのりん先輩の物語終盤で行き詰まるのも真剣に取り組んでいる故のことですし、特に百合子とあすか先輩の

やりとりは素晴らしかったです、百合子がこんなに良い笑顔で、トロピカル発言までするとは、彼女も

まなつたちと触れ合って大きく変化した一人、きっと高校で良い関係が結ばれることでしょう

 

序盤でしもべとまで発言していた、プリキュアたちに対してもローラは皆と出会えてよかったと

暴露します、まんじゅうを頬張る場面も綺麗で素敵です、しかし

 

 

夜になって、まなつがローラにグランオーシャンに帰る話をもちかけると雰囲気はガラリと変わります

自分が女王となればそんな掟も、そして掟が必ずというのなら私は…というなにかの伏線

 

後半の戦闘ではなんとクジラの超ゼッタイヤネーダが出現、バトラーはかつて破壊の魔女がいた際の

若造であって、伝説のプリキュアに邪魔をされて失敗したとのこと、まだ伏線も多いようです

街中のやる気が奪われた上に、まなつまで連れて行かれてしまい、なおかつそのまなつは

伝説のプリキュアと出会う、それも破壊された街の背景で

 

こんな不穏な年越しです、物語も終盤、伏線回収の丁寧さだけでなく、終盤一気に重くなっってきた

今作、果たしてどうしめてくるのでしょうか?

トロプリ第43話 「潜り込め! 深海の魔女やしき!」

 天気 曇り

あらすじ

敵の根城に潜り込んだプリキュア一行はついに後回しの魔女と対面する

 

感想

いよいよ最終決戦というところまできたそんな雰囲気でした

まなつはクジラの口を自力でこじ開けるくらいの怪力ぶり、体力が桁外れなのはこれまでも何度か

見てきましたし、自力でやる気復活できるほどの底力を持っている子ですから、主人公は伊達では

ありません

 

そして度々見る夢に登場する伝説のプリキュア、何故彼女だけなのかも不明ですし、伝説のプリキュアの

正体もよくわからないままです

 

そしてもう一項目が敵の根城に来ていることがわかり、リップで気合を入れていても、チョンギーレに

後回しの魔女ガイル場所を訊ねたり、エルダと会話したりと平和的解決を求めようとする能力も

垣間見えます、そういえば以前プレミアムメロンパン事件のときも、仲間を優先し、許すなども

していましたから、こうしたのも彼女の良さであり、強さでもあります

 

故障したアクアポット修理がてら、ローラは女王から同じようにプリキュアになろうとしたけど、出来ず

せめて愚者の棺を守ろうと、洞窟に隠したこと、そして伝説のプリキュアが何を話したかを知るのだった

この伏線も徐々に明らかにしていく過程もとても丁寧です

 

そして遂に後回しの魔女と対面ですが、魔女はまるで操られているかのように記憶がでてきません

そしてとうとう出てしまった愚者の棺、それは地上全ての生物を滅ぼすものだった、それは敵三幹部

ですら知らない事実あり、チョンギーレもこればかりは黙っていられない様子、ヤラネーダに

変貌點せられますが、これに対し、ヌメリーもなんてことするのと発言、エルダも以前まなつと

触れ合った際に授かった人形を大事にもしていましたし、この3人が巻末でどうなるかも

楽しみです

 

トロプリ第44話 「魔女の一番大事なこと」

 天気 晴れ

あらすじ

後回しの魔女はすべてを思い出し、伝説のプリキュアとともに泡沫となった

 

感想

童話『人魚姫』がこのような形で再現されるとは、心にしみるお話でした

 

ローラは一行に女王様からきいた後回しの魔女に関わる情報を話します

そもそも破壊の魔女として、この世に生を受けることになってしまった、

 

人間の抵抗にあい傷ついた魔女は海岸にある岩場にたどり着いた、大きな傷を負った魔女のもとに

やってきたのがアウネーテ、あの伝説プリキュアの人間姿である、彼女は傷を負った相手が

破壊の魔女だと知らず、治療をし、友だちになろうと話しかけた

やがて治癒が終了し、再び人間世界を破壊しようとしたとき、それを食い止めるために

人魚の世界からプリキュアとなってやってきたのが、皮肉にもアウネーテであった

 

破壊として生まれたものとして

守るために人魚の世界から来たものとして

互いの想いが交錯する中での戦の中、魔女は決着を明日にしようと、その場を去った

翌日、その魔女の側近だったバトラーが翌日に鳴ったことを伝えるも「また明日にする」と告げ

引き伸ばした、翌日も、そのまた翌日も、こうして引き伸ばし続け、気がつけば何を後回しに

していたのかさえわからなくなったのが、現在に至るのだ

 

これらの話を聴き、魔女に真実をつたえるために一行はプリキュアとなって魔女のもとに向かった

そして魔女に対し、やりたかったこと・今一番大事なことは破壊することではない

 

「違う! あなたが本当に後回しにしてきた事は、破壊じゃなくて、仲良しになる事!」

      

「人間の女の子と仲良しになる事! それが、あなたがずっと後回しにしてきた、勇気がなくてできなかった事!」

 

なるほど納得でした、魔女側からすれば、あの海岸にやってきたのが人間であることは分かっている

はずです、場合によってはとどめを刺される可能性だってあります、それなのに相手は治癒をして

自分と深く交流を深めようとしました、ここで魔女が大きく心を動かされた要因として

女王が話したようにそのようにして生まれてきたということ、つまり魔女は優しさや思いやりという

事柄を知らなかった、あの海岸で初めての経験、これがどういうことなのかもわからない、何故助けて

くれたのかもわからない、けれどもこれまでに感じたことのない感情が魔女にもたらした

 

戦いの中で後ろめたさを感じた、あのアウネーテと触れ合うことが出来なかった、魔女として

生を受けている以上、些細なことに見えても、当人にとっては容易ではなかった

さんごが自分の好きを信じる勇気がなかったように

みのりん先輩が一歩踏み出す勇気がなかったように

あすか先輩が仲間を信じる勇気がなかったように

まなつとのふれあいで、それは可能となった、魔女も同じだった、サマーとアウネーテが重なり

今自分がいちばん大事なこと、彼女と再開し友達となりたい、魔女の涙場面はとても素晴らしかったです

部下3人たちの反応も良かったですし、人魚姫の泡沫となって消えるという形を感動と

魔女側の一番大事なことを成し遂げた上での終わり方も良かったです

(お菓子が食べられなくなる・エルダと遊べなくなる会話や最後は幸せになって良かったとか素敵)

 

当然ラスボスはバトラーとなり、最終戦へと

トロプリ第45話 「やる気大決戦! 輝け! トロピカルパラダイス!」

 

あらすじ

バトラーの猛攻を退け、世界は平和になった、そしてトロピカ卒業フェスティバル最後の準備へと

 

感想

逆反動が見られたそんなお話でした

 

チョンギーレ・ ヌメリー・エルダはやっぱり良い人、魔女様のことを大切にしていたのですから

バトラーの真実を知ってしまった以上、プリキュアに力を貸します、とりわけエルダは台詞として

それを具現化します、これがエルダの今一番大事なこと、そう話し、変身アイテムをまなつに返却し

バトラーが召喚したコワスンダー相手に参戦します

3人共面倒くさいといいながらもきっちりやる辺り、それぞれが今一番やりたいことなのでしょう

魔女ですら一番大事なことをやってのけたのですから、彼らがあっても不思議ではありません

(まぁ奪われるほどのやる気なんてもともとない文言復活もいかにも彼ららしいですけど 社会人あるある?)

 

最終戦ということもあり作画も桁外れ、全員が美しいですが、最終技がまさかのギャグ仕様で

オープニングで使われる、明るさ全面の曲まで流れ、ご丁寧に伝説のプリキュアをギャグとして参戦

おまけ付き

 

元来今作はひょうきんを前面に押し出していました、当然それなら今回こうなっても不思議では

ないのですから、この展開も読めなくはないのですが、ここ数話濃厚が連続していたものですから

すっかり忘れていました、これは今作を見始めてから、ヒープリの映画を見たときと同じ感覚

その世界の醍醐味に急に引き込まれその高低差に驚くのです

 

とはいえ事前準備もありました、海底の暗黒にいながらにして、日常会話をします、そのためにも

負けるわけないは行かない、それぞれが叶えたいことを誓い、結束して再起します、この双方が

並び立つのも今作だからこそできるのかもしれません

 

最終戦バトラーは自らのやるきで世界を破壊しようとしたとき、女王がパクトの修理を終えて

やってきます、やる気パワーを一気に復帰する、その膨大な質量に1人では耐えられない、そこで

サマーたちが協力し、助け合います、細かいところですが素敵な場面でした

 

戦いは全て終わり、チョンギーレ・ ヌメリー・エルダはこれまでのことを謝罪、これまでのことを

知ったまなつたちも彼らがトロピカれる時があると話す素敵な和平展開、そして後半は日常回です

これをもってこられるのも今作です、ここまで濃厚にしていて、反動でいっきに日常に戻す

数話前に日常から一気に濃厚に持ってこられ気が引き締まりましたが、逆反動までやってくれるとは

百合子との会話あり、ダジャレあり、先輩遊びありと楽しさ押し出しでとても幸せな日常です

寝袋にも楽しい個性が引き出されます、トロピカル部にも様々な協力が依頼されるなど

信頼も得ています、新聞にしても天文部にしても、この1年に紡いできた物語が随所に登場するなど

楽しさの中にこうして織り込むことも忘れてはなりません

 

そんな楽しい過ごしに、再び反動の時間がやってくる

ローラの前に女王がやってきて、明日出発のときが訪れた、ローラが女王として認められた

元の世界に帰還し、女王として生活をするのか?それとも女王を破棄して人間の世界に留まるのか?

その選択肢を迫られる、後回しにできない究極の選択に背筋が凍りそうです、そしてその場面を

まなつは見ていた

 

いよいよ最終回、はたしてローラの選択は?そしてどんな締めを行うのか?

 

トロプリ第46話(最終回) 「トロピカれ! わたしたちの今!」

 天気 曇り

あらすじ

私達の今一番大事なことをするために、新たな一歩を踏み出した

 

感想

終わってしまった、ありがとうございました、思わずそうこぼしました

 

いきなり変身から始まり、ご丁寧に変身する必要がるのか?という問いにないと回答し

クッションをぶつけられる夢オチというまさかの展開から開始、しかしその夢直後は急激に

怖さを覚える展開に、ローラが決断を下すときが訪れていることを目撃してしまったのです

 

翌朝、それはトロフェス当日であった、まなつは昨日ローラが的中したクッションを持参してくる

それが気になって決断ができないとこまるからと発言し、周囲は異変に気が付き、ローラは全てを

話す、さんごが「今決めなくても良い」という発言に対して「それだと後回しの魔女」と同じである

この対比が驚くほどうまいです、今作では伏線も多く、かなり計算しつくされた物語となっていましたね

 

ここでまなつは「このまま残るのか・帰って女王になるのか、ローラが一番大事なことをやってほしい」

そう強く訴えます、記憶が消されても忘れない発言然り、まなつの会話術と意志の強さ、そして

相手を重んじる優しさが垣間見えるとても重要な演出です

 

劇は始まり、さんご・、みのりん先輩・あすか先輩とそれぞれの変化が劇中でも用いられます

そして最後の演出、ローラが旅立とうとするとき、劇中なのも忘れ、まなつはローラが旅立っていく

寂しさに耐えきれず慟哭してしまいます、これからも共に部活をして一緒に食事して、トロピカりたい

自分がローラに声援を送ったのに、普段飄々としている彼女の姿を見ているだけに

その抑えきれない寂しさにとうとう彼女の心が決壊してしまう場面は冗談抜きで痛々しく

なかよしのうたが耳に入らないほど…と思いきや舞台セットが落下して、ローラに当たるなど

急なギャグ要素もこめてくる、この超がつくほどの緩急自由自在ができるのも今作ならではでしょう

 

人魚であることをバラし、民は人魚であるこに対しても素直に受け入れていた

 

そして夕刻、とうとうお別れのときがやってきてしまう、人魚の一生は長く、会えない寂しさを紛らわす

ために記憶を消す装置が設けられていた、まなつたちとの約束も忘れてしまうかもしれない

 

ローラのことはずっと友達であり、一生忘れない、そう誓った

ローラが海に帰り、その晩これまでのことが泡沫となって消えてしまう、ローラに関する記憶も記録も

 

翌朝には覚えていないのだ、ローラの記憶は、写真にもローラは映されていない

 

あすか先輩の卒業式を終えて、メロンパンは5個ある、ローラの記憶がない今、4人で分けたのだ

 

無論ローラも記憶が消えている、だがローラの頭の回転は只者ではなかった、保険として

敵幹部3人に、自分が記憶を失っていたら、教えてほしいと事前に伝えていたのだ、なぜなら彼らは

人間でもないし、グランオーシャンにも関わっていない、いわば記録抹消の抜け道を活用した戦術

そこでリップを持って、ある場所にやって来る、それはあの第1話でまなつとローラが出会った場所

 

そこで再び出会う、記憶が消されていて、誰かを待っていると、それなのにお互いの名前がふと

口から出た、その瞬間アクアポットが光だし、記憶を吸い取る装置は破壊、これによりシャボンピクチャーで

残していた記録が一気に復活、お互いにトロピカレ、今作は完結

 

エンディングではコーチによりかかるあすか先輩や物語制作にとりかかるみのりん先輩、かわいいを提供

するさんご、人魚の世界で前の女王が見守る中で活躍するローラ、もっとトロピカる部として、増築し

後輩とともに奮起するまなつが描かれた

 

最後には次作の主人公と交流して終わりました

 

初めてのリアルタイム完走プリキュアです、前作のヒープリからプリキュアの世界に入り込み

この作品が医者を題材にした物語ということもあり、かなり濃厚な物語でした、このプリキュアに

限らず基本こうした範疇の物語を視聴する自分にとって、トロプリという作品はいわば初範疇であり

とても楽しめた作品でした、明るさと楽しさ満載の作品、それはコロナの今だからこそ求められて

いるかもしれません

そしてこの作品根幹ともいうべき「今一番大事なこと」それは自分のためでもあり、誰かのためでも

ある、誰かのためでもあり、自分のためでもある、自分が全力で向かっている姿に感化された

さんごやみのりん先輩は一歩を踏み出すことができた、誰かのためと頑張るすがたにエルダは

思いとどまることがあった、人との交流、そして全力で何かに取り組んでいくトロピカっていく姿

 

彼女たちの素晴らしくて、面白おかしい作品、本当に楽しい1年を過ごすことができました

 

 

 

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