天気 晴れ
あらすじ
さんごは二人目のプリキュア、キュアコーラルになるとともに、自分の好きをシンジられる
ようになった

感想
今回の主役はさんご、紫色の髪色で、実家がコスメショップということもあってか
おしゃれ好き、プリキュアという作品上こうしたキャラはおそらく毎作登場するのでしょう
そもそもこの年代なら、そうしたおしゃれに興味を持ちはじめ、今回描かれたように
ショッピングを楽しむという展開は、そう不思議ではありません(自分が中学だった時代は
そんなことそもそもできなかったけど)

まなつのとびっきりの明るさと周りを引っ張るくらいのぐいぐい突っ走るキャラ、前作の
のどかとはまたガラリと雰囲気変わりましたが、作品も違うわけですし、むしろこれくらい
変動してくれてよかったくらいです、自分の母が勤める水族館を友達とともに訪れ、好きな
動物を夫々が話す仲、ダイオウグソクムシが好きだと話すさんご、母が勤めているのですから
どんな魚も好きだと話すならともかく、その中からあえてダイオウグソクムシが好きという
この意表、ただこれはさんごが自分の好きを発表できないことへの伏線でした

さんごはそんなまなつを素晴らしいと感じます、自分が幼稚園の頃、球根を植えていたが
自分は紫が好きなので、それを選んだが紫を選択したのは自分だけで、それの引き目を
感じたという

その話をボトルの中で聞いていたローラは思わず飛び出してしまい、自分の好きを
シンジられなくてどうするの?と叱咤激励します

さんごがプリキュアになれた要員に、もちろんまなつが関わっているのは間違いないですが
さんごがそう叱咤激励された上に、当たり前のように自分を信じているローラの姿に
背中押されたのでしょう、こうした高飛車なキャラとおしとやかなキャラは一見
相性がそぐわないように思われますが、さんごの場合かえって自分を奮いたたせる
きっかけにもなったとのが一つの見所でしょう、プリキュアという作品上、互いを
励ます演出はこれからもなされそうですが、その過程も楽しめそうです

その上さんごの良点も大きく背中を押しました、彼女は自分の味わいたかったソフトクリームを
手放してでも、小さな子に差し上げる優しさを持っています
「にげない」と決めたことの、二人を守り、そして自分を好きになりたいという思いが重なった
ことに他なりません、彼女がコーラルとしてプリキュアになり防御系の技として
誕生したのも、そうした彼女の優しさ、何かを守るという意思が備わったのかもしれません

巻末には自分の好きを伝えたさんご、これからも楽しみです。